映画「モンスーン・ウェディング」
「モンスーン・ウェディング」 2001年 インド
ヴェネチアで金獅子賞をとったインドの女流監督による作品です。上級中産階級のお嬢さんが結婚することになって、その5日間のできごとを描いた映画なんですけど、伝統的な結婚式を舞台に、21世紀の新しい世代に生きる若者たちの姿も描かれていて、「今のインド」を描いている作品だと思いました。主人公は結婚の直前だというのに元恋人と合ってるし、弟は料理とダンスに夢中、ウェディング・プランナーと使用人の恋や従兄弟たちの恋模様も描かれて、盛りだくさんの内容です。そして、最後のほうでは、主人公よりも従兄弟にスポットがあてられて、衝撃の展開が待っています。ちょっと泣けたし。
インドの結婚式は「ベッカムに恋して」でも描かれていましたけど、こちらの映画は結婚式そのものがテーマなので、文化的な面を見ることが出来るだけでとても興味深いのですが、ストーリーも現代のインドの様々な側面を表していて、かなり楽しめました。名画の1つといって過言ではないでしょう。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画「天使の分け前」(2013.06.13)
- 映画「屋根裏部屋のマリアたち」(2013.05.29)
- 映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(2013.05.27)
- 映画「リンカーン弁護士」(2013.05.06)
- 映画「偽りなき者」(2013.05.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント