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2006年12月29日 (金)

映画「ラヴェンダーの咲く庭で」

「ラヴェンダーの咲く庭で」 2004年 イギリス

観たいな~と思いつつ、いつの間にやら時間がたっていた作品です。観る前に思ってたイメージとちょっと違う作品でした。

舞台はイギリス、コーンウォールの海辺の小さな田舎町。年老いた姉妹ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)はある日、近所の浜辺に倒れている若い男(ダニエル・ブリュール)を見つけ、家に連れ帰り看病をする。青年はアンドレアと名のるポーランド人で、思いがけない特技を持っていた。言葉の通じない青年の看病を続けるうち、アーシュラは自分の中に沸き起こる感情に気づいて・・・。という物語。

もうね、ジュディ・デンチに乙女を感じる日が来るとは思いませんでしたよ。はい。

もうとにかく、ジュディ・デンチが「恋する乙女」なんですよ。エリザベス女王やMからは全く想像できない姿です。あの御歳で、「少女のような恋心」をここまで見事に演じきれることに脱帽です。

一方のマギー・スミスは、いつもおなじみのちょっと厳しいけど、優しさいっぱいの老婦人の役どころ。彼女にとっては、流れ着いた若い青年は、自分の息子のような思いだったのかもしれない。ジュディン・デンチとの見事な演技の掛け合いに思わず釘付け。

そして、謎に包まれた異郷の美青年はダニエル・ブリュール。自分、彼の出演作で日本で公開された5本全てをこれで制覇ですね。この人は出演作の選び方が本当に上手い!どれもハズレなしです。今回は、老婆の心の奥底に眠っていた乙女心をくすぐるようなちょっといたずらっ子な青年を爽やかに演じていました。

この映画って、例の「ピアノマン騒動」のときに、映画の宣伝なんていわれた作品ですけど、実際の映画は、別に記憶を失っているわけでもないし、それほど似てるわけでもないんだなぁというのが感想ですね。

実際、このような青年が現れたら、「ピアノマン」のように、マスコミが出てくるだろうし、そもそも、警察に通報しないとか、青年がいつまでも家にいるとか、なんだかんだで、リアルさに欠ける部分があって、やはり、これは、コーンウォールの妖精が見させてくれた、なんともステキなメルヘンなんだなぁという感じですね。

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