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2006年9月 3日 (日)

映画「Destino」@ディズニー・アート展

「Destino」 2003年 アメリカ

ディズニー・アート展に友人が行くというので、自分は2度目なのですが一緒に行って来ました。理由としては、前回の満足度が非常に高かったので、もう1度見たいと思っていたこと、1人で行った前回は体験せずに帰ってしまったミッキーのお絵かきや、フォトスポットも堪能したかったことなどあげられるのですが、最後に背中を一押ししたのは、8月の終わりから、会場で「Destino」の公開が始まったこと。

この映画、あの、サルバドール・ダリとウォルト・ディズニーの共作で進められてたものの、金銭的な問題で未完に終わった作品を、60年近い年月を経て数年前に復活、完成させたという作品。

上映する部屋の前にある説明書きに、ダリがブルトンに送った手紙の中でディズニーと会えた喜びを伝えていたようなことが書いてあり、ディズニーとシュールレアリストという、これまで自分の中には全くつながりがなかった2つが繋がっていたことを知ったのはかなり衝撃でした!

さて、この作品、いやはや、本当に、とてつもなく「シュール」でした。完全にダリの世界がアニメになっています。もう画面を見ながら、「あー、この構図は!」とか「あー、このキャラは!」とかいたるところにダリ・ワールドが繰り広げられていました。そして、主人公の女性キャラを表す形が様々に変化して見事に繋がっていくのは圧巻でした。ラストには、何故だか分からないけど、言いようのない感動がこみ上げてきました。この展覧会、これだけに1000円払う価値があるのでは!?早期DVD化希望。

* * *

ちなみに2度目のアート展、メインのほうも十分すぎるくらいに堪能しましたよ。2度目なのに3時間以上滞在しましたからね。

やはりマーク・デイビスの描く絵が好きだなぁというのと、メアリー・ブレアは素晴らしいなぁということに尽きるんですけど、今回は、オーディオ・コメントの機械も借りて、そちらのほうもかなり楽しみました。さらに、来館にあたって、主要展示作品を改めてDVDでチェックしてきたので、各展示物を見るたびに「あー、あそこの場面の背景!」などと1人で勝手に盛り上がってました。

前回行ったときは、夏休み前の平日ということもあって、ガラガラだったんですけど、そのとき、来館者の7割くらいの人がこの音声解説を聞いていました。で、次行くときは是非自分も!と思って今回借りたんですけど、この解説なかなか面白いですねー。小ネタが豊富で、自分の知らないディズニー・トリビアもたくさん聞けました。微妙にメモったり・・・。

あと、お絵かきコーナーでミッキーを書いたんですけど、かなり難しかったです。以前、WDWに行ったときに、実際のアニメーターさんが目の前でミッキーを書くのを見たこともあるんですけど、彼女はサラサラっとあっという間に書き上げてたんですよね。さすがプロ!

ちなみに同じときに、そのアニメーターさんは、スティッチの絵も描いてくれました。しかしながら、当時は映画が公開される半年以上前で、スティッチの知名度もほぼゼロ。しかも、ぱっと見、あのキャラは全くかわいくないということで、描きあげられたスティッチを見せられた我々入場者たちはほぼ全員が完全にしらけてしまいました。あの瞬間のシラーっとした空気は、今でも鮮明に覚えています。そして、今となっては、あの瞬間にしらけてしまった自分を大変悔やんでいます。だって1度映画を見てしまったらスティッチの魅力にとりつかれてしまいますからね。

前回行ったときの記事はコチラ↓
http://andrekun.cocolog-nifty.com/andres_review/2006/07/post_59cb.html (ディズニー・アート展)

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