映画「ルディ」
Rudy 1993年 アメリカ |
面白いという評判をよく聞く作品なので、見てみたかった映画です。
主人公のルディは、家族揃ってアメフトのファンで、少年時代から名門のノートルダム大学のチームに入りたいとの夢を抱いていた。しかし、家の経済状況も良くなく、高校での成績も良くなかったルディは大学進学を諦めざるを得ず、父や兄の勤める青銅工場に就職する。しかし、ある事件をきかっけに、もう一度自分の夢を叶えようと、ルディは、それまでの貯金を手に、ノートルダム大の門を叩く。果たして、ルディは無事ノートルダム大に入学することができるのか。そして、背が低く、身体能力もそれほど高くないルディはフットボールの選手として迎え入れられるのか・・・。という物語。
直球ストレートの熱血ドラマですねー。かなり泣けます!!そして、「夢を諦めない」ことの素晴らしさをこれでもかというくらいに見せ付けてくれる作品でした。
主人公のルディは、成績も悪いし、だからと言って運動がよくできるというわけでもない。彼が唯一誇れるのはその情熱の強さと努力のみ。しかし、どんなに頑張っても生まれ持った才能には叶わないし、どんなに情熱を持っても、実現できないことがたくさんあるのが人生なので、自分の夢を諦める人がほとんどではないでしょうか。むしろ、努力と情熱だけで夢を実現する、しかもスポーツ界ではかなり難しいのではないかと思います。
しかし、この映画では、ルディがとにかく熱く頑張り続ける姿がひたすら描かれます。近くにこんな人がいたらうっとうしいんじゃないかというくらいの情熱の強さ。で、やはりというかなんというか、最初は周囲の人たちも彼には呆れたり、冷ややかな視線を送ったりなんですが、やがて、その情熱が人々を動かしていく。その姿がとても感動的な作品でしたねー。やっぱり人間は1人では生きていけないんだよねー。
なんて書いていくと、とてもありきたりで陳腐な感想な気がするんですが、この映画が、あまりに直球ストレートなのだから仕方がない。主人公が熱すぎて、ここまで熱いと呆れるのを通り越して、感動できてしまうというストーリー同様に、ここまでストレートだと、冷めるのを通り過ぎて、感動できてしまう映画だと思います。しかも、まさかこんなことが・・・と思うんだけれど、これが実話だというのも嬉しいじゃないですか。
最後、「ルディ」コールを思わず一緒に叫びたくなってしまう、そんな作品でした。正直、もっと自分の力だけでどんどん夢を切り拓いていく作品なのかと思ってたんですが、仲間の素晴らしさを味わえるということで、こういうのも悪くないなぁと思います。
とりあえず、自分も頑張ろう!と素直に思える良い映画でした。
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