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2006年10月 1日 (日)

映画「ヘイフラワーとキルトシュー」

「ヘイフラワーとキルトシュー」 2002年 フィンランド

ヨーロッパの子供映画は、「点子ちゃんとアントン」、「僕セザール」、「ロッタちゃん」、「やかまし村」などとにかく名作が多いのですが、フィンランドからまた1つ心温まる作品が届きました。

小学校入学を控えた少女ヘイフラワーには悩みがあった。母は家事が苦手で、洗濯も満足にできず、ヘイフラワーが家事全般をサポートし、父はジャガイモの研究に没頭していて家にはいるものの家族のことには無関心。そして妹キルトシューは手がつけられないほどのわがままっ子。自分が学校に行くようになったらこの家は大丈夫なの!?と心配の種はつきないのだが、そんなある日、ふとしたことで、ヘイフラワーは我慢の限界に達して・・・。という物語。

かわいい、かわいい、ただひたすらにかわいい。そんな映画でした。

まずは2人の子供がやばいくらいに可愛い。末っ子の理不尽なまでのわがままっぷりがまず可愛い。これが大人だったら誰もがぶちぎれること間違いなしな要求の数々。そして、一日中騒ぎ立てる元気の良さ。一方で、こんなにもしっかりした少女がいるのかと思うほどに「お姉さん」な姉。そんな姉だけれど、神様にお願いしたりするあたりは、本当にまだまだ小さな子供。こういう子供っぽさを描くシーンがあるから余計にこのお姉さんのしっかりした様子がいじらしくなったり。そして、機嫌を損ねた2人の姉妹のブスっとした顔。

これ以上書くと、何かヤバイ趣味の持ち主だと思われかねないので、この辺でやめておきますが、とにかく2人が可愛いのです。近所に住んでる幼い兄弟がケンカしてる声がときおり聞こえてくるのを思いだしたり、うちの甥っ子もしばらくしたらこんな感じになるのかなぁなんて思ったり。

あと特筆すべきは、インテリア!近くにできた北欧の家具チェーンIKEAに行ったときも思ったんですけど、北欧はインテリアのセンスがとにかく良いと思います。そんなポップで可愛い北欧インテリアもたっぷりと楽しめる映画でした。柄物の壁紙とか、カラフルな家具とか下手をすればうるさいだけになってしまいそうなものを非常に上手く組み合わせていて、素晴らしくセンスの良いインテリアになっているのは本当に印象的でした。あと、自然たっぷりな庭も良い感じ。

この家族、両親が一切家事などに無関心なんですけど、家事が苦手という母に対して、それならば家事はよそに頼んで働きに出ればよいとつながるあたりが文化の違いですよね。北欧は男女均等が進んでいる国というイメージで家事の分担率も半々というのを聞いたことがあります。でもこの映画の感じですと、父が家事をしなければ、母も家事をしないでOKということなんでしょうかね。このお姉さん、母が仕事に出るようになったら将来的にもっともっと大変だろうなぁなんて思ってしまいました。

ストーリーはあってないがごとしの児童映画ですが、これほど「かわいさ」がつまった映画は他に知らないというくらいに可愛い映画なので、一見の価値ありだと思います。70分という短めの時間も子供向けに作られていることを考えれば非常に親切ですよね。

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