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2005年11月 6日 (日)

映画「オペレッタ狸御殿」

「オペレッタ狸御殿」 2005年 日本

いうなれば全編が新春かくし芸大会みたいな作品でした。やたらと「舞台」を意識した演出が多いので、かくし芸っぽさがさらに強調されてるんですね。役者さんたちも「自然な演技」をすることは目指していなくて、ベタベタな台詞回しが妙に面白い作品です。ストーリーなんてあってないようなもので、一つ一つのショーをとにかく楽しみましょっという感じの映画。一回笑い始めてしまうと、真面目なシーンも全て面白く見えてきて、全編ずーっと笑えてしまうような映画です。

自分よりも美しいと父親に嫉妬され命を狙われる美青年と狸の姫君との総天然色時代活劇恋物語です。親子の争いに巻き込まれて倒れてしまった姫様。はてさて、無事「極楽蛙」を捕まえて、姫の命を救うことができるのか!?しかしそんなストーリーはもはやどうでもよくって、とにかく派手な演出、オーバーな演技、徹底してバカバカしくてシュールなミュージカル&ダンスがこの映画の全て。

それはそれは見所満載の作品でした。一番のインパクトは由紀さおりと平幹二郎のラップ(コレ見るだけでもこの映画は価値あります!)。薬師丸さん(木更津キャッツ以来、コメディが似合いますね~)と由紀さんの妙なバトル。パパイヤの相変わらず切れのあるダンス。いきなり流れるやたらとソウルフルな歌声。すり足ダッシュ。CGで出演の美空ひばりの妙な自然さ(声もコンピューターで作ってるというのだから驚きです)。オダギリさんの歌はとにかく○○で・・・大爆苦笑。何故か一人だけ中国人の姫チャン・ツイィーとたま~に登場する妙な日本語。そして、メインのラブバラードのタイトルは「恋する炭酸水」。謎のポルトガル人たちも妙に笑えるし。ラストの盛り上がりはマツケンサンバもビックリ。もはやネタなのか何なのか分からないくらいに何でもありのスーパー娯楽大作。

この映画のもとになっているというかつて日本で大量に製作された「狸御殿」シリーズは全く知らないのだけれど、こういう無駄に豪華な娯楽大作って見ていて楽しくなるし、元気がもらえますよね。何年かに1度、こういう作品がコンスタントに出るのも良いんじゃないかなぁと思います。80歳を過ぎて、このみずみずしい感性を持った娯楽大作を製作できる鈴木監督に拍手!

DVDはミュージカルシーンだけを取り出して、他の部分をカットして再生&歌詞表示できる機能がついてて、見終わった後、音楽シーンだけまた見てしまいました。笑える歌もたくさんあるし、普通に良い曲もあって、なかなか楽しめます。異色の変化球ではあれ、自分はやっぱりミュージカル映画が好きです☆DVD買おうかな・・・。

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