「マリカのソファー/バリ夢日記」 よしもとばなな
バリ島旅行に向けてのバリを舞台にした小説を読もう!第2弾です。
主人公は、近所に住む多重人格の少女マリカと知り合い、その孤独な生い立ちを知り、彼女の友人となる。年月が経過し、多重人格の症状が落ち着いてきたある日、彼女はマリカと2人でバリ島に旅行に出かけて・・・。という物語。また、この本には、作品取材の際の作者のバリ島旅行記も併録されています。
うーんと、つまらないわけではないのだけれど、多重人格ってテーマはやっぱり難しいんだろうなぁという印象の一作でした。
作者も文庫化に際してかなりの手直しを入れたということで、大分練られた物語ではありますが、なんとなくインパクトにかける作品です。もっとマリカ自身の声が聞きたかったなぁという感じ。
マリカの中の「オレンジ」という人格の少年のキャラクタが好きでした。
後半の旅行記は、偶然にも僕が予定している日程と同じ7泊8日な上に、訪れる地域も被りまくってるいるので、旅行の参考にしようとかなり一生懸命読んでしまいました。とりあえず1週間滞在したらかなりのことができるらしいことが発覚。
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