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2007年1月

2007年1月31日 (水)

映画「ラッキーナンバー7」

Lucky Number Slevin 2006年 アメリカ

やたらと豪華なキャスティングが気になって仕方ないのに、何をみても、どんな映画なのかがどうも分からなず、ますます気になってしまった1本。

失業した上に、住んでたアパートが白アリはボロボロ、さらには恋人に裏切られ、友人を頼ってやってきたNYにやってくるや強盗にあってしまった、究極についてない男スレヴン。訪ねていった友人宅にいると、突如、マフィアに連れ去られてしまう。彼は、友人と人違いされ、マフィアのボスから借金の返済を要求され、ある仕事を依頼される。その後、友人宅に戻った彼の前に次に現れるのは・・・。運のない男が突如マフィアの抗争にまきこまれる姿を、テンポの良い映像と意表をつく脚本で描いた作品。

究極的に「ネタバレ」禁止な映画ですね。しかも、ネタバレにふれずにこの映画を語るのは難しいだけに、この作品に関する情報を探しても、なにやら曖昧なコメントしか見つからないのも納得。ちなみに、映画のパンフは、もはやネタバレしないことを諦めて、思いっきりネタバレしまくりという、苦心の跡が感じられる1冊でした。

感想としては、割と楽しめましたよ♪

(以下の感想も一応ネタバレしないように気をつけてはいますが、個人の責任でどうぞ)

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2007年1月29日 (月)

映画「プラハ!」

Rebe-love 2001年 チェコ

チェコ産のミュージカル映画です、ひっそりと公開され、ひっそりとレンタルされたものを借りてきました。忙しかったのですが、ようやく一息という感じなので、少しゆっくりと映画とかも楽しみたいですね。

物語舞台は、社会主義をとる政府が、改革を宣言し、民衆の間にも「自由」への憧れが一気に芽吹いたものの、ワルシャワ条約機構の軍隊が国に侵攻するに至った「プラハの春」と呼ばれる事件が起こった1968年のチェコ。高校卒業を間近に控えた主人公テレザは、クラスメートの男子に執拗に声をかけられるも、ださい彼らのことなぞ全く相手にはせず、友人たちと3人で甘い初体験を夢みていた。そんなとき、自由の国アメリカを夢みて脱走した3人の兵士たちが彼女の暮らす町にやってくる。駅で彼らに遭遇したテレザは、その中のシモンに一目ぼれして・・・という物語。全編にわたって、60年代のヒット曲の数々(多分)を用いたミュージカルシーンが挿入されるポップな映画でした。

60年代を舞台にした懐かしい感じのレトロ調演出の楽しいミュ-ジカルでした。

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2007年1月27日 (土)

「花を運ぶ妹」池澤夏樹

「花を運ぶ妹」 池澤夏樹 文春文庫

2月末にバリ島に旅行に行く予定でして、バリ島が舞台の小説を3冊買ってきました。で、その中に大好きな作家の1人である池澤夏樹氏の作品があったので、1冊目に選んでみました。

フランスに留学し、その後、語学力を生かして、通訳やテレビ番組制作のための海外コーディネーターなどをしているカヲルのもとに、ある日、画家である兄の哲郎がバリ島で麻薬所持の疑いで逮捕されたとの知らせが入る。哲郎は、アジア放浪中に麻薬の快楽を知ったものの、中毒状態から脱し、やってきたバリ島で、怪しげな男から声をかけられ、少量の麻薬を購入したところ、警察が現れ、大量の麻薬を所持していた疑いをかけられ、最悪は死刑とまでいわれていた。カヲルは必死になって兄を助けようと奔走する。右も左も分からぬアジアの町にやってきたヨーロッパ在住の妹が見るアジアの世界、神々と同居するバリの文化、それまでの人生を回想し、自分の生きてきた過去を問い続ける兄、絶望の淵に立たされた兄と妹の物語を、奇数章は妹、偶数章は兄のそれぞれの語りで描きだす。

うん、池澤夏樹はやっぱり面白い!!バリ島に行くのがますます楽しみになりました。

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2007年1月24日 (水)

映画「The Little Matchgirl」とかアカデミー賞とか

アカデミー賞が発表になりましたが、コメントする前にとりあえずこちらを・・・

The Little Matchgirl 2006年 アメリカ

アカデミー賞ノミネートが発表されたのを見て、短編アニメ賞にみつけたこの作品にかなり反応してしまいました。

昨年発売された「リトル・マーメイド」のDVDに特典として収録されていた作品ですが、これは本当に名作でした。アンデルセンの「マッチ売りの少女」の物語を今のディズニーでは本当に貴重な2Dアニメと、ボロディン作曲の弦楽四重奏のメロディにのせて描く作品。

ディズニー、まだまだ2Dアニメでやることは沢山あるじゃないですか!!と応援したくなるような素晴らしい作品で、DVDの特典にはもったいなすぎるくらいの内容でした。

これはどうやら「ファンタジア」の新シリーズの中の1つとして製作されたものの、企画が流れて行き場を失った作品らしいのですが、劇場用を想定していただけあって、本当に完成度の高い短編です。受賞して欲しいなぁ。

アカデミー賞ノミネートはここが分かりやすいですね↓
http://www.imdb.com/features/rto/2007/oscars

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2007年1月23日 (火)

映画「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」

Wallace & Gromit in The Curse of the Were-Rabbit 米・英 2005年

イギリス、アードマンスタジオの名作「ウォレスとグルミット」の初長編。そういえば見てなかったことを思い出して、早速、見てみました。このシリーズはやっぱり面白い!

近々行われる巨大野菜コンテストに向けて、町中の人々が庭でコンテスト用の野菜を大切に育てている中、町ではウサギが大発生。ウォレスとグルミットは、警報機を設置し、契約した畑に侵入したウサギを捕獲する害獣駆除をしていたが、捕獲したウサギを殺すこともできず、自宅の地下室で大量のウサギたちを保護していたがその数は増える一方。そんなとき、ウォレスはウサギを野菜嫌いしてしまえば問題が解決するのではないかと思いつき、早速新しい発明品を使ってみることに。しかし、翌日から町は謎の巨大ウサギの出現で大騒ぎになって・・・という物語。

本当に楽しめる超一級エンターテイメントでした♪

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2007年1月19日 (金)

「笙野頼子三冠小説集」

「笙野頼子三冠小説集」 河出文庫

芥川賞、三島賞、野間賞と史上唯一の新人賞三冠に輝く笙野さんの、その三作品を収録した文庫本。自分は芥川賞受賞の「タイムスリップ・コンビナート」の大ファンなので、同じ頃に書かれた作品を読めるということでとても楽しみにして読みました。

収録されてる三作品は・・・

「タイムスリップ・コンビナート」
ある日突然、マグロからかかってきた1本の電話で、海芝浦の駅に向かうことになった主人公を描く作品。「コミュニケーション」の妙、都会から工場地帯へと移り変わる車窓、そして、めくりめく妄想世界がなんとも心地よい作品。

「二百回忌」
先祖の二百回忌の法事の日、これまでに亡くなった先祖や親戚が蘇り、一族が一同に会するその会場で、破天荒な出来事の数々に遭遇する主人公を描く作品。とにかくイメージの爆発!というような雰囲気の展開と「家」という存在を問いかける力作。

「なにもしてない」
一応ワープロに向かって物書きをしてはいるけれど、世間からみればナニモシテナイ主人公は、世間が天皇即位の儀で盛り上がる中、接触性湿疹が悪化し、手がゾンビのように変化し始める。「引きこもり」の主人公の接触性の病気が社会との接触とかけあわされて描かれる物語。

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2007年1月16日 (火)

映画「プリティ・ヘレン」

- RAISING HELEN -  2004年 アメリカ

なぜか知らないけれど、原題を無視して日本において「プリティ・シリーズ」という謎のシリーズ化が進められているゲイリー・マーシャル監督×ブエナビスタ配給の作品の1つ。もはや「プリティ」ってのを主人公の名前にかけるようなネタ切れ具合ならばいっそのこと違う邦題つければぁなんて思いつつ、今回はちょっと深いテーマも感じられて、このシリーズとしては異色作。

NYのモデル事務所で働く独身キャリアウーマンのヘレンはある日、3人姉妹の長女の姉夫婦が事故にあい亡くなったという知らせを受ける。彼女には3人の子供がいて、誰もが、すでに結婚して子供達もいるしっかりものの次女が親権を得ると思っていたのだが、長女の残していた遺言には有事の際には子供達の親権はヘレンに与えるとの記述が。こうしてヘレンは、突如として、それまでの生活を全て失い子供たちとの生活を始めることになって・・・。というストーリー。ヘレンと子供達の学校の校長先生との恋愛を絡めながら物語は進む。

「母性に目覚める主人公」を描くのかと思いきや、実は姉妹の物語というカラーのほうが強い作品でした。

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2007年1月13日 (土)

「ミスター・ヴァーティゴ」 ポール・オースター

「ミスター・ヴァーティゴ」 ポール・オースター 新潮文庫

もう、どれだけ待たせたんだ!という感じでついに文庫化されたオースター作品。待ちきれなかった僕は原書で読んでしまったので、作品を読むのは今回が2度目。

舞台は20世紀初頭のアメリカ。ストリートチルドレンだった主人公の少年ウォルトは、「空を飛べるようにしてやるぞ」と声をかけてきた謎の男イェフーディに拾われ、彼のもとで黒人の少年、ネイティブアメリカンの女性とともに共同生活をはじめる。やがてウォルトは、何の道具も使わず空中浮遊をする技を習得し、その名は一躍アメリカ中に知られわたる。そして、それと同時に、彼は数々の困難に遭遇し、奇妙な運命の歯車にのみこまれていくという物語。

オースターは自分が一番好きな作家なんだけれど、やはりこの作品は苦手。

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2007年1月11日 (木)

エッシャー展@bunkamura

先日、渋谷で映画「合唱ができるまで」を観た際、映画館のすぐ近くで開催されていた展覧会にも立ち寄りました。エッシャーは昔からかなり好きで、過去にもエッシャーの作品を集めた展覧会は行ったことがあるのですが、今回はなかなか規模も大きくて見ごたえがありましたね。

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2007年1月 7日 (日)

映画「合唱ができるまで」

「合唱ができるまで」 2004年 フランス

カメラが目撃するハーモニーが生まれる瞬間・・・

昨年末から公開されている映画です。半年振りくらいの映画館な上に、2007年最初の1本で何故この映画!?という疑問をもたれるかたも多いかと思いますが、音楽を題材にした作品はやっぱり音響の良いところで見たいじゃないですか!ということで渋谷まで行ってきました。

内容はタイトルどおり、とある合唱団に密着して初期の練習から、本番を迎えるまでの様子を追うドキュメンタリ映画。児童合唱団、10代の合唱団、一般合唱団の3つの合唱団が1つになって演奏されるミサ曲のステージに出演するアマチュア合唱団の練習を、3つの合唱団を交互に追いながらバラバラだった歌声が1つのハーモニーに仕上がっていく様子を淡々とカメラが追っていく。

うーん、なんとも評価しがたい作品です。

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2007年1月 2日 (火)

映画「バットマン・ビギンズ」

「バットマン・ビギンズ」 2005年 アメリカ

年末に見ようと思っていたところ、意外と長かったので、2度に分けて年をまたいで見てしまいました。

タイトルが示すとおり、バットマンの誕生までと、その最初の活躍を描く映画。井戸に落ちてコウモリに襲われて以来、それがトラウマになってしまった少年ブルース・ウェインが主人公。彼は、ある日、街中で、都市の最大有力者であった両親が目の前で強盗に殺されてしまう。月日が経過して、大人になったブルースは犯罪と向かい合うために、修行の旅に出て、やがて、アジアでの不思議な出会いを経て、生まれ育ったゴッサムシティに戻ってくる。犯罪者達の闇の世界に支配されてしまった腐敗した都市を救うため、彼は、自らの恐怖の象徴であったコウモリの姿を借りて、「バットマン」として立ち上がるという物語。

うーん、世間では評価が良いらしいですけど、自分はやっぱりバートン派かなぁ・・・。

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2007年1月 1日 (月)

謹賀新年

2007年、年が明けました。

今年は、プライベートがかなり忙しくなりそうなんですが、
今年も、素晴らしい本、映画、音楽との出会いを大切に
地道にレビューを書いていこうと思います。

皆様、今年もよろしくお願いします。

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