映画「デス・トゥ・スムーチー」
「デス・トゥ・スムーチー」 2002年 アメリカ
劇場未公開映画なんですけど、やたらと豪華な映画です。テレビの子供番組の人気スターのロビン・ウィリアムスがスキャンダルで番組を降板、彼の後任として、絶対にスキャンダルを起こさないような超真面目なサイの着ぐるみ男エドワード・ノートンが抜擢される。ノートンは怪しいエージェントのダニー・デビートとともに、大成功を収めるのだが。彼の活躍が気に食わないウィリアムスがノートンの暗殺を計画するというお話。ロビン・ウィリアムス×エドワード・ノートンという豪華さで劇場未公開なのはかなり惜しいですね。
映画全体は、子供番組の裏側を描いている作品ということもあって、ティム・バートンのバットマンみたいな感じで、とにかく色使いやカメラワーク、演出、編集がかなり派手でポップな感じです。子供番組の部分は完全に子供向けに作ってるし、映画自体も子供向け作品の雰囲気で作りつつ、商品化できる歌を作れとか、ナチスなどのブラックなネタを盛り込んでいるという面白い作り。超堅物菜食主義男、エドワード・ノートンが着ぐるみを着て、ギター片手に歌って踊ってる姿もかなり面白い。彼ってこんなキャラでしたっけ?ロビン・ウィリアムスはやっぱり変装とかやらせたら上手いですよね。豪華キャストとありえないくらいテンポ良く、ポップな演出があるのに、かなりB級な色合いが強いという微妙さが未公開の理由に違いない。大人向け映画にしては雰囲気が子供っぽすぎるし、子供向けにしては内容がエグイですからね。でも、僕はこの映画はかなり好き。
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