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2003年8月

2003年8月31日 (日)

映画「ノッティングヒルの恋人」 

ノッティングヒルの恋人

Notting Hill

1999年

アメリカ

テレビでやっていたのを見る。

吹き替えで映画見たのがかなり久しぶりで違和感が・・・。ジュリア・ロバーツもヒュー・グラントもこんな声じゃないよー!でも、戸田恵子って吹き替え上手ですね。ドラマやアンパンマンのときと同じ人の声とは思えませんでした。

で、大女優がただの書店員と恋に落ちるだの、本当っっっにあり得ないストーリーでしたがとりあえず面白かったので許しましょう。

笑いの作り方が上手な映画でした。脇役やら細かい小物やらも良い感じ。最後のシーンは「ローマの休日」とほとんど変わらない設定だったのでこのまま「ロンドンで一番良かったのは?」「ノッティングヒルです」といって映画が終わったらどうしようかと思いました。

それにしても、この映画は日本がいっぱい出てくるんですけどどうしてですかね。主人公の家には着物のボードがあるし、和食レストランにいるし、変な日本人が出てくるし、ロンドンの街には日の丸が翻っているし。

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2003年8月20日 (水)

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」 

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

the pirates of caribbean

2003年

アメリカ

面白かった☆こういう素直な娯楽作品って好きです。ディズニー公式サイトでキャストも発表される前から1年以上待った甲斐がありました。

この映画の最大の魅力はジョニー・デップでしょうね。見た目からしてかなりいちゃってるのだが、「シザー・ハンズ」ぶりにジョニーが良いと思いました。最近はおとなしめのジプシー役が多かったですからね。他の主要キャラたちもかなり良い感じで役にはまってましたね。海賊の船長さんなんか「シャイン」のピアニストとは大違い。

ストーリーは完全予定調和の娯楽冒険映画を王道をいくもので特にそれといったひねりは無いのだが、それぞれの役者さんたちが楽しんで映画を作っていて好感がもてました。

ディズニーならではのブラックジョークもあったり、「マイノリティ・リポート」のパロディかと思われるようなシーンがあったりで大人向けの演出もしっかりしてたし。CGの技術も上がって特殊な設定もうまく生かされていました。ストーリーに一部つっこみをいれたいような部分もあったのですが個人的には大満足。

一番よかったのは島で酒飲んで大盛り上がりのところですかね。

なにやら続編を作るらしいです。キャストはすでに続編を作る契約にもサインしているとかなので続編も楽しみなところ。

欲を言えば、「ホゥホゥ♪」ていうTDLの「カリブの海賊」のテーマ曲をもっとアトラクション並みに大合唱で使って欲しかったですね。最初と真ん中と最後にちょこっと口ずさむ程度だったのが残念。

これ、ディズニーだと知らずに見てる人多いんじゃないの?ディズニーのアトラクション映画シリーズは最初はちょいと不安でしたがこの調子だと、この冬に全米公開のエディ・マーフィーの「ホーンテッド・マンション」も楽しみです。

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2003年8月18日 (月)

映画「恋はハッケヨイ!」 

secret society

2001年

イギリス

この映画、明らかに邦題をつけ間違えました。「ロックユー」並みの大失敗です。原題は「Secret Society」で秘密結社ということ。この映画において、主人公が相撲をとるというのは意外な展開として用意されているのに、この題名と相撲を意識したポスターのせいで全てが台無しです。さらに主人公は既婚者なので恋愛要素はあまり絡んでいなく「恋は~」などという文句は客を勘違いさせて引くための手段でしかありません。かなり不満の残る点でした。

内容は、夫が失業して、工場で働き始めた主人公がふとしたことから工場の太った女性たちのメンバーで構成されている絶対秘密の相撲クラブに入るというもの。そして、夫は、友人の誘いでUFO同好会のようなもにはまっていくという展開でした。

「秘密結社」的な要素は夫と妻の両方にあるわけです。そして作品のテーマはコンプレックスからいかに解放されるかというような部分にあります。自分に自信の無かった登場人物たちの成長がキーです。駄目夫の成長ぶりも涙ものです。

海外の映画にしては日本の描き方も合格点だと思いますし、コメディ的な要素のひとつとして捉えればこれも楽しめるとところ。

「フルモンティ」や「リトルダンサー」などの系列の近年のイギリス映画らしいイギリス映画のひとつと言える感じ。なかなか面白かった。

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2003年8月15日 (金)

映画「シャンドライの恋」 

シャンドライの恋

L'assedio

1998年

イタリア

「ラストエンペラー」の監督によるかなりの秀作。

政治活動をして夫が逮捕されたシャンドライは、1人イタリアへ渡り、音楽家の家で住み込みで働きながら医学の勉強をする。やがて、その音楽家から求愛されるようになり・・・。というお話。

主人公がアフリカ人でアフリカンミュージックが流れ、音楽家がいつも家でクラシックのピアノ曲を弾き、アフリカの語り部風ミュージシャンがいたりと、全編にわたって音楽が非常に効果的に使われている。

個人的に注目すべきは、半年ほどまえに僕が弾いていたグリーグのピアノソナタの第2楽章が使われている点。この曲はかなり知名度の低いマイナーな曲なのに、映画ではかなり重要なシーンで音楽家が弾いていて(しかも僕の一番好きな部分)、見ながら一人で感激しまくりだった。

で、この映画の何がすごいか。それは極限にまで台詞をカットしている点。94分の中で台詞のみを書き出せばおそらくA4で2枚くらいにしかならないのではないかと思うほど。大胆に言えば、5分に1回くらい2,3言の会話があるような感じ。上で書いたストーリーも台詞として語られる部分はゼロ。ひたすら映像だけで見せる。そして、画面のすみずみまでしっかり見ていないとストーリーが分からなくなったりする。もう少し語ってもいいと思うが、この映画は言葉よりも音楽が主役なのかもしれない。

ひとつ不満を言えば、不連続なカットが必要以上に多用されていてちょっと見づらいシーンもあるくらい。

ラストもハリウッドではあり得ない、結論を見せずに見ているものにゆだねるスタイルで、考えさせられる内容でした。でも見ようによってはただのモテモテ自覚なし美人のお話なのかもしれない。

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映画「仄暗い水の底から」

仄暗い水の底から

仄暗い水の底から

2002年

日本

原作のほうが圧倒的に面白い&怖い。

原作の怖さを見るもののイマジネーションを刺激するものなのに、それを原作にはないビジュアル的恐怖イメージの連続にしてしまったので、わざとらしさが感じられる展開に。

水を飲んで、髪の毛が入ってるのよりも、「東京の水は変な味がするのね。」の台詞があるほうがこの作品の怖さをしっかりと表現していると思う。

ラストも変な風に変えられていたし。映画のラストははっきり言ってよく分からない。無理やり愛のドラマにするなよって感じでした。

あと、サンリオからの許可が下りなかったのか、原作ではキティのバッグなのに映画ではオリジナルのウサギキャラになっていました。

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2003年8月10日 (日)

映画「耳に残るは君の歌声」

耳に残るは君の歌声

the man who cried

2000年

イギリス フランス

クリスティナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット出演と豪華キャストの1本。

ロシア生まれのユダヤ人である主人公。父は渡米して行方知れず、故郷の村は焼き討ちにあい、その後、運命に流されるがままにイギリスへと渡り、パリで踊り子になる。父を探し続ける彼女はオペラ歌手の愛人となった友人とともにオペラの劇団に入り、やがてジプシーの男と愛し合うようになる。そんな中パリにナチス軍が侵入してくる。

なんかストーリーの説明が難しいんですよ。邦題は劇中何度も使用されるビゼーのオペラの中のアリアの題名。原題は「The man who cried」で、主要人物4人のそれぞれの涙を描いているのだが、ヨーロッパ映画独特の空気なので肩透かしっぽい感じも。

特にラスト10分の急激な展開は「え?」と思ってるうちに「あらあら」と思うまもなく一気に急展開で終わってしまうので見終わった後の感覚はあまり気持ちよくない。

ストーリーは特に中盤は個性的な俳優を上手く生かしていて、少ない台詞の中、映像で見せていてつまらなくはない。でも、ユダヤ人、ジプシーへの偏見が大きな意味を占める割には中途半端な描かれ方だったかも。それぞれが自分の民族、人種というアンディティと社会の現実との間で運命が揺れ動くという点はとてもよくできてて面白かった。

あと、テノール歌手が上手かった。

ジョニー・デップってショコラでもジプシーだったけど、良く似合うと思う。クリスティナ・リッチはいつまでたっても華奢なところが安達夕実っぽい。ケイト・ブランシェットはエリザベスとは大違いのセクシーな役どころでびっくり。

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2003年8月 9日 (土)

映画「マイノリティリポート」 

マイノリティ・リポート

minority report

2002年

アメリカ

面白かったです。

予知によって殺人事件をあらかじめ防止できるようになった近未来のお話。2転、3転するストーリーに最後は断片がつながってひとつにつながっていくというよくできた構成。ハラハラドキドキさせるし。娯楽エンタテイメントとしては上出来だね。でもスピルバーグもちょいと老けてきたのかな。「A.I.」でもそうだったけど、教訓めいてきた気が。後期ドラえもん映画を彷彿とさせます。

あと、最近の映画見て思うのはもう少しコンパクトにまとめたほうがすっきりとテンポ良く行くのではってこと。2時間越えると見てるほうは面白くても疲れてくるのよ。ほら劇の公演だって2時間くらいで休憩入れるじゃん。昔の映画はちゃんとインタミあったのにね。サウンド・オブ・ミュージックとかさ。風とともに去りぬとかさ。

以下かなりネタバレな感想なので反転してどうぞ。

結局「マイノリティリポート」ってこのストーリーでは何なわけ?「予測される未来にはいろいろな可能性がありますよー」てことで、「パラレルワールドはいっぱい存在しますよ。」ってことで「違う世界ではあなたの家庭は幸せに満ちてますよ。」ってことを強調したいタイトルだったのかね。「precognition」ていうタイトルのほうが良いと思ったりなんかして・・・。

SFとして、一見発展してそうでも、一般人の生活に関しては何も今と変わらないような設定に好感。50年後だし。きっとまだ宇宙には行ってないですね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の未来はまだまだ先ってことですね。「指名手配されてる人物なのに会社のコンピューターは普通に通過できるんだぁ」とか「そもそも未然に阻止するなら予知されるのは逮捕される状況であるべきでは?」とか、「で、夫婦はそんなに簡単に和解できるのね」とか「会社で殺されたのにジョンに殺されたことになるって・・・」とか「アガサは殺人しか予知できないと言ってたのに、結構いろいろ予知できるのね」とか突っ込みどころもあったけど、そういうのは考えてはいけないのでしょう。あと気になったのは、「盲人の国では片目でも王様になれる」という序盤の台詞はなにかの伏線のようでいて何の伏線でもなかったのね。それとも僕の見落とし?

スパイダーがかわいかったり、目玉がころころ転がったりするのはスピルバーグって感じでしたね。あのバーチャル遊技場はちょっとディズニーワールドを思い出しました。某サイトで車がトロンに似てるという指摘があったのですが、確かにトロンぽかったです。ああいうデザインの車って最近ありますよね。あと、細かいところで気に入ったのは立体映像の画面が粗かったこと。

最後にトム・クルーズって老けたと思う。「あれ、まだ顔が崩れる薬が効いてるの?」と思ってしまった場面がいくつか(←失礼)。アクションシーンも結構いっぱいいっぱいな感じだったし。髪は短くないほうがいいのかも。

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2003年8月 7日 (木)

映画「ラッキーブレイク」 

ラッキー・ブレイク

lucky break

2002年

イギリス

刑務所で行われるミュージカル公演を利用して脱獄を謀る囚人たちの物語。監督は「フル・モンティ」のピーター・カッタネオ。何気に監督作品第2作目。

この映画はチャンネル4の製作したもの。チャンネル4は、イギリスの民放なのだが、マイノリティに焦点を当てることが多く、社会の底辺にいる人々や、移民、ゲイなどを題材にとることの多いちょっと癖のある会社。代表作は「僕の国はパパの国」や「マイ・ビューティフル・ランドレッド」、「ウェルカムトゥサラエボ」など。以上かつて学部でとったイギリス映画の授業からの受け売りでした。

で、そんなフィルム4のテレビ部門出身の監督の大ヒット作「フルモンティ」に続く映画第2作目ということで昨年公開されたときにかなり見たかった映画。一応コメディというジャンルになっているのだが、ハリウッド系のどたばたコメディではなくあくまでシリアスに、そしてその妙なシリアスさの中にあるチグハグした感じがコメディになるという典型的なイギリス映画でした。

でもって、アメリカ映画と比べると囚人たちの生活がやけに自由なのが目に付く。私服だし、部屋の中にいろいろと個人の物品あるし、自由に廊下とか歩き回ってるし。なんかただの寮みたいな雰囲気。これがイギリスの牢獄の実際なのだろうか。

ミュージカルシーンなんかはもっと面白くつくれたんじゃないかと思うが、メインの脱獄シーンはそこそこの定石を踏んだ展開で楽しめました。エンドクレジットが終わったあとのおまけ映像がいい感じ。

監督はこの作品の方が思い入れがあるらしいですけど、「フルモンティ」のほうが好きかな。いろいろと真面目な人間心理を描こうと試みたシーンなんかもあったのだが、全体に消化不良感があったので。「フルモンティ」はコメディの中にヒューマンドラマ、社会問題などを上手く取り入れてるからね。

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