映画「ぼくの神さま」
edges of the lord 2001年 アメリカ |
「A.I.」のオスメント君主演の第2次大戦のユダヤ人迫害問題をキリスト教との関係と絡めた映画。宗教的な解釈が多い作品なので自分の乏しい知識では理解し切れていないかも。
ストーリーは、オスメント君演じるポーランドのユダヤ人の少年が、1人田舎の農場の家に預けられ、そこで周囲の子供たち(キリスト教徒)と関わりあいながら生き延びていくという内容。
周囲で多くの大人たちが殺されていき、農家の子供のトロ君が「神様ごっこ」にはまり、自分が皆を救うんだと言って自らを磔にしようとしたり、ユダヤとしてのアイデンティティに揺れるオスメント君がいたりで、戦争の生んだ不条理に振り回される子供たちが印象的でした。
でもここで描かれるのは純真無垢な子供(1人だけそうなのだが)ではなく、とても「人間的」な感情で行動してしまう子供たちであるのが他のこの手の映画との違いでしょうか。
オスメント君はただの客寄せの看板で、この映画の本当の主役はトロ君を演じる少年でした。オスメント君はむしろこの映画には必要ないんじゃないかとも思えるような感じ。
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