「転落・追放と王国」 カミュ
「転落・追放と王国」 カミュ 新潮文庫
なんと今月、新訳が出ました。なぜ今さら?と思いつつも買ってみる。値段も上がったみたいです。
表紙は前のほうが好きでした。あと、活字が賛否両論ある大きな活字に変わってました。しかも通常の大型活字も大きい平野啓一郎の本なんかと同じサイズ。そのためかページ数も80ページくらい増えてました。
追放と王国」の方は前と同じなので、新訳なのは前半の「転落」のみ。
個人的には前の訳のほうが好きだったかも。
言葉の言い回しとかが古い単語だったのは変わってるんだけど、前のほうがテンポが良かった気がする。ていうか前のほうが訳が上手いと思う。あと2冊を比べると明らかに解釈が違う部分もあって面白い。なんか新訳の発売に伴って旧訳の方は店頭から姿を消したっぽいです。もったいない。
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