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2006年5月 6日 (土)

映画「亀は意外と速く泳ぐ」

「亀は意外と速く泳ぐ」 2005年 日本

映画館で上映しているときから気になっていた作品。リリース直後からずっとレンタル中で、ついに借りることができました。

主人公の主婦スズメは、海外に単身赴任中の夫からはペットの亀のエサやりばかりを気にされ、久々に会う友人には2時間以上も待ちぼうけをくらい、平凡な毎日の中で自分の存在意義を疑問に思う日々を送っていた。ある日、彼女は「スパイ募集」の貼り紙を発見し、単調な毎日から抜け出そうと、そこに連絡をする。某国スパイをサポートするスパイとして活動することになったスズメは、自分がスパイであることを知られないために、「平凡な生活」をしているように振舞わなくてはいけない。今までどおりの生活を続けるだけなのに、どこかしら緊張感のある日々。果てさて、彼女のスパイ活動の行く末は・・・。という物語。全体に小ネタが大量にちりばめられていて、極めてゆる~い空気と笑いに溢れた作品です。

しばらく見ていて、ドラマ「時効警察」の雰囲気と似てるなぁと思ったんですけど、案の定、監督&脚本が、「時効警察」と同じ三木聡でしたね。キャストも被ってるし。音楽担当も同じ人だし。主演の上野樹里は「サマータイムマシン・ブルース」も「スウィング・ガールズ」もコメディで、自分の中では、若手コメディ映画の女王みたいな位置づけになりそうです。もっと演技力を磨いて、壊れていけば、良い女優さんになれるかもしれませんね。他の出演者も皆、いい味を出していて、特にふせえりと岩松了のコンビが最高です。非常に上手いです。彼らの出演シーンは笑いっぱなしです。あと、蒼井優も「タイガー&ドラゴン」のときのような破天荒なキャラを演じていて、なかなか良かったですね。驚いたのは、要潤ですね。彼はかなり頑張ったと思います。(←見れば分かる)

「あずきパンダ」とか、「そこそこラーメン」とか「手羽先」とか妙に後を引くネタが多くて、コメディ映画としてはかなり好きな部類でした。しかも、ラスト、何も感動的ではないはずなのに、なぜか妙に切なくなってしまって、監督さんの術中に見事にやられてしまいました。でも、よくよく考えてみると、この映画、テーマとかそういうのがほとんど伝わってこないし、単なるお気楽ゆるゆるなそこそこ映画な気もします。しかし、それでも自分はかまいません。だって、笑いのツボがよく合うんだもん。1時間半の間中ずっとクスクスできたので、個人的には大満足。ちなみに「そこそこ映画」であるってのは、またこの映画には最大の賛辞ですよ!!

この作品はネタがいたるところにあるので、かなり細かいところまで演出が行き届いているんですけど、タイトルとエンドロールもなかなかナイスアイデアでした。特にタイトルシーンのパラパラ漫画を、小田扉が担当しているのは、小田扉ファンとしては非常に嬉しかったですね~。フェッフェッフェッフェッフェッ~

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