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2005年10月29日 (土)

四国はどこまで入れ換え可能か」 佐藤雅彦 新潮文庫

「四国はどこまで入れ換え可能か」 佐藤雅彦 新潮文庫

本日発売の今月の新刊です。この本の単行本版、「ねっとのおやつ」を買おうかどうか何度迷ったか数え切れないのですが、文庫版が出たのを見て即買いでした。先日の「ハル」に引き続き、こちらも、単行本のタイトルの方が好き(こちらはあとがきで佐藤氏が自ら改題の理由を説明してますが)。

佐藤氏といえば、一般的に認知度が上がったのは「バザールでござーる」、「ポリンキー」のCMや「だんご3兄弟」。そして、新聞の毎週月曜のお楽しみ「日本のスイッチ」や、教育テレビの名番組「ピタゴラスイッチ」でもおなじみです。プレステの「IQ」も佐藤氏ですよね。もう、どれもこれも、僕のツボを刺激しまくるステキなものばかりなのですが、この本の元になってるのは、ネット上で毎日更新されたミニアニメ。アニメを基にして描かれた1~2ページの短い漫画が110本ほど収録されています。

とにかくその発想の素晴らしさに脱帽の1冊です。こんな本はそうそう見つかりません。クスリと笑わせるようなものから、実験的なもの、「へぇ~」と言いたくなるようなもの、カワイイものなど、もとが「ねっとのおやつ」だっただけあり、ジャンルにとらわれないで、サクッと気軽に楽しめる作品ばかりです。590円で手に入る幸せ。ホントにオススメの1冊です。

あ~、「ピタゴラスイッチ」と短編映画「kino」、DVD化してくれないかな~。

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