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2007年5月 7日 (月)

映画「ロシアン・ドールズ スパニッシュアパートメント2」

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

Les Poupées Russes

2005年

イギリス・フランス

名作「スパニッシュ・アパートメント」の続編。前作の5年後が舞台ということで、主人公達がどのようになっているのか期待しながら観てみました。

5年前、1年間のスペイン留学でヨーロッパ各国から集まったルームメイトたちと楽しい日々を過ごしたグザヴィエももう30歳。ある日、スペイン留学時代の仲間の弟がロシア女性と結婚することになり、かつての仲間たちが久々に集うことになる。駆け出しの作家としてそこそこに活躍をしている主人公は、30歳を目前に自分の1年を振り返るのだが・・・。という物語。祖父からは早く結婚相手を見せて欲しいとせがまれるも、真の相手に出会うことなく様々な女性との情事を楽しみつつも悶々とした日々を過ごすグザヴィエの青春を描いた作品。

「スパニッシュ・アパートメント」の続編ということで、あのワイワイガヤガヤした雰囲気を期待したのですが、もっともっとリアルな続編でした。

20代前半、仲間たちとワイワイガヤガヤと騒いで楽しい日々を過ごした主人公も、30歳となれば、仕事も忙しくなるわけだし、いつまでも学生気分ではしゃいでいるわけにはいかなくて、そろそろ「結婚」を意識して自分の真実の恋を実らせようと日々悶々と頑張る姿がなんだかとてもリアルでした。まぁ、主人公はちょっと遊びすぎな気もするけど。前作を見た直後にこの続編を見たら、ちょっとひいてしまったかもしれないけれど、適度に間を置いて見ると、こういう続編もありだなぁと思います。この後もさらに5年後の主人公達を描く続編があってほしいなぁと思わせてくれる作品でした。

ウェンディ、前作ではちょっとみんなから浮いてる印象すら感じるキャラだったけれど、今回の彼女、とてもよいね。綺麗になってるし。彼女の台詞も良いものが多かった。あと、ビックリしたのは今回結婚することになるウィリアム。前作では、空気は読めないは、1人で酔っ払うはで単なるお子ちゃまだったのに、今作では、30歳になっても悶々とした生活を続ける主人公を颯爽と追い抜いて真実の愛にまっすぐにたどり着く姿がとても印象的でした。いやぁ、大人になったねぇ。

自分が今20代後半で、ちょうど前作と今作の主人公の中間くらいの年代なんだけど、周りの雰囲気を見てても確実に「スパニッシュ・アパートメント」世代は終わってるような気がします。結婚するよという友人もチラホラ増えてきましたし、なんとなく、主人公達の姿に共感できる時期に見ることができて良かったなぁと思いました。

この映画、次々と様々な相手と戯れる主人公を描いて(なんだかとてもフランス!)、最後どのようにまとめるかのかなぁと思っていたんですが、なんとなんと、単に淡々と主人公の1年を描かいていると見せかけて、映画のタイトルがなんとも素晴らしいこの作品のテーマを表しているではないですか!!目から鱗です。ロシアン・ドールズ、まさにこの映画だね。上手いたとえだなぁと思います。

前作同様に映像のセンスは抜群だし、ロンドン、パリ、サンクトペテルブルグと次々に現れるヨーロッパの街の風景も素晴らしくて、割と淡々としたストーリーにも関わらず2時間たっぷりと楽しめました。

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