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2007年10月 5日 (金)

映画「恋するレシピ~理想のオトコの作り方~」

恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~ スペシャル・コレクターズ・エディション

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2006年

サラ・ジェシカ・パーカーとマシュー・マコノヒーによるラブコメ作品。軽い感じで楽しめるものをと思い観てみたんですが、ちょっと軽すぎたみたいです。

主人公トリップは35歳になってもなお、実家で両親と共に暮らし、休日は同じくパラサイトシングルな独身貴族仲間たちと様々な遊びに興じるセールスマン。恋人ができても、実家暮らしと分かるやフラれる状態が続き、それを心配した両親が、彼を自立させようと、自立コンサルタントのポーラを雇うことに。彼女は、実家から離れられない男達に擬似恋愛をさせることで、恋人と楽しく暮らすために自立しようという気を起こさせるということを仕事にしているカウンセラー。そして、トリップは何も知らずにポーラに恋をする。これまで、仕事とわりきって、様々な男達とデートをしてきたポーラだったが、果てさて今回は・・・。

もうさ、設定だけでストーリーが全部分かるよね・・・。

この映画、ときどき面白い場面もあるんだけれど、全体的に映画としてはちょっと微妙な完成度だったかなぁと。

まずトリップが実家にこだわる理由がはっきりしない。まぁ、あれだけ、手厚く過保護な生活だったら出て行く気にもならないかもしれないけど・・・。さすがに着る洋服を母親が準備ってのはやりすぎっしょ。しかしながら、30歳を越えても実家てのを、ここまでヤバイ状態で描かれてしまうと、20代後半で実家の自分もちょっと冷や冷やしてしまいますよね・・・。

でもトリップさん、とても趣味の人なのが良いね。毎休日ごとに違う遊びをしてる。羨ましいっす。さすがお金だけはあるパラサイトシングルって感じもするけれど。

一方でポーラもさ、トリップが好きになった理由みたいのがよく分からないで、単に、「好きなものは好き」だったのがちょっとつまらなかったかなぁと。

主人公2人がキャスティングは良かったのにそこまで生かされてなかったように思いましたね。逆に、脇役は結構光っていただけに、主人公達の設定の甘さが目だってたようにも思います。

全然関係ないけど、母親役のキャシー・ベイツって、こういうコメディではあまり観ないからなかなか新鮮でした。

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