映画「Porco Rosso」
紅の豚 1992年 日本 (1995年 仏) |
タイトルが何故、「Porco Rosso」なのか。それは、今回見たのがフランス語版だったから。友人宅でDVDで鑑賞することになったのですが、皆何度も見ているということで、今回はフランス語音声で楽しみました。
なんてたって、主役のポルコの声がジャン・レノですからね!ま、どうせならイタリア語版を収録して欲しいものですが。
そんなわけでざっとストーリーを。
舞台は20世紀前半の恐慌時代のアドリア海。主人公マルコは過去のとある事件をきっかけに魔法をかけ豚の姿となり、空賊との熾烈な戦いを繰り広げる賞金稼ぎをしていた。ある日、空賊たちは打倒マルコのためにアメリカ人パイロットのカーチスを雇う。昔馴染みのジーナ、飛空挺技師のピッコロとその孫娘フィオらの助けを得て、マルコはカーチスとの戦いに挑む。という物語。
まぁ、ストーリーは日本語でもフランス語でも同じです。
フランス語版、カーチスとか結構良い感じなんですが、全般的に女性陣のイメージが大分違います。日本語よりもかなり歳をとってる感じ。とりわけ我々の中で大不評だったのはフィオ。そもそものキャラが変わっちゃってるくらいに違和感が・・・。あと、最初に出てくるちびっ子たちが、子供っぽくないのもなぁ。
ジャン・レノはボソっと渋く決めるところはメチャメチャかっこいいんですが、時折、トーンが上がると、やっぱりイメージが違うんだよね。日本語の声優に慣れ親しみすぎたからなのかなぁ・・・。
でも、友人が指摘したんですが、フランス語版は、音声がなんとなく平坦なんですよね。どの場面も同じトーンで、やや臨場感にかける印象なんです。特に飛行機に乗って話をする場面とか。
今回は、飛行気乗りの友人も一緒だったので、いろいろと飛行機ネタを聞きながら見ちゃいました。プロペラの音はもう少し高いはずとか、細かいところまで丁寧なツッコミが入って、なかなか面白かったです。
この作品、僕は映画館で見たんですが、実はそれ以降、テレビ放映などで、見ることはあったんですが、好きな場面だけチラ見することが多かったので、全編を通して見たのはかなり久しぶりでした。
子供の頃に見た視点とはまた違った視点で見られて、それも面白かったですね。ジーナとポルコの関係とか。
まぁ、なんだかんだで、「カッコイイとはこういうことさ」、そのまんまの娯楽映画。ジブリさん、またこういうの作ってくれないかなぁ。趣味全開でも全然OKですから。
あと、こういう何度か見てる映画って、みんなで突っ込みをいれたり、好きな場面の前後で盛り上がったりして見るのが楽しいですね☆
そうだね♪
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コメント
そうなのよー!
フランス語は翻訳が結構うまくて、全体のテンポを狂わせないようにできているのがとってもいいよね。
ANDREさんも3回も見ちゃいましたか。僕は今年最低でも8回は通して見てることに…。また見ようねー。
投稿: とも | 2007年11月22日 (木) 21時58分
>ともさん
レスが1週間以上遅れてしまい申し訳ありませんでした。
フランス語、確かにそこまで違和感ないのは
キャラクター造詣がヨーロッパだからだと思うんですが、
まぁ、フランス語が分からない自分には雰囲気しか分からないのが
残念なところ。
今年で8回ってどんだけ好きなんですか!?
投稿: ANDRE | 2007年11月30日 (金) 10時57分