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2004年6月19日 (土)

映画「モンスーン・ウェディング」 

「モンスーン・ウェディング」 2001年 インド

ヴェネチアで金獅子賞をとったインドの女流監督による作品です。上級中産階級のお嬢さんが結婚することになって、その5日間のできごとを描いた映画なんですけど、伝統的な結婚式を舞台に、21世紀の新しい世代に生きる若者たちの姿も描かれていて、「今のインド」を描いている作品だと思いました。主人公は結婚の直前だというのに元恋人と合ってるし、弟は料理とダンスに夢中、ウェディング・プランナーと使用人の恋や従兄弟たちの恋模様も描かれて、盛りだくさんの内容です。そして、最後のほうでは、主人公よりも従兄弟にスポットがあてられて、衝撃の展開が待っています。ちょっと泣けたし。

インドの結婚式は「ベッカムに恋して」でも描かれていましたけど、こちらの映画は結婚式そのものがテーマなので、文化的な面を見ることが出来るだけでとても興味深いのですが、ストーリーも現代のインドの様々な側面を表していて、かなり楽しめました。名画の1つといって過言ではないでしょう。

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