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2007年9月

2007年9月30日 (日)

映画「クローサー」

クローサー

closer

2005年

ここのところ忙しくて、レビューが滞ってました・・・。これも観たのはちょっと前です。さてさて、ちょっと今さら感もあるんですが、やはり話題作だったので、観ておこうかなぁと思って観てみました。ロンドンが舞台だし。

主人公ダン(ジュード・ロウ)は、小説家を夢みて新聞社に務めているが、死亡欄担当するのが現実。彼はある日、街でアメリカ人の少女アリス(ナタリー・ポートマン)と出会い、一緒に暮らし始める。それからしばらくして、本の出版が決まったダンは、写真撮影のために訪れたスタジオで知り合った大人の魅力を持った女性写真家のアンナ(ジュリア・ロバーツ)に一目ぼれ。アンナもダンのことを気に入るが、アリスの存在を知り、一線を踏み出すことはなかった。あるとき、ダンはアンナを名乗りインターネットのエロチャットを楽しみ、そこで、医師のラリー(クライヴ・オーウェン)と水族館での待ち合わせをでっちあげる。ところが、訪れた水族館でラリーは本物のアンナと出会ってしまい、やがて、ラリーとアンナは付き合うように。やがて、ダンとアンナが再会したとき、この4人の男女の運命の糸は激しく絡み始めるのであった・・・。

R15指定になってるんですけど、理由はエロチャットのシーンがあるからでしょうね。しかも無駄に長いし、生々しい。メインの4人以外は登場人物がいないに等しい作品で、場面転換も激しくないので、もしやと思ったら、やっぱり舞台がオリジナルでした。

なんかね、4人の気持ちのすれ違いというかなんというか、4画関係ものなんだけど、どうも感情移入できるキャラクターがいないし、みんなが騙しあってるような感じもあって、本心がなかなか見えてこないだけに、色々と難しい作品でした。

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2007年9月28日 (金)

名古屋

観た映画とか、読み終わった本もあるのですが、珍しくちょっと忙しいので、更新が滞ってます。また余裕をみつつ、ちょこちょこと更新するのでよろしくです。

さて、先週末友人の結婚式があり名古屋に行きました。名古屋は2回目。ちょっと観光もしてきたので、名古屋写真でも載せてみようかなと。まぁ、「名古屋」のレビューって感じですかね。

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2007年9月20日 (木)

映画「魔笛」

the mgic flute

2006年

イギリス

公式サイト

言わずと知れたモーツァルトの傑作オペラを、シェイクスピア映画でおなじみのケネス・ブラナーが映画化。都内での上映が今週までということだったので、いそいで見に行ってきました。こういう映画はやっぱ音響が命なので劇場で見たい!

舞台は第1次大戦中のヨーロッパ。若い兵士タミーノは塹壕の中で、毒ガスにやれそうになり倒れたところを、3人の従軍看護婦たちによって助けられる。彼女らは夜の女王の侍女で、タミーノの姿に一目ぼれし、このことを女王に報告するためにその場を立ち去る。目覚めたタミーノは、近くにいた鳥を飼う兵士パパゲーノが自分を救ったものと勘違いしてしまう。やがて、3人の看護婦達が戻ってきて、邪悪な王ザロストロにさらわれた女王の娘パミーナを救って欲しいとタミーノに頼む。パミーナの写真を見て一目で恋に落ちたタミーノは、パパゲーノとともにザラストロの城へと向かうのだが・・・。

舞台が1次大戦になっているというだけで、他は全てオペラのままです。映画自体がオペラと一緒で、一部の台詞をのぞいてほとんどが歌になってますし。オペラのまま恐らくカットなしの全曲演奏による完全映画化です。ただし全て英訳されてます。(←これも良し悪し)

「魔笛」はかなり好きな作品で、オペラのDVDも持ってて、好きな場面だけ見たり、CD聴いたりしてるんですが、そこに、シェイクスピア映画ファンにはおなじみのブラナー監督という、もう自分の中ではありえないくらいに最高の組み合わせによる映画化でした。ブラナー監督、シェイクスピア作品でも大胆アレンジをするときがあるけれど、今回も第1次大戦っていう設定に持っていったのはなかなか面白かったですね。

しかし、「魔笛」は音楽は素晴らしいものの、実は脚本に粗が多い作品。こうして映画化すると、それがくっきりと浮き彫りになってしまってましたね・・・。ストーリーにツッコミどころ多すぎ。これが初「魔笛」って言う人は恐らく何がなんだかさっぱりだったのでは?

さらに、ブラナー氏のかなり凝った映像の数々は、「ムーラン・ルージュ」みたいな感じのわざとらしい安っぽさが垣間見られるCG使いのキラキラとした演出なのは、面白くてよかったんだけれど、なんとなく、1曲1曲のPVみたいな雰囲気になってたような気も。それぞれの曲の演出に明確なテーマが垣間見えるも、「その曲に合わせて撮りたい映像」を寄せ集めたような雰囲気が感じられたのがちょっと残念。

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2007年9月18日 (火)

TVドラマ「ハイスクール・ミュージカル2」

ハイスクール・ミュージカル2

highschool musical 2

2007年

全米大ヒットのディズニー製作のTVドラマの第2弾。アメリカでもこの夏に放送されたばかりなのに、もう日本での放送です。しかも今回のフジテレビ版、なんと日本のディズニーチャンネルよりも早い放送なんだとか。 (前作レビューはコチラ

前作で恋仲になったトロイとガブリエラは友人達公認のラブラブカップルとして高校生活を謳歌していた。そして訪れた夏休み、トロイらイースト高校の仲間たちは、夏のアルバイトを探していたところ、高級カントリークラブから1本の電話が。実はここ、トロイと同じ高校に通うセレブ姉弟シャーベイとライアンの父が経営するクラブで、トロイとひと夏を過ごそうと目論んだシャーベイが支配人に根回しをしたのだった。トロイは、仲間たち全員での採用を条件とし、「どんな手を使ってもトロイを採用すること」というシャーベイの言いつけどおりに、トロイと共に高校の仲間たち全員が一緒にバイトをすることに。果てさて、どんな夏休みが訪れるのやら・・・。という物語。

今回はトロイが進路を考えるようになったり、仲間たちとの間に溝ができたりといったところが見所でしょうか。全般的に「友達」というオーソドックスなものがテーマになってました。

うーん、今回の放送、なんだか中途半端な印象。恐らくかなりのシーンがカットされてるし、日本舞台版キャストによる吹替えがかなり・・・だし。そもそも、舞台公演は既に終わってるのにここで今さら舞台キャスト吹替え?舞台は「1」なのに放送されたのは「2」。しかも放送時間が祝日とはいえ昼の14時。どうせ舞台版キャストなら歌も吹替えにして夜にパート1をやればいいのにね。

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2007年9月16日 (日)

映画「ラブソングができるまで」

ラブソングができるまで 特別版

music and lyrics

2007年

ちょっと前に公開されてたラブコメ映画。ヒュー・グラント×ドリュー・バリモアという王道カップルに「トゥー・ウィークス・ノーティス」などのマーク・ローレンス監督ということで、気軽に楽しめそうな1本ということで見てみました。

アレックス(ヒュー・グラント)は80年代に人気を博したアイドルバンド、POPのボーカル。グループ解散後は、ソロ活動を開始するも鳴かず飛ばずの状況で、同窓会やら遊園地のイベントやらで昔のファンと交流することで細々と生活していた。

そんなあるとき、今をときめく大スター歌姫のコーラが、アレックスの大ファンだったということで、彼に新曲を書いて欲しいと依頼してくる。やってきた作詞家の男とともに曲を作り始めたのだが、感性が合わず上手くいかない。そんな折、アレックスの家で植物の世話のバイトにきていたソフィー(ドユー・バリモア)がアレックスの曲に合わせて何気なく口ずさんだフレーズにピンときたアレックスは彼女に一緒に曲を書くことを提案する。果てさて、新曲は無事完成できるのか?という物語。

ヒュー・グラント、老けたなぁっていうのがやたらと実感される作品でしたね。落ちぶれアイドルっていう設定だけれど、彼の老けた感じが妙にマッチしてました。日本でもアメリカでも80年代アイドルってなんかちょっとした恥ずかしさがありますよね。映画冒頭のPV風映像が妙にリアルで笑えました。

正直、このキャスティングだったらもっと面白い作品が作れたんじゃないの?という感じで、ラブコメとしては、王道な作品ではあるけれど、なんか地味なイメージで、どうものれない作品でした。

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2007年9月14日 (金)

「初恋」 トゥルゲーネフ

初恋 (光文社古典新訳文庫)

初恋
пEPBAя любUBb

トゥルゲーネフ и・C・Typreнeв

光文社古典新訳文庫 2006.9.

言わずと知れたロシア文学の名作の1つです。先日、これを原作にした映画(「ラヴァーズ・プレイヤー はつ恋」 レビュー )を見た際に、原作はきっと面白いんだろうなぁという感じだったので、早速読んでみました。

16歳の少年ウラジーミルは大学受験を控えた夏、両親と別荘に滞在していた。そこで、別荘の離れに越してきた公爵家の娘ジナイーダと出会い恋に落ちる。21歳のジナイーダは、自分を慕う男たちを招き、様々なゲームをして遊んでおり、やがてウラジーミルもその仲間に加わるようになる。ところがそんなあるとき、それまで女王のようだったジナイーダの様子が変わり、彼は彼女が誰かに恋をしたことを知る。16歳の少年の淡い初恋の記憶を描く物語。

原作を読んで分かったこと、それは映画が信じられないくらいに原作に忠実だったこと。特に前半はそのままだね。

映画では分かりづらかったのですが、この作品、ウラジーミルの初恋を描く一方で、ジナイーダの初恋もしっかりと描かれています。ウラジーミルが自身の恋心だけではなく、ジナイーダの姿からも大人の恋を学んでいくという作品なんですね。

ラストがやや重い展開ですが、作品としては非常に面白かったです。

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07年7月8月に聞いたCDから

9月も中旬になる前に前2ヶ月分を。

今回のラインナップは・・・

・中孝介 「ユライ花」 

・db Clifford 「Recyclable」

・Yellowcard 「Paper walls」 

・MELEE 「devils & Angels」 

・the thrills 「Teenager」 

・Air Traffic 「Fracted Life」 

・(e) shuzo band 「Trip」 

ちょっと数が多いですが。以上のラインナップでお届け。

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2007年9月11日 (火)

「カラフル」 森絵都

カラフル (文春文庫 も 20-1)

カラフル

森絵都

文春文庫 2007.9.

森絵都の出世作として名高いYA文学の傑作といわれる作品が待望の文庫化。ずっと読みたかった作品なので、かなり嬉しいですね☆

前世の記憶を失い、死後の世界にいた「ぼく」は、突然、「抽選にあたりました」と告げられる。彼は前世で罪を犯し、本来ならば輪廻の輪から外れることになるのだが、ラストチャンスが与えられることになったらしい。そんなわけで、彼は、自殺して亡くなったばかりの中学生、小林真の体内に入り、修行することに。知らない人物の体を借りているという自由さから、のびのびと生活を楽しむ「ぼく」だったが、やがて、小林真をとりまく様々な事情が明らかになり・・・。という物語。

確かに面白い作品でした。ちょっとだけ読もうと思って読み始めたのに、一気に最後まで読んじゃったし。

YAということで、中高生が主なターゲットだと思うんですが、メッセージ性があるのに、それが押し付けがましくないし、読みやすいし、これは確かにオススメできますね。でも、そのターゲットにしては、一部、教育的ではないネタがチラホラする上に、それが作中で特に否定されるわけでもないのはちょっとどうかなとは思いましたが。

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2007年9月 9日 (日)

映画「ラヴァーズ・プレイヤー はつ恋」

Lover`s Prayer はつ恋

lover's prayer

2000年

米・英

キルスティン・ダンスト主演でツルゲーネフの「はつ恋」を映画化した作品。多分日本未公開。「マリー・アントワネット」(感想はコチラ)DVD化にあわせて、関連作としてDVDリリースされたみたいですね。

舞台は19世紀のロシア。主人公の少年ウラジーミルは大学進学をひかえた夏、両親と避暑地の別荘を訪れていた。彼はそこで隣の屋敷に引っ越してきた公爵一家の一人娘、ジナイーダ(キルスティン・ダンスト)と出会う。ジナイーダは多くの男友達を家に集め、自分のキスを賭けてゲームをさせるなどして、盛り上がる女王様的な美女。次第にウラジーミルも彼女の魅力にひかれていくのだが・・・。という物語。

さすがロシア文学!一見、少年の甘い初恋を描くかと思いきや、ずしーんと重い!

文芸作品の映画化だし、主演も有名どころなのに未公開。DVDがリリースされても全く話題になっていない。うん、それなりに納得。この作品に感じた面白さは恐らく原作の良さによるものだからなぁ・・・。

まぁ、キルスティン・ダンストのとにかく我侭な女王様っぷりは一見の価値ありかなぁとは思いますよ。主人公がカッコイイ男でもなくて、ちょっとうだつの上がらないウジウジ君イメージなので、余計に彼女の女王様っぷりが目立ってます。

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2007年9月 8日 (土)

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作」

バック・トゥ・ザ・フューチャー バック・トゥ・ザ・フューチャー2  バック・トゥ・ザ・フューチャー3

テレビで3夜連続で3部作が放送されたので久々に見てしまいました。このシリーズ、全作映画館で見ているし(1作目なんて小学校入る前ですが、映画館で見たという記憶は鮮明にあります)、テレビで放送されたのも何度も見ているんですが、そういえば3作を通してみたことは、無いなぁと。

では1作ずつ感想を。

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2007年9月 6日 (木)

「グランド・フィナーレ」阿部和重

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ

阿部和重

講談社庫 2007.7.

阿部氏の芥川賞受賞作です。以前読んだ「ニッポニアニッポン」が結構面白かったのですが、この作品は扱ってるテーマがテーマなだけに果たしてどんなものかと思いながら読んでみました。

そんなわけで、他の作品も収録されてるんですが、とりあえず表題作レビュー。

主人公は自らの性癖を妻に知られ、離婚され、勤めていた教育教材用のビデオ製作の会社も辞め、実家に戻ってきた小児性愛者の男。離婚原因が原因なだけに、離婚後、愛する娘に会うこともできず、淋しい日々を過ごしていたが、あるとき、彼は地元で思いがけない仕事を頼まれて・・・。という物語。物語は前半と後半に分かれていて、前半は物語の設定紹介といった感じで、後半は主人公の現在の生活がメインで描かれる。

うーん、なんか難しい作品だね。色々と。

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「魔法の庭」 I・カルヴィーノ

魔法の庭 (ちくま文庫 か 25-3)

魔法の庭
(il giardino incantato)

I・カルヴィ-ノ I・Calvino

ちくま文庫 2007.8.

カルヴィーノの初期短編を集めた短編集です。カルヴィーノ作品は、毎回毎回それぞれに違った味わいがあるのですが、さてさて今回は・・・。

収録されているのは全部で11短編。全体に共通するテーマがあったりするわけではないけれど、強いて言えば、日常の中の違和感とかそんな感じでしょうか。

好きな作家を聞かれたときに、割とカルヴィーノの名前もよくあげるんですけど、実はカルヴィーノ作品には好きなものと苦手なものがあります。好きなものは猛烈に好きなんですが、苦手なものはどうも好きになれません。で、今回の短編集、どうやら後者。少し前に読んだ「くもの巣の小道」も苦手だったんですが、それと似たような空気を感じる作品集でした。

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2007年9月 5日 (水)

映画「華麗なる恋の舞台で」

華麗なる恋の舞台で デラックス版

beeing Julia

2004年

米・カナダ・ハンガリー・英

賞レースで話題になったのは、2,3年前の作品ですが(「ミリオンダラー・ベイビー」と主演女優賞を争ってる)、それがようやく、先週DVD化。長かったですねー。原作がサマセット・モームということで、なかなか期待できるのでは?と思って観てみました。

舞台は1938年のロンドン。主人公はロンドンで活躍する大女優のジュリア。舞台監督ならびに劇場の興行主である夫とはビジネスライクな関係が続いていた。主演舞台がロングランを続ける中、疲れを感じた彼女は休養を申し出るが、なかなか受け入れられてもらえず、長年プラトニックな関係が続く男友達に慰めを求めるが拒否されてしまう。そんな折、彼女の前に、親子ほども歳の離れたアメリカ人の青年が現れる。やがてジュリアは自分の熱烈なファンだというその青年に心惹かれていき・・・。という物語。

主演のアネット・ベニングが恋に落ちてころころと七変化を繰り返す40代女性を見事なまでに好演してました。メイクなんかの関係もあるんだろうけど、「恋をすると綺麗になる」を見事に演じる姿には驚きましたねー。そして、まるで子供のような浮かれっぷり、落ち込みっぷりも凄かったです。

物語自体はラストがとにかく怖いね。女性は怖い。あとは舞台と人生みたいなシェイクスピアチックなテーマがなかなか面白く描かれてるなぁという印象でしたね。これで、もうちょっと英国っぽさが強く感じられたらよかったんだけどなぁ。そもそも主演のアネット・ベニングは「アメリカン・ビューティー」の妻だしなぁ。

この作品全般的に英国的な風格が薄くてちょっと残念。

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2007年9月 3日 (月)

映画「ヴィレッジ」

ヴィレッジ

the village

2004年

アメリカ

「シックスセンス」以降、やたらと意外な結末路線を走りまくるシャマラン監督作品。この映画、公開時に結構気になってたものの、どうせまた「意外な結末」だけが売りなんでしょ、と思ってスルーしてたのをついに見てみることに。そしたら、これがなんと、まぁ、割と面白い作品じゃないですか!!もっと早く見れてれば良かった。

舞台は田園地帯が広がるのどかな村。村の奥には森があり、その森を越えなければ、外の町には出られないのだが、森には魔物が棲んでいて、村人が森に入ると、魔物が村にやってくるため、村人たちは外の町に出ることなく、静かに暮らしていた。

村に暮らす目の見えないアイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)は、ルシアス(ホアキン・フェニックス)に恋をし、やがて、ふとした事件をきっかけに彼女は森へ向かうことになるのだが・・・。という物語。

何気にキャストが豪華な作品で、村人として、エイドリアン・ブロディ、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハートらが確かな演技で物語をみせてくれてる感じがしました。

そして、お約束の「意外な結末」も待ってるんですが、確かにそのインパクトはあるものの、この映画はそれ以上に様々なことを考えさせられる深さが感じられて、映画としてなかなか面白く仕上がってるんじゃないかなぁと思いました。「意外な結末」ばかりに目をとられてたらもったいないと思います。あと、純粋なハッピーエンドじゃないのも良かった。

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2007年9月 1日 (土)

映画「スリーピー・ホロウ」

スリーピー・ホロウ <コレクタ-ズ・エディション>

Sleepy Hollow

1999年

アメリカ

バートン好きだというのに、これまで見ていなかった作品です。うん、とってもバートンでした。

時は18世紀末。NYに程近いスリーピー・ホロウの村で起きた不可解な連続殺人事件を解決するためにイカボッド捜査官(ジョニー・デップ)がNYから派遣される。この事件、夜な夜な村人が殺され、その首を切断されるというもので、伝説の首のない騎士によるものだとして村は大騒ぎとなっていた。イカボッドはそのような非科学的な騎士の存在を否定し、科学捜査を開始するのだが・・・。という物語。

原作のアーヴィングの小説を読んだことがあるんですが、この映画、かなりアレンジされてましたね。バートンらしいゴシックホラーの世界観をとても丁寧に演出している作品で、首が吹っ飛ぶシーンがやたらと多いものの、この世界観の美しさは流石だね。 内容はもうB級ホラーだし、寓話的ファンタジーになってるんですけど、これをここまでしっかりと見せてしまう力量に脱帽ですね。

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