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2007年3月

2007年3月30日 (金)

映画「トゥモロー・ワールド」

Children of Men  2006年 英・米

ハリポタのアズカバンを監督したアルフォンソ・キュアロン監督の最新作。同じ監督の作品が見てみたい!と思わせたアズカバンの映像美&イギリス的空気の描き方、「雰囲気」の素晴らしさを期待して早速レンタル。

舞台は、何故かははっきりしないが、人類に子供が生まれなくなってしまった近未来の地球。2027年、もっとも若い人類として知られた18歳の少年が暴動にあって殺されてしまうところから物語は始まる。子供が生まれないために世界各地で情勢が不安となり、もはや世界で安全とされているのは、鎖国政策をとったイギリスのみ。そんなイギリスにも、不法移民が押し寄せ、厳戒態勢が続いていた。そんな中、主人公セオは、かつての恋人ジュリアンが活動する地下組織に声をかけられ、そこで、衝撃の事実を目の当たりにする。という物語。

上記の期待していた部分は全て大満足な上に、話題の長回しなどで、期待以上に見所が多い映画でした。一部ストーリーのしっくりこなさをのぞいては。

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2007年3月27日 (火)

「ショートカット」柴崎友香

「ショートカット」 柴崎友香 河出文庫

デビュー作「きょうのできごと」がたまらなく好きで、その後の作品もずっと追いかけている作家さんです。前回の芥川賞では候補にもなって、世間での評価も上々みたいで嬉しい限り。

「遠距離恋愛」をテーマに、20代の女性達を主人公にした4作品を収録した連作短編集。共通の登場人物として「なかちゃん」という人が出てくるのだけれど、特に彼は主人公というわけではありません。いつもの柴崎作品と同様に関西が舞台になっていて、関西弁で描かれる会話がなんとなく心地よい作品です。

以下、各作品ごとに簡単に感想を。

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2007年3月26日 (月)

映画「スーパーマン・リターンズ」

Superman Returns 2006年 豪・米

昔はかなりの頻度でTV放映されていたような記憶のある「スーパーマン」シリーズが復活!ということで、子供の頃、旧シリーズがかなり好きだったということもあって、クリストファー・リーブではないスーパーマンに不安を覚えつつ見てみました。

生まれ故郷の惑星クリンプトンを求めて旅に出、惑星の消滅を確認し、5年ぶりに地球に戻ってきたスーパーマン。無事、クラーク・ケントとして元の新聞社にも復帰した彼が目の当たりにしたのは、スーパーマンの恋人、ロイスが「スーパーマンは必要ない」という記事で賞をもらい、ささらには婚約者がいて子供まで生んでいたという現実。同じ頃、かつてスーパーマンとの戦いに敗れた悪党レックス・ルーサーが出所し、恐ろしい計画を企てていた・・・。という物語。

驚くほどに80年代のシリーズの続編でした。これ、いきなりこの作品だけ観ても分からないところが多いんじゃないの??

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2007年3月25日 (日)

「バルザックと小さな中国のお針子」 ダイ・シージェ

「バルザックと小さな中国のお針子」 ダイ・シージェ ハヤカワ文庫epi

映画監督でもある著者自らが映画化したことでも話題となったフランス在住の中国人作家による作品。映画版の感想はコチラ

舞台は文化革命の時代の中国。毛沢東は、都市に住むブルジョワの若者達を、田舎の農村に送り込んで、「再教育」をさせるという下放政策が執り行われ、主人公の僕とその友人、羅(ルオ)もまた、山奥の村に送り込まれる。文明社会から隔離された山村で過ごす2人はやがて、近くの村の仕立て屋の娘と出会う。そんな中、同じように下放されてきた、通称「メガネ」が、禁書とされいている西洋の小説を隠し持ってきていることが発覚し、2人はその物語に夢中になり、娘に語ってきかせるようになるが・・・。という物語。

基本のストーリーは映画と同じなんですが、後から原作者自らが、映画化していることもあって、映画版のほうが洗練されていたように思います。

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2007年3月24日 (土)

「影の縫製機」 ミヒャエル・エンデ

「影の縫製機」 長崎出版 ミヒャエル・エンデ

本屋でふと発見。発売は去年の年末だったみたいですね。自分としたことが、完全に見落としていました。不覚。

「はてしない物語」の3年後、「鏡の中の鏡」の前年という名作と同時期の1982年にドイツで限定出版された詩集が邦訳されたもの。日本語版にも、限定版と通常版があり、書店にはどちらもおいてあったので、僕は限定版を購入。どうやら、ドイツの原書と同じ装丁なのだそうで、ケースの箱のデザインも良いし、布張りになっている本の表紙も素晴らしくて、装丁だけでも大満足の1冊。

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2007年3月17日 (土)

映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」

ドラえもん のび太の恐竜2006  2006年 日本

先日テレビで放送されていたものを録画したものを、暇をみつけてチョコチョコと何回かに分けて視聴。オリジナル版はもちろん見ているし、我が家にある原作のコミックは、もはや何度読み返したか分からないほどのボロボロ具合。ドラえもんの声優が一新され、この作品をリメイクすると聞いたときは、本当に驚いたものです。

おおまかなストーリーは、原作のまま。ある日、のび太はふとした勢いで、いつもの仲間たちに恐竜の化石を手にいれて見せてやると宣言してしまう。必死になって、恐竜のことを調べ、近所を掘っていたのび太は、大きな丸い化石のようなものを掘り起こす。ドラえもんのタイムふろしきを使ったところ、なんとそれは、恐竜のたまご。本物の恐竜を皆に見せてやろうと、このたまごを孵して、密かにピー助と名づけた恐竜を育て始めるのび太であったが、やがて彼の前に怪しい男が現れて・・・。白亜紀の恐竜世界を舞台にいつもの仲間たちが繰り広げる大冒険を描く作品。

ラストの台詞「ちょっとね」こそが藤子FのSFの真髄なのだと改めて実感する一方で、ところどころの改変部分が微妙に気になってしまって・・・。というのが感想。

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2007年3月15日 (木)

映画「好きだ、」

好きだ、 2005年 日本

宮崎あおいと西島秀俊というちょっと気になる2人がメインで出演する作品ということで見てみたかった作品。ずっとレンタル中で、ようやく借りることができました。

17歳、高校生のユウは、野球部を引退し、毎日川原でギターを弾く同級生のヨウスケのことが気になっていた。最近恋人を亡くした姉が夕食の準備をする傍らで、ヨウスケが弾くギターのフレーズを口ずさむユウ。やがて、ユウは姉が自分の口ずさむメロディに心惹かれいることに気づく。一方、ヨウスケもユウに姉のことをしきりに尋ねており、ユウは、2人を会わせようするのだが・・・。それから17年、34歳になったヨウスケは、偶然、ユウと再会して・・・。タイトルどおり「好きだ」という思いを静かに淡々と映し出していく作品。

宮崎あおい→永作博美、瑛太→西島秀俊という17歳→34歳の俳優の変化がとても自然でそれだけでも満足度が高い作品なんだけれど、宮崎あおいがとにかくスゴイのさ。

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2007年3月14日 (水)

映画「トンマッコルへようこそ」

웰컴 투 동막골 Welcome to Dongmakgol 2006年 韓国

面白そうだなぁと思っていた作品がレンタル開始ということで早速観てみました。

韓国軍&国連軍と人民軍が激しく戦闘をしていた朝鮮戦争真っ只中の1950年、1人のアメリカ軍の兵士が乗った戦闘機が墜落し、彼は、山間にある小さな村、トンマッコルの住民達に助けられる。時を同じくして、人民軍と韓国軍の兵士達数名がトンマッコルへと迷い込む。最初は村の中で一触即発の緊張状態となった兵士達だったが、やがて、ひょんなできごとをきっかけに、緊張が緩和され、武器など見たこともない素朴で純粋なトンマッコル人々との交流の中で、兵士達も次第に交流を深めて・・・。という物語。

ファンタジーなんだけど割としっかりと反戦メッセージがこめられていて、個人的には、ちょっとメッセージ性が強すぎる気もしました。もともと舞台の作品ていうのもあるかもしれないですが。

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2007年3月11日 (日)

映画「イルマーレ」(米版)

The Lake House 2006年 アメリカ

オリジナルの韓国版のレビューはラスト以外は大絶賛だった作品がハリウッドでリメイク。果たしてどんな仕上がりになるのかもうハラハラドキドキしながら観てみました。(韓国版のレビューはコチラ

2006年、病院で医師をしているケイトはそれまで住んでいた湖畔の家を引っ越すにあたり、次の住人に宛てて、もし自分宛ての郵便物がきたら転送して欲しいと書いて、ポストに入れる。一方、2004年、建築家のアレックスは、新しく購入した湖畔の家のポストに一通の手紙が入っているのを見つける。そこには、自分宛の郵便を転送して欲しいとの旨が書かれていた。そう、湖畔の家のポストは04年と06年を結ぶ不思議なポストだったのだ。やがて、ケイトとアレックスは2年の時を隔てた文通を始めるのだが・・・。という物語。

うーん、うーん、韓国版の評価は「ラスト1分をのぞけば90点」と書いたのですが、今回のハリウッド版、個人的には50点行くか行かないかといったところでしょうか・・・。見終わって真っ先に思ったのは、「オリジナル版をまた見たいなぁ」でした。

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2007年3月 6日 (火)

バリ島行ってました。

1週間、バリ島に行ってきました。

常夏の島で季節外れの日焼け。

毎日、新しい体験をするとても貴重な1週間でした。

旅行中、現地のTVでしっかりアカデミー賞もチェック。
英語放送の番組では、授賞式で会場入りする女優達のファッションチェックをしてました。
個人的にはジェニファ・ハドソンの受賞に大満足。

そんなわけで、旅行ボケしてますが、
落ち着いたらまた色々とレビューしていきます。]

期間限定公開バリ島写真アルバム

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