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2003年3月

2003年3月28日 (金)

映画「チャーリーズエンジェル」

「チャーリーズエンジェル」(2000 米)

これって「シティ・ハンター」と「キャッツ・アイ」を足して2で割ったような内容なんですね。ていうか、そのまま。ワイヤーアクションって本人が色々とアクションできて面白いけど、迫力なんかが今ひとつ薄れて現実味が薄れるような印象。続編作ることを最初から想定している感じ。無駄にお色気サービスが多い。いまいちのれない。謎の日本のイメージは面白かった。

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2003年3月26日 (水)

「ぼくは怖くない」 ニコロ・アンマニーティ  

ぼくは怖くない (ハヤカワepi文庫)

ぼくは怖くない
io non ho paura

ニコロ・アンマニーティ
Niccolo Ammaniti

ハヤカワepi文庫 2002.12  

何かと良い作品が多い「ハヤカワepi」シリーズの最新刊。イタリアでその年の最も優れた芸術作品におくられるヴィアレッジョ賞を受賞した作品。この賞、過去の受賞者にカルヴィーノやタブッキがいるので現代イタリア文学を語る上では外せないのでしょう。で、この作者はまだ30代で最年少での受賞だったそうだ。それまではホラー系ジュブナイルを書いていて、この作品の少し前から子供の視点から見たイタリア社会を描き始めたとか。

ストーリーは、イタリアの小さな田舎町を舞台に、主人公の「ぼく」が、廃屋の穴の中で幽閉されている1人の少年を偶然発見してしまい、それ以来度々彼のもとを訪ねるようになるというもの。そして、ある日、出稼ぎに出ていた父親が怪しげな男とともに帰宅してから、「ぼく」は自分の町がとんでもない事件の渦中にあることを知ってしまう。

この作品では、純粋無垢な少年が残酷な大人社会に飲み込まれ、そこへ足を踏み入れようとしている様が描かれるのですが、なんか子供の心理描写が良いというか、自分が結構感情移入して読めるようになっていて主人公と一緒に喜怒哀楽を経験できるストーリーが上手い。でも、自分が感情移入できるってことは、作られた子供心理なんだろうけど。

難点を言うと、もともとホラー作家であったためか随所に現る主人公の見る悪夢のシーンがちょっと多くてくどい気がしたかも。なにやら作品の舞台となっている20世紀中後半のイタリアの不安定な社会情勢がかなりキーポイントになっているみたいで、社会の不安定さに振り回される大人たちのようなものも描いているそうだが、その実態をよく知らないので内容理解が解説がないと完全には把握できないかも。

ラストシーンが詳しく描かれていないので、結局どうなったのかが良く分からないけど、主人公がこの事件を通してたくましく成長していくのは確かだ。映画化するらしいのでちょっと期待。

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映画「ペイフォワード 可能の王国」

ペイ・フォワード

pay it forward

2000年

アメリカ

気になってはいたけど内容がつまらなそうだと思ってみていなかった作品。

あまりに「感動作」という評判があって「どこが?」と思ってみていたら、最後のラストがいきなり涙系の展開だった。ちょっと残念なラスト。でも、アメリカの映画でこういうラストって珍しいと思う。なんか某駅でホームに落ちた人を助けて亡くなった人の事件を思い出してしまった。

このあたり、良いことをするっていうのは確かに大切だけど、ちょっと心にしこりが残った。

ネズミ講も悪く使わなければ良いものになるってことですかねぇ。

ハーレイ君は「目」が素敵だ。彼の演技の素晴らしさの大部分は「目」で成り立っていると思う。ヘレン・ハントってあまり生活感が感じられないのはなんでだろう。原作がどういう感じなのかちょっと気になった映画でした。

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2003年3月24日 (月)

"You're a Good Man Charlie Brown" 

"You're a Good Man Charlie Brown" perfomed by Tokyo International Players @東京アメリカンクラブ

このミュージカルずーっと見たくて、2年程前に市村正規がスヌーピーの役をした日本の公演を見逃し、今回の公演の存在を知るやいなやチケットをとったのだ。しかし、この公演、TIPという創立されてから100年以上たつ在日外国人による劇団の公演で、全てが英語。オリジナルスクリプトなので嬉しいことは嬉しいけどちょっと不安でした。かつてサントラのCDを借りたので曲は知ってたんですけど。

で、このミュージカルの評価は「最高!」でした。この脚本と音楽は今までの自分の知っているすべてのミュージカルの中で一番かも。ただし小規模の劇場でやった場合に限るですけど。大劇場や映画、テレビでは見たくないミュージカルです。

2時間ほどの公演は、1つの大きなストーリーがあるのではなく、ひとつひとつが1分ほどのものから10分くらいのものまであるコントのようなものの連鎖になっているもの。つまり、4コマ漫画をそのまま舞台化しているのですが、原作から選択されたエピソードが良質であり、決して子供向けのエピソードを集めのではなく、むしろターゲットが大人のミュージカルに仕上がっていました。

一人一人のキャラの個性を上手くひきたたせ、本当に完成度の高い脚本。これを使って悪い作品にはならないので当然のごとく面白かったですよー。

個人的にはルーシーが1番いいですね。憎めないいじめっ子。そして歌も素晴らしい。

とにかく1度は見るべきですよ。何気にアメリカで最高公演回数の記録を持つミュージカルですし。いつまでも見ていたい、そんな感じのものでした。

そんなわけで、ますますPeanuts好きになってしまったのでした。

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2003年3月21日 (金)

映画「アバウト・ア・ボーイ」

アバウト・ア・ボーイ (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

about a boy

2002年

英・米・仏

父親の作曲した大ヒット曲の印税だけで暮らす無職の独身貴族(贅沢すぎ!)が、遊び相手を探すためにシングルマザーの会を訪れ、そこで1人の少年と出会う。少年は情緒不安定な母親を思い、彼と母親の仲を取り持たせようと考え、次第に彼と友情を育んでいく。

「男性版ブリジットジョーンズ」ってかなり違うぞー。こっちのほうがずっと面白いし。

ヒュー・グラントが40過ぎとは思えない若さだ。なんか、ロンドンの若者スタイルで現れるから余計にそれを感じる。心の声を出すことで本音と建前がしっかりと表現されて、かなり笑える場面もあり、ストーリーもなかなか良かったのではないでしょうか。僕はかなり好きな映画かも。

90分くらしかなくてあっという間に終わってしまったので、2人の友情が芽生える課程や、少年の母親のことなどをもっと丁寧に盛り込んでも良かったのではと思えるほど。良い意味で見る前の予想を裏切りラストだったし、ラストのイベントのシーンも結構胸に迫るしで大満足でした。

ところで「Killing me softly with his song」って確かに古い曲だけどあそこまで若者受けしないものなのかねぇ。

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2003年3月19日 (水)

映画「スパイダーマン」 

スパイダーマン TM デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組)

spider-man

2002年

アメリカ

トビー・マグワイアってどう見てもヒーロー顔じゃないよなぁという思いが最後まで拭えなかったよぉ。普段はぼーっとした感じだけど実はヒーローって言いたいのかもしれないけど、なんか乗れないんですよね。彼は「カラー・オブ・ハート」のオタクなお兄さんがかなり似合っていたし。

冒頭のシーン、誰も高校生にみえなーい。老けすぎだよ・・・。特にヒロインが。

スパイダーマンになるまでの導入が作品の半分以上を占めてて、全編にわたって激しいアクションがあるのを期待していたのでちょっと期待ハズレ。CGがすごいのは確かだけどそのせいで感情移入しにくいから感動とかできないよ。CGはちょっと苦手です。

あとは、スパイダーマンって弱すぎっす。武器も糸しかないし、最後までやられまくりだし。ヒーローとしては地味な気が。

この映画のキーワードの「大きな力には大きな責任が伴う」っていうのは、「エスパー魔美」に全く同じ台詞が出てきたなぁと思ったのでした。マニアックな感想だ。

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2003年3月18日 (火)

映画「海辺の家」 

海辺の家

life as a house

2002年

アメリカ

会社をくびになり、余命わずかと宣告された男が超ひねている反抗期の息子(離婚した元妻と住んでる)とともに海辺に家を建て始めて、別れた元妻や息子と打ち解けていくというお話。

できすぎているといえばできすぎている。そして、各家庭にあるドロドロ模様が一軒の家を建てると言う結構単純な作業の中で解消(?)していくのも不思議。でも、最後までこの物語を見せられるのは主役のケビン・クラインが見事な演技をしているからでしょうかね。

そしてなんと言っても見所は「スターウォーズ エピソード2」のヘイデン・クリステンセン。耳に3つ、あごにまでピアスをし、アイシャドウをつけ、まるで80年代のような不良ファッションで登場して、ひねくれ息子を好演。映画の最初と最後とでは明らかに別人になってるしね。

まぁ、疑問点を多く感じつつもそこそこ面白いので見てみる価値ありですかね。

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2003年3月16日 (日)

映画「コレリ大尉のマンドリン」

コレリ大尉のマンドリン

captain Corelli's mandolin

2001年

アメリカ

長いのに全然飽きさせることの無い映画でした。テンポもゆったりとしているし大きな事件が続くわけでもないのに不思議な魅力のある作品。

戦争映画のなかにロマンスを上手くからめてて丁寧な作りがかなり好感だし、舞台となってる島も良い感じ。地中海の小島ってなんか独特の魅力があって良いと思う。「マンドリン」とか結構マイナーな楽器は単に大佐の趣味だったのですね。合唱シーンがあったり音楽的にも面白い映画だった。

きれいな人はモテモテで、良い人が現れたら次々と相手を取り替えても全然嫌がられないのよ~みたいなところがやや感じられたけどさ。実生活でもこの映画がきっかけで付き合ったケイジと付き合ったクルスはあっさりとトム・クルーズに乗り換えてたしね。ニコラス・ケイジって全然かっこよくないと思うけど美人の女優さんと色々な恋愛映画に出ているのはなんでだろ~♪

1つかなり大きな不満点を述べると、全ての登場人物が英語を話していること自体、舞台が既にギリシアである為に超不自然なのに、彼等がわざわざギリシア訛り、イタリア訛り、ドイツ訛りの英語で話す意味が全く分からない。一応それらしさを出したいのだろうけどねぇ。こうするなら、夫々の言葉で話して字幕つけた方が映画としてはリアリティが出てよかったと思うのですよ。やたらとニコラス・ケイジのイタリア風英語が耳についたので。

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2003年3月15日 (土)

映画「フィッシャー・キング」 

フィッシャー・キング

the fisher king

1991年

アメリカ

モンティ・パイソンでおなじみのテリー・ギリアム監督のロビン・ウィリアムス主演作品。

不用意な発言から惨殺な大量殺人を起こすきっかけを作ってしまった元ラジオの人気DJが、1人のホームレスと出会うことで生きる意味を見出していく。実はこのホームレスは妻を件の事件で失って以来精神に異常をきたした大学教授であったという設定。

で、ロビンの演じるホームレスがとにかく生き生きとしていて魅力的なのですよ。彼はファンタジーの世界に生きていて、ニューヨークの町の中を「フック」さながらに駆け回る。この役は彼にしかできないでしょうね。

あと、現代ニューヨークをファンタジーの舞台にしてしまったギリアムの腕も流石!苦しい過去の思い出から逃避するために夢の世界で生きるロビン・ウィリアムスの見ているニューヨークはコンクリートジャングルではないらしい。こんなワクワクのつまったファンタジーの舞台がNYだってのは本当に素晴らしい。

あと「ムーラン・ルージュ」を髣髴とさせる駅でのダンスシーンはとても素敵だった。

中華料理屋での食事シーンなど微笑ましい場面の多い映画でした。

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2003年3月10日 (月)

映画「パニックルーム」

パニック・ルーム

panic room

2002年

アメリカ

この映画って、主要人物が両手で余るくらいしか出てこないし、一軒の家しか舞台として登場しないし、ものすごく限られた空間を使っているんだなぁと思い、舞台にできる?などと思いつつもこの脚本と演出は舞台では無理かぁと思ってみたりするのでした。

やはり引っ越してきて1日目っていうのが最大のキーですね。家の構造などをしっかりと把握しきれていないが為にパニック・ルームに振り回されているのですよ。それにしてもあんな大きな家に娘と2人暮らしとは贅沢と言うかなんというか怖くないのかねぇ。最後の方の展開はよめたものの殴るシーン、銃殺するシーンはやはり苦手なのでした。あとは、お金もったいないなぁなどとちょっと思ってみたりして。

カメラワークが面白い!3人組が家に侵入する場面で鍵穴がググーッとズームして、鍵が開くとまたググーッと引くのとかかなり良いですね。ハラハラドキドキ感もあったしなかなか楽しめたのでした。

フィンチャー作品はテーマが苦手そうで見ていない「ファイトクラブ」以外は全て見ているっぽいです。1番好きなのは「ゲーム」ですかね。

ジョディ・フォスターはいつ見ても素敵ですね。序盤は子供に叱られたりと離婚間もなく精神的に不安定なちょっと頼りなさげな母親だったものの、後半ではしっかりと強い母親に変わってましたね。この映画、もともとはニコール・キッドマンで撮る予定だったらしいですけど、ジョディの方が素敵です☆1番好きな女優の1人ですよ。高校くらいのときは「好きな芸能人はジョディ・フォスターとロビン・ウィリアムズです」などと言っていたものです。

ジョディ映画は「アンナと王様」でその知的な美しさに惚れ惚れし、「ネル」で自然に溶け込む様にため息をつき、「マーヴェリック」で一緒にワクワクし、「ジャック・サマースビー」で心を動かされ、「羊達の沈黙」で一緒にドキドキ謎解きして、「タクシー・ドライバー」で天才子役っぷりに感心ですかね。

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2003年3月 6日 (木)

映画「ニューヨークの恋人」

ニューヨークの恋人

Kate & Leopold

2001年

アメリカ

メグ・ライアンが40代に見えなーい。若ーい。スタイル良すぎー。80年代の「インナースペース」のときと変わってないー。ジュリア・ロバーツですら役柄を変えてきているのに、未だにラブコメの主役をしっかりとはっているし。

ストーリーはひょんなことから現代のニューヨークにきてしまった19世紀の公爵がマーケティングリサーチのバリバリのキャリアウーマンのメグとラブラブという基本をしっかりと抑えたラブコメ。

過去からきた割りに現代への順応がやけに素直なのが気になるけど、そういう映画じゃないし、深く考えずに気楽に楽しめばかなり良い映画では?

ラストが少しひねってて、序盤からずーっと気になっていた謎が解き明かされるし、満足でしたとさ。

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2003年3月 3日 (月)

映画「チキチキバンバン」 

チキ・チキ・バン・バン (ベストヒット・セレクション)

chitty chitty bang bang

1968年

アメリカ

2時間半の大作ミュージカル映画。同時期に「サウンド・オブ・ミュージック」や「マイ・フェア・レディ」などがありミュージカルの全盛期に作られた作品の1つ。

ストーリーは子供向けのファンタジーで、発明家の主人公が2人の子供にせがまれて廃車寸前の車を買い取り、子供達にその車をモチーフにした大冒険物語を語って聞かせるというもの。車を買い取る資金を調達するために自分の開発したキャンディーを売り込みにいった製菓会社の社長令嬢も加わって、妻を亡くした主人公とのロマンスあり、作中作では改造した車「チキチキバンバン号」が海を渡り、空を飛び、とある国でおきている事件を解決するために縦横無尽のドタバタ大冒険ありで色々な要素のあるお話。

また、子供向け作品なのだが、子供の前では天才発明家のようにふるまっている主人公が子供を寝かしつけた後に、1人孤独に自分の才能の無さを嘆くシーンがあり、何気にこの場面は「トイ・ストーリー2」の成長した子供に捨てられるおもちゃの気持ちくらいに子供よりも大人向けのテイストのあるシーンであった。

さて、この話、改造車が海を渡り、空を飛ぶということで007シリーズを彷彿とさせたのですが、エンドクレジットでびっくり、原作者が007シリーズと同じイアン・フレミング。そして、どうやら、製作者も007シリーズと同じらしい。ショーン・コネリーの初代ボンドが終了した直後に作られた映画で、子供向け番外編007的要素の感じられる作品なのだ。そう言われれば、スパイも出てきたし、敵キャラの雰囲気とかもちょっとそういう感じがしたかもね。

そして、やはりミュージカル。「メリー・ポピンズ」のバート役でお馴染みのディック・ヴァン・ダイクが主人公を熱演。歌も踊りも上手い!バンブーダンスのシーンは、いつもなら早送りしたくなる古いミュージカル映画特有の長いダンスシーンにも関わらず、最後まで見れてしまう迫力。さらに、お城で開かれる某国の悪い王様の誕生日パーティーの場面で見せる人形を演じながらの社長令嬢と主人公の芸は素晴らしすぎ。「王様と私」の各国大使をもてなすための劇や「サウンド・オブ・ミュージック」の羊飼いの劇なみにかなりの名場面。

あと、主題歌である「チキチキバンバン」の歌(絶対誰でも聞いたことがある曲)は原語どおりだと「チティチティバンバン」だということを書いて感想を終わりにしましょう。原タイトルも"chitty chitty bang bang"(これは車の走る時のエンジン音。ポンコツ車なのだ)だし。

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