「まだ見ぬホテルへ」 稲葉なおと
まだ見ぬホテルへ 稲葉なをと 新潮文庫 2003.4 |
建築家である著者が世界中のホテルを旅して書いたエッセイ。
カラー写真が豊富で綺麗な風景を堪能できる上に、エッセイの方もなかなか良くできているので満足度の高い本。ちなみに、この本の解説を書いているのはB’zの稲葉さんでして、どういうつながりかと思えば、著者と従兄弟らしい。何気に本編よりも驚愕の内容が解説に含まれていて結構びっくりだった。
このホテルエッセイシリーズは多数出版されているようで、紀行文の賞も受賞したとのこと。
紀行文といえば、「深夜特急」と「ももこの世界あっちこっちめぐり」が個人的にはすきなのだが、「ホテル」という点に焦点をあて、ときには建築家ならではの視点も加わるということで、このシリーズも今後ちょっと注目しようと思う。
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