2013年いろいろ大賞 書籍編
2013年のまとめ、書籍編です。
映画と同様に読書量もかなり減ってしまい、そんなに読めなかったのですが、とりあえずランキング形式で振り返っていきます。
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2013年のまとめ、書籍編です。
映画と同様に読書量もかなり減ってしまい、そんなに読めなかったのですが、とりあえずランキング形式で振り返っていきます。
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2013年は映画の鑑賞数が激減だったので、ランキングをつけると言っても、本当に少ない本数の中からのランキングになりますが、DVD鑑賞作品と劇場鑑賞作品、それぞれのランキングです。
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あけましておめでとうございます。
更新が滞っておりますが、1年のまとめはしっかりやります。
そんなわけで2013年のいろいろ大賞。まずは舞台編です。昨年鑑賞したミュージカル作品をランキング形式でまとめてみました。
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angel's share イギリス 2012 2013年4月公開 劇場鑑賞 |
ケン・ローチ監督の最新作。今回はコメディということで楽しみにして観に行ってきました。
舞台はスコットランド。主人公ロビーは恋人との間に子供ができ、彼女と結婚し真面目に働こうと思うが、仕事は見つからず、彼女の父親からも結婚を反対されていた。暴力事件を起こし、刑務所に行く代わりに社会奉仕活動に参加することになったロビーは、指導員のハリーからウィスキーの魅力を教えてもらい、特別なテイスティングの才能を開花させる。そんな折、100万ポンドの値打ちがあるという高級ウィスキーがオークションに出されることを知ったロビーは奉仕活動の仲間たちと共に、人生の再起をかけて、とある作戦を決行することになり・・・。
ローチ監督のコメディ、温かな笑いが心地よい素敵な作品でした。なにより今回のケン・ローチは優しかった!
この映画だけを単独で観たら、倫理的に許せないという人もいるとは思うのだけれど、これまでのローチ監督の作品を考えると、こういうハッピーエンドを用意してくれたことに、何とも言えない嬉しさがこみ上げる作品でした。
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the haunting マーガレット・マーヒー 岩波少年文庫 2013.2. |
1983年にカーネギー賞を受賞した作品です。
主人公は父が再婚し、もうすぐ子供の生まれる継母と2人の姉と5人で暮らす8歳の少年バーニー。あるときバーニーの前に幽霊のような少年が現れ、「バーナビーが死んだ!ぼくはとってもさびしくなるよ」と告げる。動揺したバーニーが帰宅すると、バーニーがその名前もらった叔父のバーナビーが亡くなったと聞かされ、バーニーは意識を失ってしまう。そして、その日からバーニーには近づいてくる足音が聞こえるようになり・・・。
何かにとりつかれてしまったバーニーであったが、やがてバーニーの実母の家系に隠された秘密が明らかになり、一家の運命が大きく動き始める。
児童文学なんですが、子供のころに読んでたら確実にトラウマになったと思われるくらいに、怖い場面の怖さが半端じゃなかったです。
序盤の怖さからホラーなのかと思って読んでいると、だんだんと実母の家族に隠された秘密を暴いていくミステリー的な展開になって、物語は思いがけない方向へと進みます。
特殊な力を持った人間の孤独を、その力を持っている者や家族の生き方を通して、様々な形で描いた作品で、人と違うということに対して、我々がその運命をどのようにして受け止めるのかという問題に力強く向き合った終盤はかなり読みごたえがありました。
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Les Femmes du 6ème étage フランス 2010 2012年7月公開 DVD鑑賞 |
評判の良いフランスのコメディにハズレなしなので楽しみにして鑑賞しました。
1960年代のパリ、株の仲買人をする資産家のジャン=ルイは妻が新しく雇ったスペイン人のメイドマリアのことを気に入り、やがて同じアパートの屋根裏部屋に暮らすスペイン人のメイドたちと交流をするようになる。彼の様子がいつもと違うことに気付いた妻はジャン=ルイが未亡人と浮気をしているのではないかと疑うようになり・・・。
邦題が「マリアたち」と複数形になっているのがポイントですね。主人公とマリアの関係も確かに描かれていくけれど、マリアだけでなく、メイドたちみんなとの交流のほうがこの作品では重要な要素でした。
これまで生まれ育った家で都会暮らししか知らずに硬い世界で生きてきた男が、故郷スペインを離れて出稼ぎにきているメイドたちのたくましさや自由さにひかれ人生の楽しみに気づくという側面の方がメインだったように思います。
でもメイドたちにしてみれば彼は主人なのだから、そりゃチヤホヤされるし、居心地は悪くないよね、とも思う。現実逃避してるのを思いきり肯定した作品ですよねぇ。
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Beasts of the Southern Wild アメリカ 2012 2013年4月公開 劇場鑑賞 |
今年のアカデミー賞で話題になっていた作品です。事前情報をほとんど入れずに鑑賞してみました。
舞台は巨大な堤防で守られた街の外側の湿地帯にある「バスタブ」と呼ばれるスラム地域。6歳の少女ハッシュパピーはいつも酒を飲んでいる父と二人で暮らしていた。あるとき、大嵐が湿地帯を襲い、バスタブは水に浸かってしまう。そして追い打ちをかけるように、バスタブに暮らす人々は難民収容所の病院へと送られてしまい・・・。
冒頭で花火を持ったハッシュパピーの映像に被せてタイトルが出るところなんかは幻想的でとても美しかったですね~。
派手さはないけれど、独特の力強さを持った作品だったと思います。ちょっと分かりづらい箇所も多かったですけど・・・。
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the lincoln lawyer アメリカ 2011 2012年7月公開 DVD鑑賞 |
法廷ものとしては久々に良い評判を沢山聞いた作品です。
主人公ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は愛車リンカーンの後部座席を事務所代わりに、ときには汚い手段をも厭わないやり方で敏腕弁護士として活躍していた。
あるとき、ミックは殺人の容疑をかけられている資産家の青年ルイス(ライアン・フィリップ)の弁護を引き受けるが、事件の真相を調べていくうちに衝撃の事実が発覚し・・・。
前評判がかなり高かったので期待しすぎてしまったのかもしれませんが、思ったほど楽しむことができませんでした。
まず、肝心のリンカーンをオフィスに仕事をしてる場面がほとんど描かれないのでタイトルの意味が分かりづらい。あと、冒頭がごちゃごちゃしてて、とにかく何が起きているのかが分かりづらかったです。本編に入る前に、もう少し「リンカーン弁護士」としての働きっぷりを見せながらの分かりやすい導入があったら入り込みやすかったかなぁと。
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Jagten デンマーク 2012 2013年3月公開 劇場鑑賞 |
地味ながらも見応えのある1本です。
ある日、幼稚園で働くルーカスは、勤務先の幼稚園で親友テオの娘クララからキスをされ、ハートの形の贈り物をもらうが、ルーカスはそれを本当に好きな人にあげるようにと優しく注意をする。その日の夕方、落ち込むクララを心配した園長が声をかけると、クララは兄とその友人に見せられたポルノを思い出し、その意味も分からずルーカスがクララに性的な行為を行ったかのようなことをほのめかしてしまう。幼いクララの口から出た言葉は瞬く間に町中へと広がり、優しかった住人達はルーカスを避けるようになっていき・・・。
いやー、これは辛い映画でした。子どもは純真で嘘なんかつかないってのが前提にあるんだろうけど、ブレーキのきかなくなった猜疑心ってのは怖い。てか、クララの兄は自分たちの行為が原因の一端をなしているんだから、ちょっとくらい気づけよ!とか思ってしまいます。
あと、1人でパニックになって騒ぎすぎる園長も、立場を考えてもう少し慎重にものごとを見て欲しかったなぁと。
もう親友ももうちょっと信じてあげてよ!とか。
とにかく一度疑いの目が向けられると、それまでどんなに良好な関係を築いていても、その人物を信じられなくなってしまう怖さがこれでもかってくらいに描かれる作品でした。
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SOSの猿 伊坂幸太郎 .中公文庫 2012年11月 |
順調に文庫化が進む伊坂作品ですが、伊坂作品は単行本が出たときにどんな作品なのだろうかとタイトルから色々と想像するのも楽しみだったりします。さて、そんな伊坂作品の中でもちょっと内容が想像しづらかった不思議なタイトルの1冊ですが・・・。
親戚からひきこもりの子どものみてほしいと頼まれた悪魔祓いの青年と、巨額の損害を生んだ株の誤発注事件を調査する男。二人の物語を孫悟空が結びつけていく・・・。
文庫化に至るまで何度か加筆修正はされているのだろうけど、新聞連載だったということで、細かな章立てが生きていてテンポよく読みやすい作品でした。
悪魔祓いの青年の話と株の誤発注の調査員の話が交互に語られるのだけれど、序盤ではこの2つがどのように交差していくのかが全く見えないので、結構ワクワクしながら読み進めることができました。
ただ、この作品、他の伊坂作品と比べてキャラクターのインパクトが薄めで、その割には短い話でもないので、ストーリーの面白さだけで勝負するには、そちらもちょいと地味だったように思われて、満足度はいつもよりかは低めです。
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Argo アメリカ 2012 2012年10月公開 DVD鑑賞 |
アカデミー賞の作品賞作品が絶好のタイミングでDVDリリースされたので見てみました。劇場公開時は気にはなってたけれど、地味な印象があってちょっと避けてしまってたんですよね。
1979年、イランのアメリカ大使館が占拠され、なんとか抜け出しカナダ大使館に身を寄せている6人の外交官たちを救出するためCIAが映画撮影と称してイランに入国したという実話を映画化。
確かに面白かったのだけれど、自分がなんとなく感じていた印象はやっぱり正しくて、そこまでハマれなかったかなぁ。実話だからこその面白さにあふれてはいたけれど、実話だからこその地味さがあって、特に大きな盛り上がりもなく終わってしまったように感じてしまいました。
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Brave アメリカ 2012 2012年7月公開 DVD鑑賞 |
ピクサー作品はどれも好きで、いつも劇場鑑賞してたのに、なんとなく気が乗らずにスルーしてしまっていた作品。アカデミー賞をきっかけにDVDで観てみました。
舞台は1000年前のスコットランド。王女として育ったメリダは弓の名手で自立心のある少女。あるとき、3人の領主とその息子たちが城に呼ばれ、息子たちの中で勝った者がメリダの夫となる競技会が開かれることになる。このような形での結婚を望まないメリダは自らが競技会に参加し、優勝してしまう。
王妃としての自覚を持つよう母に諭されたメリダは口論の末、母の大切にしていた家族を描いたタペストリーを破いてしまう。城を飛び出して森の中へやってきたメリダはそこで不思議な魔女と出会い、母と和解するための魔法の薬を手に入れるのだが、それを口にした母はクマへと姿を変えてしまう。
かつて凶暴なクマと戦い負傷した父は、それ以来全てのクマを憎んでおり、メリダと母は父に見つからぬよう城を抜け出し、魔法を解くための旅に出るのだが・・・。
うーん、自分のピクサーランキングではワースト2かなぁ。色々と物足りなかったです。そもそも、クマに変身して元の姿に戻るために旅をするってのがディズニー作品として二番煎じだというのも気になってしまったし。
ただネタが過去作と被ってるってのを無視しても、気になるところが多かったのですよね。
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俺の職歴 作品集 ミハイル・ゾーシチェンコ 群像社 |
1895年にペテルブルグで生まれたロシアの作家の短編集。1920年代から40年代までに発表された23作品が収録されています。
どの作品もユーモアとペーソスに溢れた庶民の生活を口語で綴っているのだけれど、ほろ酔いのおっちゃんが語る身の上話に耳を傾けているような味わいがあって、なかなか面白い1冊でした。
決して楽な生活ではないし、背後に影が感じられながらも、語られる物語は徹底して陽気で明るく、こういう切り口だとロシアがぐっと身近に感じられます。
カバーのイラストもなかなかに良い味を出していて、作中にも同じテイストでイラストが載っているんですけど、このイラストにも明確な意味があることが書かれていて、この作品集が多くの人の強い思いと共に出版されていることもまた素敵です。
以下特に印象に残った作品をいくつか紹介。
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ミュージカル ウェディング・シンガー @ シアタークリエ
ヒットした映画をミュージカル化するパターンはあまり好きではないのですが、こちらは以前から気になっていた作品なので、思い切って観に行ってきました。本当は英語で観たいんですけどね・・・。
同タイトルの映画をベースに2006年にブロードウェーで上演されてトニー賞候補にもなった作品です。惜しくもトニー賞は逃しましたが(「ジャージー・ボーイズ」が受賞)、日本版は国内では結構人気みたいで再演もされて結構長く続いていますね。
ストーリーは基本的な部分は映画とほとんど同じです。
ロビー(井上芳雄)はサミー(吉野圭吾)とジョージ(新納慎也)と共にケータリング会社のウェディングバンドとして結婚式を盛り上げていた。そんな折、ロビーは結婚式当日に恋人リンダ(徳垣友子)から別れを告げられて絶望の淵に立たされてしまう。
そんなロビーを励ましたのは、ケータリング会社でウェイトレスをし、恋人のグレン(大澄賢也)との結婚を夢見るジュリア(高橋愛)であった。
明るくて楽しくて笑いに溢れた作品で、多くの人に愛されるのもよく分かります。
全体的にアットホームな舞台で温かみに溢れていたのは良かったのだけれど、演出というか、舞台道具にちょいちょい安っぽい印象を受けてしまったのが残念。飛行機とか、車とか・・・。これ、オリジナルのブロードウェーもこういうテイストだったのかな。
あと、ちょっと上演時間が長かったかなぁ。こういう明るいコメディって短めにまとめてくれた方が爽快に終わると思うのだけれど、インタミ含めて3時間ってのは、どんなに面白くても特に内容が深いわけでもなく、気軽に楽しめるラブコメとしては長すぎるように思います。この辺は今回のプロダクションどうこうではなくて、オリジナルの舞台の問題なのだけど。
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