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2007年8月10日 (金)

映画「ミス・ポター」

Img_3234

miss Potter

2006年

アメリカ・イギリス

公式サイト

(試写会にて鑑賞)
9月公開予定

今年、これから公開される予定の映画の中で猛烈に観たい作品が2つあったのですが、そのうちの1つの試写会に当たっちゃいました♪ちなみにこの試写会、一般人向きでは日本で一番早いものだったみたいですね。ラッキー☆

どうでもいいけど、ハリー君は同じ綴りでポッターだけど、彼女はポターなんだね。

舞台は20世紀初頭のロンドン。幼少のころより絵を描くことと空想が好きだったビアトリクス(レニー・ゼルウィガー)は、裕福な家庭で育ち、親の勧める縁談を断り続け、気づけば32歳。彼女は、自然豊かな湖水地方の別荘で過ごした幼少時代の思い出から生まれた1冊の絵本をかき上げ、出版社ウォーン社の門をたたく。

経営者のウォーン兄弟は、この絵本の出版を引き受けることになり、ビアトリクスは大喜び。ある日、そんな彼女のもとに現れたのはノーマン・ウォーン(ユアン・マクレガー)と名のる男。実はウォーン兄弟は彼らのこれまで家で母の世話をしていた弟、末っ子のノーマンが働きたいと申し出たので、経営を左右しない手ごろな本の出版の仕事を探し、ビアトリクスの作品に白羽の矢が立ったのであった。ノーマンは彼女の作品をとても気に入り、ついに2人は協力して1冊の絵本を作り上げるのだが・・・。世界的ヒットとなった「ピーターラビット」の作者ビアトリクス・ポターの半生を描いた作品。

レニー・ゼルウィガー×ユアン・マクレガーという超強力コンビ(『恋は邪魔者』でも共演してましたね~)によるこの作品、面白くないわけがないですよ。期待を裏切らない非常に良い作品でした☆この2人が主演ということもあり、ロマンティックコメディ路線の場面も多くて、会場でも終始クスクスと笑う声が各所で起こっていました。各人物のキャラが良いんですよ!それでいて、泣かせる場面、映像美を楽しむ場面、色々と考えさせる場面と見所も多い嬉しい作品です。ユアン・マクレガーの歌も聴けるので、『ムーラン・ルージュ』好きの女性ファンは必見(?)ですよ。

とベタ褒めしつつ、微妙な点も。<ネタバレ気味なので反転>2人が恋に落ちる過程をもっとじっくりと描いて欲しかった&ナショナルトラスト関連の話題があまりにおまけ的すぎる。この2点がとりわけ気になりました。93分と短い映画だったので、もう30分長くして、これらをじっくりと描いたらもっともっと評価が上がるんじゃないでしょうか。特に後者は、なんだか尻切れトンボのような印象さえ残して映画が終わってしまったのが残念でした。<ネタバレ終了>

とまぁ、不満な点もあったわけですが、良い点も非常に多いこの映画、もはや、史実と食い違うような場面があって「おや?」とは思いつつも、そんなことも気にならないくらいに楽しめました。ちなみに、史実云々は昔、ポター女史のドキュメンタリーやら、伝記本を読んだことがあるので、気づいちゃった感じです。

とりわけ、良いなぁ~と思ったのはやっぱり、アニメーションの使い方のうまさ。その場面その場面主人公の気持ちをアニメが絶妙のタイミングで代弁してるんですよねー。中盤の衝撃シーンのアニメ描写は非常に印象に残りました。

映像の美しさ関連で言うと、イギリス好きとしてはなんといっても、湖水地方ロケの映像の美しさも必見。これに関しては最後に<おまけ>として述べますねー。

この作品、自分はここまでクスリと笑わせられるシーンが多いとは思ってなかったので、これは非常に良い方向に裏切られました。どれもこれもオシャレな品の良い笑いなんだけど、イヤミがなくて、ほのぼのさせられました。こういう気の利いたコメディテイストの作品って意外と少ないよね。

そんなわけで大満足の1本でした。まぁ、英国好きな自分なので、その辺でかなり甘くなってるんですが。

<おまけ> もはや映画の話題じゃないですが・・・。

実は、僕、中学のときにビアトリクス・ポターとナショナルトラスト関連のビデオを学校の授業で観て以来、100年前の自然をそのまま維持しているということに感銘を受け、ずーーーっと湖水地方に憧れてました。長い間、世界で一番行ってみたい場所ランキングの1位だったんですが、2001年にその夢を実現させました。

もう6年かぁ。早いな。

普通、日本から旅行で行くと、湖水地方滞在なんて1泊か2泊だと思うんですけど、そのとき自分は、思い切って1週間滞在して、思う存分に楽しんじゃいました。最初、ウィンダミア湖周辺がかなりの混雑で、ゴミも散らかっていて、夢がボロボロと崩壊しかけたんですが、ちょっと離れると、それはそれは見事な風景が広がっていて、非常に良い場所でした。

映画の中の湖水地方の美しい風景の数々にそのときのことをついつい思い出しちゃいましたねー。やっぱ湖水地方いいよー。この映画、ロンドンロケのシーンも良かったし、英国好きにはたまらないっすよ。

ちなみに、湖水地方では、とある博物館で負傷してUKの救急病院に行くというレア体験も。救急なのに5時間くらい待たされましたよ・・・。血まみれ人とか、骨折して運ばれてきた人も余裕で放置されてました。米国ドラマERとは雲泥の差。

で、この映画に出てくるヒルトップにももちろん行きましたよー。しかも、バス乗らないで、2時間くらい自然の中を汗だくになりながら歩いて。割と辛かった・・・。そんなわけで、映画を観ながら、そのときの旅行のことを思い出してみたり。いや~楽しかったなぁ。

そんなわけでおまけ画像。

↓ビアトリクス・ポターの家の前にいたウサギ

Rabbit

↓ポターさんの家で購入したという証明付きのポター全集と特製しおり

Book

↓ポターの愛した湖水地方

Lake

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コメント

>湖水地方

うううらやましー!
羨ましさを通り越して妬ましいです。

投稿: ヨーコ | 2007年8月13日 (月) 14時16分

>ヨーコさん

羨ましいでしょ。
自分でもこの旅行は2度とできない贅沢旅行だったと思うから
あの頃の自分が羨ましいですよー。
あぁ、もう1回行きたいなぁ。

投稿: ANDRE | 2007年8月13日 (月) 18時47分

ANDREさん、こんばんは。
やっと観に行ってきました~!
まだまだ、いくらでも観ていられそうなタイミングで作品が終わってしまって、
もっともっと観てたかったのに、と寂しくなったくらい、見どころがたくさんの作品でした。
以前いただいたANDREさんのコメントどおり(反転部分のご意見にわたしも1票!)不満はあるものの、
主演はもちろん、脇役もとても面白いキャラとキャスティングだし、
ユアンの歌まであるし、アニメの使い方もうまいし、
大きな期待が裏切られない、素敵な作品で大満足でした。

TBを送ったのですが、届かないようでごめんなさい。
もう1度送って反映されたらいいのですけど…

投稿: 悠雅 | 2007年9月18日 (火) 21時43分

>悠雅さん

コメントとTBいただきましてどうもありがとうございます!

そうなんですよね。
最後、本当に良いところで、まだまだ物語は続くんだろうなと
感じさせるところで終わってしまうので
「もっと見せろー」と思ってしまう作品でした。
反転部分もご同意していただきどうもありがとうございます。

英国贔屓なので、甘口採点にになってしまうのは承知ですが
それでも期待が裏切られない作品で大満足でした♪

投稿: ANDRE | 2007年9月19日 (水) 00時20分

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湖水地方と、ブルージャケットのピーターラビット。ビアトリクス・ポターの恋の花が開く。 [続きを読む]

受信: 2007年9月18日 (火) 21時29分

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