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2004年7月22日 (木)

「しゃべれども しゃべれども」 佐藤多佳子

「しゃべれども しゃべれども」 佐藤多佳子 新潮文庫

ストーリーは、若い落語家が主人公。上手く客を笑わせられなくて伸び悩んでる主人公がひょんなことから近所の人を集めて落語教室を開くことになるというお話。生徒達も色々と癖があって、あがり症で吃音になってしまうテニスコーチをしている従兄弟、人間不信の口下手OL、クラスになじめない関西からの転校生の小学生、いつもは毒舌なのに解説になると何もいえない元プロ野球選手という4人。主人公を含めて自分を上手く表現できない5人が成長していく物語なんですけど、テンポもいいし、ストーリーもよくできてるし、かなり面白い1冊でした。すごく読みやすい上に、内容もそんなに軽すぎるわけじゃないし、かと言って重過ぎないのがいい感じ。これは良質の児童文学と同じ特徴ですよね。ラストも問題が解決して一件落着っていう感じでもなくて、問題は解決しないけどどこかが変わったみたいな運びが好きでした。読後感もすがすがしくて良い読書でした。NHKとかでドラマ化したらかなり面白いんじゃないかと思いました。

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