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2006年8月28日 (月)

映画「センター・ステージ」

「センター・ステージ」 2000年 アメリカ

ニューヨークの名門バレエ団の練習生となった若者達を描く青春ダンスムービー。

主人公はアメリカン・バレエ・シアター(ABT)の練習生となる試験に合格し、両親の反対をよそにNYへとやってきた。ABTの付属のバレエ・スクールに入学したジョディは、そこでよい成績をおさめて、ABTへの入団を目指す仲間達と出会う。ダンスの腕はピカイチだけど、下町育ちで先生たちに反抗的な態度をとるエヴァ、9歳からここでレッスンを受けているエリートのモーリーンといった同じ夢を抱えるライバルでありよき仲間である友人達や、男子生徒たち、そして、皆のあこがれの世界トップの男性ダンサーであるクーパーらと過ごす日々を描く。

非常に面白い映画でした。

それぞれのキャラクターがとてもよく作られていて、誰でも出てくる登場人物の中に1人は共感できる人物がいるのではないでしょうか。それぞれが抱えているコンプレックスも様々で、ジョディは素質はあるけれどバレリーナには不向きな体格のために、どんなに練習をしてもだめだしを出され、エヴァは才能はあっても反抗的な態度をとってしまうために教授陣から良い目では見られず、モーリーンは才能はあっても母との関係に悩みストレスをかかえていたり。そして彼女らと関わる男性陣も皆魅力的なキャラクターばかりで、彼女らをあたたかく受け止めるナイスガイばかり。短い時間の作品ながらも「青春映画」の様々な醍醐味をたっぷりと詰め込んでいるのが心地よい作品です。皆でワイワイガヤガヤと大騒ぎする場面はかなり楽しそうでしたねー。

そしてそして、この映画の主役であるバレエシーンも見逃せません。この映画、2時間弱の作品なのに、舞台でのダンスシーンだけを合わせると30分くらいはあるのではないでしょうか。そこに、ダンスの練習シーンを合わせると恐らく、作品の半分はダンス場面でできています。しかし、この映画はこのダンスシーンが本当に素晴らしくて、下手をすれば退屈になりかねない舞台でのバレエのシーンも、そのダンスのうまさに釘付けになってしまって、あっという間でした。出演してる役者さんたちが、本当のABTのトップダンサーだったり、バレエ経験のある女優さんだったりするので、ダンスがうまいのは当然なのかもしれませんが、それでも、映画の中の劇中劇としては、かなりのレベルではないでしょうか。ラストは古典バレエではなくて、創作バレエなんですけど、ジャミロクワイなどが使われて、かなり斬新なバレエなのも見ていて面白かったですね。

イジメっぽい場面などもなく、終始爽やかに展開する青春ムービーで、サクサクと展開も良くて、レベルの高いダンスシーンも適度に挿入されるので、かなり満足度の高い作品でした。全体を通してダラダラしてる部分があまりなくて、派手な場面があるわけでもないのに、飽きさせないというのは、かなりバランスが良い作品なのだろうね。あまり知られてないのがもったいないくらいです。

ちなみに、ロシアからの留学生ダンサーとして出演しているひと、どこかで見覚えがあるなぁと思っていたら、なんとなんと、フィギュアスケートのイリア・クーリックじゃないですか!こんなところで映画デビューしてたんですねぇ。

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