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2005年2月22日 (火)

映画「呪怨」 

「呪怨」 2002年 日本

かなり怖いという話を聞けば聞くほど、「怖いもの見たさ」度がアップし、ハリウッド版がヒットという情報で、ついに借りてきてしまいました。事前に、一人で見るのだけは耐えられないからと、母親を説得していざ視聴。しかし母は、他の作業をしながら横目で見る程度だったため、肝心な場面をほとんど見ることが無かった様子でした。そういう自分も本を一冊横において、隠し隠しでしたけど。(←そこまでして見るのかっていう突っ込みは承知済みです。)

うーむ。ストーリーが難しいよ、これ。時間前後するし、一つの事件を描きつつも、オムニバス形式で主人公が10分に1回くらい代わるし。結局、何なのかよく分からないし。「リング」とか「仄暗い~」とかは1作品の中でそれなりに、解答を出してスッキリとまとめていただけに、この分かりにくさが気になります。わざとかもしれないけど。とりあえず、過去に惨殺事件が起こった家に引っ越してきた家族と、その家に関わる人々が、過去の事件の被害者の霊(?)にとりつかれたり襲われたり、また自らが怨霊になって人を襲ったりというお話。

CMによく出てくる白塗りの子。普通に映画見てて、いきなり登場すると確かに怖いんだけど、その後、一時停止して冷静になって見てみると、そうでもないんですよね。こういう映画の怖さってやっぱり、音楽やカメラの動かし方とかで、恐怖の場面が見えそうで見えないようにギリギリまで引っ張るところに尽きると思います。その点、この映画はやっぱり上手です。でもね、やっぱりストーリーが難しいんですよ。なので頭で時間軸を整理したりしなきゃいけなくて、純粋に恐怖に身を任せるだけで良いというわけでもないので、普通のホラーよりは作品全体を通したときの怖さは少ないかも。ハリウッド版はどんななんだろ。ちょっと見てみたいかも。この調子で作られてるんなら、怖さの種類や演出の仕方が分かってるからそこまで怖さを感じずに見ることができそうだし。

しかし、見たのは夜。今から風呂はいって寝ようというときに、髪を洗ってるときに手がニュっと出てきたり、布団の中から白塗り君が出てきたりする場面は、今夜これから少なからず見たことを後悔させるんだろうなぁ・・・。

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