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2005年3月11日 (金)

映画「ウォルター少年と、夏の休日」

「ウォルター少年と、夏の休日」 2003年アメリカ

この映画、オスメント君の声が高かったり、かすれたり、低かったりしてるので、丁度声変わりの真っ只中での撮影だったんでしょうね。小さい頃から知ってる(?)ので妙に親心が・・・。

映画の率直な感想は、「ビッグフィッシュ」と8割くらい被ってる・・・!?といったところでしょうか。

タイトルにもあるようにウォルター少年が夏休みに、2人の大伯父のもとに預けられるという内容。少年の母親はシングルマザーでありながら子供に嘘をつき、出歩きまわっている女性。今回も、母親は資格をとるために遠くの学校に行くという理由(どう考えても嘘っぽい)で彼を大伯父のところに預けることに。この2人の大伯父は、40年間蒸発していて、大金を持って帰ってきたという人物で、町ではマフィアの金を盗んだなどと噂されている人々。少年の母親も、子供に大金のありかを探すように命じて去っていく。

物語はその少年と、2人の超頑固ジジィとの交流を描くんですけど、全体的にほのぼのとしたコメディタッチでとても軽やかな作品。作中で、2人が姿を消していた40年の間に経験した、アフリカ~中東での大冒険がたびたび語れるのですが、どこまで本当か分からないようなお話だったりします。この点がまんま「ビッグ・フィッシュ」。この大冒険の部分は話を聞きながら少年が頭に思い浮かべたものを映像化しているという設定のため、子供っぽいチープで大げさな演出やカラフルな映像がとても面白いし普通に楽しめる。

この邦題を見ると、さも少年が主人公なんですけど、原題は「Secondhand Lions」。作中で、2人の老人がサーカスから引退したライオンを買い取るという下りがあるんですけど、そのライオンと、「lions」という複数形が示すように、2人の老人をライオンに見立てたタイトルなわけです。つまり、メインは少年ではなく老人たち。恐らく、オスメント君の名前で売ったほうがヒットするだろうと思ってつけた邦題なのでしょうけど、このタイトルから感じられる胸温まる感動のストーリーは期待しないほうが良いです。その点、見事に良いほうに裏切られる作品。感動もファンタジーもしっかり盛り込みながら、徹底してほのぼのコメディ路線があって、そういう部分のバランスがとてもよく取れているためあっと言う間の100分でした。

オスメント君、声変わりもショックですけど、顔もなんかクシャクシャな感じになってきたよ・・・。次回出てくるときはもう子役とは呼べないんだろうなぁ。どんな風になってるんだろ。で、この映画、オスメント君よりも老人が主体ですので、2人の名優が演じる老人は、本当に素晴らしいキャラクターなのです。頑固なんだけど、少年のことを愛してるギクシャク感とか、何ともいえないボケ&ツッコミっぷりとかとにかく上手い!!メインの3人のキャスティングがこれだけ良いのだから悪い映画のはずがないです。

「ビッグフィッシュ」が好きな人は絶対にこの作品も好きだと思います。それぞれにそれぞれの良さがありますけどね。この作品の強みはなんと言ってもホノボノ感です。気持ちよくクスリと笑えます。僕は両方ともかなり好きですけどね♪

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