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2004年9月10日 (金)

映画「『きょうのできごと』というできごと」

「『きょうのできごと』というできごと」 2003年 日本

8月に見た「きょうのできごと」のメイキング。DVD特典にもメイキングがあるんですけど、こちらは単独でDVD化されてるもので、普通のメイキングというよりかは、「きょうのできごと」というタイトルの映画を作ることになったスタッフ・キャストの様子を追ったドキュメンタリーになってます。企画が立ち上がったところから始まって、キャストが決まって、セットが作られて、撮影が開始して、編集して、劇場公開して、打ち上げをするまでを2時間以上かけてじっくりと映していきます。

これはこれでかなり興味深いです。映画作りとかに興味があれば是非見てみることをオススメします。映画を見てから見るのが良いんでしょうけど、このDVD自体は映画の公開前に出てて、ネタバレ要素が少ないので、単独でも楽しめる仕上がりだと思います。それが単なるメイキングとの大きな差とも言えますよね。1つの映画ができるまでの過程ってあまり知らなかったりしますし、大勢の人が動かしてるんだなぁというのを実感できます。「きょうのできごと」という作品を撮ることに関わった全ての人々の「できごと」を描いてるわけでして、見ていると、自分も参加したくなっちゃいます。どちらかというと、キャストとして出たいかな・・・。

ところで、「きょうのできごと」本編なんですけど、日が経って思い返してみると、あの映画は見ているときにはかなりの臨場感があって、登場人物たちと一緒に自分もその場にいるような気になれるし、見終わった後に1人で我に返ってもみんなで遊んだ後に1人で家に帰ったときの感覚なんかに似てて、なんともいえない気分になれるんですけど、ふとした瞬間に「自分はあそこにいないんだ」ということに気づくと、かなりの寂しさや、虚しさが襲ってくるんですよね。まぁ、2、3行の会話を数時間かけて撮影したそうで、徹底した自然さを追求してたみたいですけど。

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