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2004年7月 8日 (木)

映画「フリーダ」 

「フリーダ」 2002年 アメリカ

メキシコの女流画家の生涯を描いた作品。監督が「ライオンキング」のミュージカルを手がけて、映画「タイタス」を作ったジュリー・テイモアということで、斬新な映像表現、色彩の美しさなどは目を見張るものがあります。こういう題材の映画でアニメを入れたりするのも彼女ならではの演出でしょうね。もともと絵画がテーマなだけにメキシコの原色を駆使した風景とかかなり良い感じでした。ストーリーはバスの事故で脊髄を損傷して一生病と闘うことになった女性が、そんな苦境とはうらはらに、情熱的に生き、有名画家と結婚、互いに浮気を繰り返すかなり派手な性生活もありそんな自らの心の苦悩を全て絵画にぶつける姿が描かれています。こういう伝記映画って見る前は退屈かもと思うんですけど、現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、1人の人の人生ってすごいドラマがあるんだなぁと感じます。映画を見ると実際の彼女の絵が見たくなるのが人間というもの。去年の今頃、映画の公開にあわせてブンカムラでやってたんですよねー。見に行けばよかった・・・。絵のタッチはそんなに好きな感じじゃないけど。

あと、この映画、脇役が超豪華。数分だけの出演でアントニオ・バンデラスとかエドワード・ノートンとか。エドワード・ノートンは「デス・トゥ・スムーチー」以来、すっかり見方が変わってしまって、彼が出てくると、気ぐるみを着てギター片手に歌ってる図ばかりが頭をちらつくようになってしまいました・・・。

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