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2006年4月22日 (土)

映画「サマータイムマシン・ブルース」

「サマータイムマシン・ブルース」 2005年 日本

映画館でやっているときに、エアコンのリモコンを持参の人は割引という企画をやっていて、とてもとても気になっていた映画をついに見ました。

とある大学のSF研究会の部室が舞台。猛暑の夏休み、ちょっとしたアクシデントでエアコンのリモコンが故障してしまい使えなくなってしまい、部員たちは半狂乱の状態に。そんな彼らの前に突如としてタイムマシンが出現。どうやらホンモノらしいこのタイムマシンを前にして彼らがとった行動は、昨日に戻って故障する前のリモコンをとってくるということだった。彼らがタイムマシンを無駄遣いしまくる夏の1日を描く青春コメディSF(こんなジャンル他にあるのか分からないけど)の傑作。

面白い、面白い、面白い!本当に面白い!もっともっとメジャーになっても良いんじゃないかと思うけれど、そういうややB級な雰囲気がまたこの映画にはふさわしい。

なんだかよく分からない映像が続き、とっつきにくい感じがする冒頭の15分はかなりフラストレーションがたまるのだけれど、タイムマシンが登場してから物語は俄然面白くなります。そして、冒頭の15分がすべてすっきりと明らかになっていく爽快感は、時間旅行を扱った映画としても屈指の面白さ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が3作品かけて描いたことを2時間でやってのけてるような作品ですね。「BTTF」といえば、この映画、ポスターは出てくるは、それっぽい時計台がでてくるはで、製作サイドもかなり意識しているのがまた嬉しいですねー。

しかし、この映画の面白さは、そういうSF的な部分にあるのではないのです。大学のサークルの仲間達の本当に下らない台詞&行動の数々が非常に良い。もともと演劇だった作品ですが、脚本が非常に素晴らしいんですねー。見ている間中、自分も彼らと一緒になって、SF研究会のバカバカしい夏の1日を過ごしているような気分になれる、そんな映画。大学生の夏休みって時間ばっかりあって、本当にバカでどうしようもないことに情熱をかけちゃう感じがこれほどまでに出てる映画も珍しいですよね。SFである以前に最高級の青春映画なのだと思います。なので、SFとしては先が読めてしまう展開ではあるのに、全く飽きさせません。さらには自分の世代にバンバンヒットしてくる小ネタの数々に終始笑いっぱなしでした。個人的には「白とか黒とかどうでもいい」ってのと、「といいつつ・・・」のしつこさと「ツーペア」がかなりツボ。

最後まで見てから、もう1度最初から見ると、シックスセンス以上の感動がある映画です。この感じは伊坂幸太郎の小説なんかと共通するところがありますねー。会話が本当に面白いから、何度見ても笑える映画だと思う。2500円ていうDVDの価格は大正解なのでは?ちょっとDVD買おうかななんて気にさせてくれる映画でした。

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コメント

 TB&コメント、有り難う御座います!
【冒頭の15分】は同じくで期待はずれか、
と言いつつ、もう一度初めから鑑賞すると・・・?!
 
 逆のツカミはOKであります!

投稿: 猫武炸成 | 2006年4月29日 (土) 23時30分

コメントどうもありがとうございます。

こういう映画は、2回目も確かに楽しめますが、2回目には、1回目と同じように見ることができなくなってしまうのが、なんとなく淋しいです。

投稿: ANDRE | 2006年5月 1日 (月) 00時29分

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» サマータイムマシン・ブルース [入ル人ラ]
{{{<SUMMER TIMEMACHINE BLUES>}}} {{{: [[attached(1,left)]] 2005年度 監督:本広克行 キャスト:瑛太、上野樹里、与座喜秋、川岡大次郎、      ムロツヨシ、永野宗典、本多力、真木よう子  時に2005年8月20日、ぐったりと夏休みを過ごす 5人の男子学生と2人の女性写真部員。 突如彼らの目の前にタイムマシンが!! 今日と昨日をひたすら往復する1day青春冒険映画! }}}  初見は、舞台演劇のような演技でイ..... [続きを読む]

受信: 2006年4月29日 (土) 20時50分

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