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2004年5月20日 (木)

映画「真珠の耳飾の少女」 

「真珠の耳飾の少女」 2002年 イギリス

同じタイトルのフェルメールの有名な絵画がどのようにして生まれたのかを描いた作品。フィクションということで、趣旨は完全に「恋に落ちたシェイクスピア」と同じだと思われますね。フェルメールの家に使用人としてやってきた少女が、そのかわいらしさ、光や色への強い感性からフェルメールの興味をひき、絵のモデルになる。っていう流れなんですけど、中世を描くとやはりキーは階級の違いというところになってきまして、そういう点ではちょっとメロドラマ的な要素も含んでいる作品でした。ラストがイマイチはっきりしないのはハリウッドじゃなくてイギリス映画だからでしょうか。色々な意味で多くを語らない映画だと思いました。意味深な意地悪娘が結局そこまでの活躍を見せなかったりするし。もっとイジメるのかと思ったよ。ラスト近くのフェルメールの妻の一言がこの映画の全てですよねー。とても心に残る台詞でした。

この映画の特筆すべき点は、絵画をテーマにしているだけあって、とにかく映像が美しいというところ。映される画面の1つ1つが絵画を切り取ったかのような絶妙な光や色の加減で構成されていて、映画を見ているんですけど、動く美術作品を見ているかのような印象がありました。映画も台詞とかが少なくて、淡々と進んでいく感じは「シャンドライの恋」みたいな雰囲気。ストーリーもそんなに起伏があったりするわけでもないのに、飽きさせない展開(上映時時間短いし)でなかなか楽しめました。しつこく繰り返される主題BGMがちょっとしつこい感じはありましたけどね(BGMの感じは「グッバイ・レーニン」に似てた気がする)。

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