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2006年3月16日 (木)

映画「ラヂオの時間」

「ラヂオの時間」 1997年 日本

ひょんなことから見ることになりました。

シナリオコンテストで入選した主婦の作品を生のラジオドラマとして放送することになったラジオ局を描く作品。主演女優のわがままを発端に、次々と問題が発生し、当初の脚本がすごい勢いで書きかえられていき、そのまま生放送の本番に突入。果たして、このラジオドラマは最後まで放送することができるのか!?という映画です。10年ほど前の作品ですが、今見ても豪華なキャスト。むしろ妙な脇役をやってる国際スターがいるので、今から見たほうが豪華かもしれません。

ごめんなさい、なぜか分からないけれど、やっぱり三谷作品は苦手というイメージを覆すことはできませんでした。特に冒頭30分、何度も見るのをやめようと思ってしまいました。とにかくうるさい!!ドタバタと走り回って、目まぐるしく場面は展開して、台詞もはやいし、なんだか、画面の中で登場人物達が勝手に大騒ぎしているのを延々と見せられているような気持ちでした。緩急の差がほとんどなくて、最初からジェットコースター並に怒涛のごとく展開するのが苦手だったのかもしれません。もっとゆる~い笑いのほうが好きなので。でもクドカンは好きなんだよなぁ。なんでだろ。なんだか鈴木京香目線で見てしまったので、一般人が変に業界にからんで、とても嫌な思いをしているというように感じてしまって、ちょっと嫌な気分になったり。最後も一見すると、一件落着だけど、なにも良くないよね。一番笑った場面はおひょいさんの花火と鈴木京香の自己紹介ですかね。

最後まで見たら、よくできた脚本で確かに面白いのだけど、これはあくまで「舞台」であって映画向きではない気がします。これが面白かったら、まだ見ていなかった、ほかの作品も見ようかなとか思ったんですけど、ちょっとモチベーションダウン。でも、「笑の大学」は監督が星護なのでやっぱ見てみたいなぁ。

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