「故郷」 パヴェーゼ
故郷 チェーザレ・パヴェーゼ 岩波文庫 2003.6 |
イタリアの小説。
20世紀初頭のイタリアを舞台に、刑務所から出所してきた主人公が、一緒に出所した仲間の故郷に向かい、そこで過ごす日々を描く。
あまり好きではなかったかな。数ヶ月前に読んだ「ぼくは怖くない」に良く似た雰囲気をもつ作品でイタリアの作品のパターンがつかめてきたかも。イタリアで町ぐるみとか家族ぐるみとかで隠し事することが多いのでしょうか。日本だと横溝系がそうだけど、それとは違って割りとさらっとしてるのが特徴的。
なんか「乾いた空気」をものすごく感じるのだけど、何故なんでしょうか。カルヴィーノとかタブッキもそういう空気がある気がする。
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