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2007年5月 5日 (土)

映画「マッチポイント」

マッチポイント 初回限定版 (特別ブックレット付)

Match Point

2005年

イギリス・アメリカ

 

ウディ・アレン作品は苦手なものが多くて割と避けてるようなところがあるんですけど、今回は舞台がイギリスになったこと、スカーレット・ヨハンソンが良さそうな感じだったこと、監督さん本人が出演してないこと(俳優としてあまり好きじゃない)もあって、観てみることに。てか、舞台がロンドンてのが一番の理由だね。

主人公クリス・ウィルトンは、プロのテニスプレイヤーを引退し、ロンドンの会員制テニスクラブのコーチを始め、彼はクラブの会員である財閥一家の長男トム・ヒューイットと知り合い、交流を持つようになる。やがて、クリスはトムの妹クロエと恋仲になり、ヒューイット家の婿としてふさわしい地位として、ヒューイット家の父が経営する会社の重役のポストを与えられるようになる。そんな中、クリスはトムの婚約者であるノラと出会い、その妖艶な魅力にひかれ関係を持ってしまう。やがて、クリスはクロエと結婚。ノラのことを忘れることができないクリスであったが、もはや大財閥であるヒューイット家の一員としての生活を捨てることはできず、愛と名誉の板ばさみになって・・・。という物語。

結構面白かったです☆ちょっと大人のラブストーリーを期待してたんですが、蓋を開けたらジャンルすら違ってました。

この映画、いたるところに出てくる伏線や小道具がとても上手く生かされていて、なるほどね~という感じです。冒頭で主人公が語る台詞も最後の最後で、「ここで、使うか!」と思わせてくれて、しかも、その後の展開もムムムと唸るもの。主人公が「罪と罰」を読んでいる場面があるんですけど(あざとい伏線ではあったけれど)、なるほど「罪と罰」でした。

タイトルの「マッチポイント」、この映画では、アドバンテージの取り合いが続く試合のように、最後までハラハラドキドキさせてくれて、「テニス」という題材もとても効果的に使われていたように思います。

スカーレット・ヨハンソンが典型的なアメリカ娘という役で出てくるんですが、この方、「ものすごい美人というわけではないけれど、人を惹き付ける妖艶な魅力」がとても伝わってきて、ゾクゾクしてしまいそうな雰囲気がとてもよかったです。一瞬、悪女のような設定のキャラなんだけど、意外にも良識があって、単に主人公が愚かなだけっていうストーリーもちょっと面白かったね。

全般的にドラマ化もされた「不信のとき」に非常によく似たストーリーと設定なんだけれど、もっと洗練された欧州の雰囲気が漂ってたし、全般的に一昔前のヨーロッパ映画的で単なる昼メロに終わらない魅力のある作品だと思います。ストーリーはメチャメチャ昼メロですけどね・・・。

アレン監督、この後もイギリスを舞台にした作品が続くんですよね。ちょっと楽しみです。

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