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2006年5月23日 (火)

「ビート・キッズⅡ」 風野潮

「ビート・キッズⅡ」 風野潮 講談社文庫

先日読んだ、「ビート・キッズ」の続編です。前作は中学生のブラスバンド小説でしたが、今作では高校に進学した主人公が、ブラスバンドで鍛えたドラムを生かして、ロックバンドを始めます。

主人公の高校生エイジは、抜群のリズム感を持っていて、友達と組んだバンドでドラムを担当している。ある日、バンド仲間で集まっていると、突如、そこで、ヴィジュアル系バンドのゲリラライブが始まる。彼らはかなりの聴衆を集めていたのだが、その演奏が気に入らなかった主人公達は、ホンモノのロックを聞かせてやろうと、突如、ライブジャックを行う。後日、このヴィジュアル系バンドの連中が彼らのものを訪れ、今回の出来事を精算するために、近々行われるバンドコンテストの地区予選で全国大会行きを目指して勝負することになる。時を同じくして、エイジは助っ人ドラマーとしてR&Bバンドに参加する。ロックにかける高校生たちを爽やかに描いた作品です。

うーん、はっきり言ってしまうと、前作の方が抜群に面白かったです。最大の理由は前作の強力キャラ七生がアメリカ留学してるという設定で今回はほとんど登場しないからだと思います。新しく登場する高校でのバンド仲間たちはあまりにもキャラが弱くて、主人公一人で作品を追わなくてはいけなくなってしまいました。しかし、前作の面白さは主人公よりも七生のキャラによるところが大きかったと思うので、今回はどことなくパンチが弱い。そして、主人公の悩みなんかも、それほど深刻に描かれないで、単にバンドに青春をかけた少年のお気楽物語になってしまっているようにも感じました。物語のテンポなどは相変わらず良いだけにもったいない!

ちなみにこの作品は映画化されてて、その際に主人公達のバンドをオーディションで選ばれた現役高校生さんが演じました。で、それが「ハングリーデイズ」らしいです。彼らの存在は知っていたけれど、この作品で出てきたとは全く知りませんでした。映画はどういう感じなんだろうかな・・・。

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