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2007年9月 8日 (土)

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作」

バック・トゥ・ザ・フューチャー バック・トゥ・ザ・フューチャー2  バック・トゥ・ザ・フューチャー3

テレビで3夜連続で3部作が放送されたので久々に見てしまいました。このシリーズ、全作映画館で見ているし(1作目なんて小学校入る前ですが、映画館で見たという記憶は鮮明にあります)、テレビで放送されたのも何度も見ているんですが、そういえば3作を通してみたことは、無いなぁと。

では1作ずつ感想を。

①back to the future  1985

記念すべき第1作目。

これはもう文句なしに面白いね。何度も見てるから、次に何がどうなるかとか分かるんだけど、それでも何故かワクワクしてしまうし、ハラハラドキドキしてしまう。

ツッコミどころもいっぱいあるのは承知だけれど、それでもにくむことのできない魅力に溢れてるんだよね。

あと、今回見て思ったのは、CGなんか使わないほうがSFは面白いよ!てこと。今ってCGがかなり進歩してるから、大抵の映像は作ることができるんだけど、そのせいか、SF映画ってCGで表現したい映像ありきみたいな雰囲気の作品が多い気がします。映像だけが売りだったり。

一方で、80年代くらいのSF作品って、手作りでどこまで自分が表現したい映像を再現できるかってことを本当に真剣に考えていて、それはそれは見事な手作り特撮の数々が非常に素晴らしいわけですよ。デロリアンが走り去った後の炎とかCGだと簡単なんだろうけど、やっぱり、本物には叶わないと思うわけです。SWシリーズもデジタル修正される前の方が温かみがあったように思うし。

そうそうパート1だね。この作品で好きな場面は今も昔も、ついついはしゃぎすぎてギターをなりまくる場面ですよ。あのノリノリなう姿がたまらない。そして、パート2で再び見られるところがまた良い!

あとラストのハラハラ感も良いよね。ここは音楽がまた上手い!メインテーマが盛り上がりそうなところでブツッって切れるんだよね。

②back to the future part 2 1989

で、4年ぶりの続編なわけです。

前作製作時には予定されてなかったとはいえ、前作の最後で、未来が大変なんだ!と騒いだ割には未来編はあっけないんだよね。

この作品はなんといってもパート1とのコラボシーン。子供の頃大好きでした!!多分、シリーズを通しても好きなシーンTOP3に入ってきますね。パート1とリンクしてること自体が衝撃だったし。

パート2はパート1ファンのための感謝ムービーであり、パート3のための準備編なんですよね。今回続けて見たことでそれがかなりはっきりと分かりました。とりわけ、パート3に向けて貼られた伏線の多さが半端ない!

まぁ、そのせいで、パート2単体で見て果たして面白いかって言われればちょっと微妙ですが・・・。パート2、基本的に暗いし。特に変化した現代編。

ところで、ここで描かれた未来って8年後なんだよね。うーん、8年後に空飛ぶ車は無理だろうなぁ。でも家の中の生活は割りと近いところまで進化してきてるよね。

③back to the future part 3 1990

さてさて、ラストに予告編がついてるというとんでもないことをしでかしたパート2の続編です。2と3は同時に製作されたらしいですね。

3は主人公がドクになるんだよね。ちゃんとそのための伏線も2にしっかりと貼られていたし。それでいて、しっかりと定番のネタを生かしてくるあたりが上手い。3作連続で定番ネタを出すとくどくなりそうなのを、「西部劇」を持ってくることで新たな面白みを出してるよねー。

西部劇関連でのネタも面白い。なんてったってイーストウッドだからね!西部劇はアメリカっ子たちの永遠の憧れなのではないかと思うんですが、パート1、パート2でタイムマシンを思い切り描いて、最後にそのシリーズに西部劇を持ってくるてのはもう、おもちゃ箱もお子様ランチもビックリなくらいに少年時代の夢が詰まったシリーズてことなんだろうね。こういう映画を作れるっていいですよね。

やりすぎ感すら感じられるラストも3部作を気持ちよく締めくくってくれてるし。

僕もジュール・ヴェルヌ好きですよ☆

そして、これを見て育った自分、BTTFシリーズを見るとなんだか少年時代のキラキラした気持ちが蘇ってくるような不思議な錯覚を覚えるわけです。今回通して見ることができてよかったなぁ。

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コメント

こちらにもお邪魔します。
あまりにも遅いお邪魔で申し訳ないです^^;
わたしも3日間連続で、よく知ってるはずの3作を観ましたよ。
そうか、ANDREさん、お若い方だったんだ、と思い出しました。
わたしも、今回改めて見直して、
part2の、3のための伏線の多さに驚いてたんです。
いろいろ、ツッコミ始めたらキリがないのでしょうが、
そんなことはこの際、どっちだっていいや、と思わせる、
本当に楽しいシリーズでしたよね。

投稿: 悠雅 | 2007年9月18日 (火) 21時51分

>悠雅さん

こちらにもコメントどうもありがとうございます。

このシリーズは子供の頃に大好きだった作品で
映画好きのルーツとも言える1本です。
まぁ、若いとは言っても、自分、今どきっぽい若者ではないんですが・・・。

今回の3日連続放送は色々な発見があって
今まで何度も見たはずなのに、通して見るとまた違ったものが
見えてくるんだなぁというのが実感できてとても面白かったですね。

パート2の伏線の多さは本当に驚きました。
ドクの恋愛にまで伏線があったのは今まで全く気づいてませんでしたし。

あと、字幕で見たのも実ははじめてかもしれなかったですね。

今回の放送は本当に貴重で、ますますこのシリーズが好きになりました。

投稿: ANDRE | 2007年9月19日 (水) 00時30分

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