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2005年7月20日 (水)

映画「Mr.インクレディブル」

「Mr.インクレディブル」

うーん、ピクサー作品の中ではあまり好きではない方ですね。いつもの、溢れんばかりへの子供達への愛情や、大人向けのブッラクユーモアやパロディがあまり感じられませんでした。と思っていたら、やっぱり、脚本も監督もいつもと違う人でした。自分で作った企画をどうしてもピクサーのCGで映画化して欲しくて持込みしたみたいです。メイキングによると、監督さんはピクサーサイドとストーリーの内容なんかで相当議論したみたいですし。

ヒーローものを見てて、正義のためとはいえ、ビルなんかをぶっ壊したり、ピンチにあっていて落ちそうになったりしている乗り物とかを割と雑に救助してたりして、ケガ人が出たり、損害賠償請求されたりとかしないのかなぁなんていう邪な考えを映画化にした作品。訴訟大国アメリカならではですな。自分勝手なヒーロー活動によって被害を被った人々が訴訟を起こして、結果として、ヒーローたちがその活動を禁じられるようになった世界を舞台に、元ヒーローの主人公とその家族達の冒険を描いた作品。こういう逆転の発想はとても上手。さらにピクサーの伏線の張り方は相変わらず天才的に上手い。CGも作品を重ねるにつれて目を見張るような進歩を遂げている。そうなんだけど、なんか自分にとっては今一歩でした。なんでだろ。主人公が5人ってのが多すぎて、どこに感情移入していいのかが難しかったのかも。

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