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2004年9月24日 (金)

映画「リトル・ヴォイス」 

年イギリス

かなり前にビデオに入れてた映画。父の死後、口うるさい欲求不満の母親と2人になり、ほとんど口をきかなくなった少女が主人公。彼女は1日中父の残したレコードを聞いていたのだが、ひょんなことから、彼女が歌うのを聞いた芸能業界の男は、彼女が歌の天才であることを発見。やがて、彼女の意志に反して、ステージで歌わせて一攫千金を狙おうと周囲が動き出すという物語。彼女のことを想う、これまた無口で暗い青年をユアン・マクレガーが演じてました。作ったのが「ブラス!」の人なんですけど、「ブラス!」のほうが僕は好きかな。歌の天才少女の物語なのに、愉快なサクセスストーリーじゃないところがイギリス映画ですよね。流れている空気は終始ドンヨリしてました。

元々は舞台だったようで、シンプルなストーリーの割りに台詞が多い映画。ていうか、主人公の母親が見た目もしゃべりもひたすら五月蝿い。うるさすぎて主人公をくってるんですよね。ひたすら暗くて、ほとんど口をきかないという主人公なのでなおさら。そして、主人公の相手役なのにユアン・マクレガーもいまいちぱっとしない。脇役が過剰に頑張りすぎているので、根暗な主人公達が影に隠れてしまったような印象でした。歌の天才というよりかは、レコードのままにどんな歌でも歌うことができるという設定なので、「モノマネ」的な要素の方が強い感じかな。父の愛したレコードを自ら再現することで、亡き父を喜ばせたいという彼女の思いがこめられているのだろね。でも、歌の場面は確かによくできてて、ジュディ・ガーランドとかモンローとかのモノマネ(?)はお見事なものでした。演じてた役者さん、本当に歌が上手かったっす。でも地声が面白かった。

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