« 07年いろいろ大賞(その他編) | トップページ | 07年いろいろ大賞(音楽編) »

2007年12月30日 (日)

07年いろいろ大賞(書籍編)

毎年恒例のいろいろ大賞の書籍部門です。

今年の読書は50冊強。ちょっといつもより少なめでした。かろうじて週1冊ペースを守った感じですね。

そんなこんなで1年間の書籍レビューをふりかえってみました。普段はあまりふれていないコミックのランキングもありますよー。

2007年心に残った本(国内作家)

1.「やがてヒトに与えられた時が満ちて・・・」 池澤夏樹 (レビュー
年末に読んで記憶が新しいからちょっと甘めかもしれないけど
でも何度も読み返したいと思う素晴らしい作品でした。

2.「滴り落ちる時計たちの波紋」 平野啓一郎 (レビュー
アイデアも上手いし、文も上手い。久々にぐぐっときました。

3.「フィンガーボウルの話のつづき」 吉田篤弘 (レビュー
相変わらずこの世界観がたまりません。クラフト・エヴィング商會、最高です。

4.「カラフル」 森絵都 (レビュー
噂に違わぬ名作でした。もう少し若い頃に読みたかったな。

5.「旅のラゴス」 筒井康隆 レビュー
もっと早くに読んでいればよかったと本気で後悔しました。

次点.「村田エフェンディ滞土録」 梨木香歩 (レビュー
なんといってもこの世界観がたまらない!

次点「花を運ぶ妹」 池澤夏樹 (レビュー
バリ島に行く前に予習として読んだ1冊ですが、予想以上に面白く大満足。
でも1位を池澤作品にしてしまったので、順位は控えめにしてみた。

短編賞 「ハナレイ・ベイ」 (「東京奇譚集」収録) 村上春樹 (レビュー
久々に読んだ村上作品はなかなか面白かった!

なんか今年は元々好きだった作家の作品がやっぱり好きだ!っていう感じになってしまいましたね。来年は新しい作家の開拓に力を入れてみようかなと思ってます。

2007年心に残った本(海外作家)

1.「自由の牢獄」 ミヒャエル・エンデ レビュー
久々に読んだエンデはやっぱり良かった。

2.「その名にちなんで」 ジュンパ・ラヒリ レビュー
移民世代とその子供達、様々な思いを見事に描いた作品でした。

3.「バラバ」 ペール・ラーゲルクヴィスト (レビュー
色々と考えさせられる作品でした。

4.「分別と多感」 ジェーン・オースティン レビュー
映画も好きでしたが、原作はもっともっと面白かった!
今年はオースティンを読破とか言ったわりに、全然読まなかったけど・・・。

5.「家なき鳥」 グロリア・ウィーラン (レビュー
哀しいんだけど、とても爽やかな読後感が良かったです。

次点.「幻の下宿人」 ローランド・トポール (レビュー
ちょっとした思い込みが引き起こす恐怖。

次点.「恥辱」 ジョン・クッツェー (レビュー
ただのセクハラ話かと思いきや、ノーベル文学賞は深かった!

特別賞 「鼻・外套・検察官」 ニコライ・ゴーゴリー レビュー
この本は、とにかく訳が面白い!落語調の翻訳に大満足でした。

短編賞 「七階」 (「神を見た犬」収録) ブッツァーティ (レビュー
世の中こういうことって結構あるよねぇと思わせる怖い話。

今年も相変わらず、古典新訳文庫が絶好調でしたが(と言いつつ、上記ランクには1冊しかないのですが)、それに触発されてか、他の出版社でも名作が良い訳で出版されるようになってきたように思います。

2007年心に残ったコミック

1.「よつばと!」 あずまきよひこ

少女"よつば"が様々なものと出会う日常を描く作品。

これまで食わず嫌いで避けてた自分はバカでした。
今年になって全巻大人買い。そして、見事にはまりました。
みうらが最高です。

2.「おやすみプンプン」 浅野いにお

浅野氏の圧倒的表現力の到達点!シュールでリアルで切ない作品です。
浅野いにおの新作、きたきたきたきたー!!って感じの傑作。
ダントツで好きだった「素晴らしい世界」に並ぶくらい良い。

3.「べしゃり暮らし」 森田まさのり
芸人志望の高校生を描く作品。
これ、かなり面白いです!人物描写が上手い!

4.「うさぎドロップ」 宇仁田ゆみ
幼い少女をひきとって育てるサラリーマンの話。

なんとも言えない良さがある。同作者の「4人ぐらし」よりもこちらのほうが好き。

5.「20世紀少年」 浦沢直樹
自分達の少年時代に端を発するテロリストとの戦い。

祝完結!大満足とは言い切れないけど、がっかりすることもなく
上手い具合にまとめてくれたのが嬉しかったです。

次点.「華和家の四姉妹」 柴門ふみ
恋に不器用な4姉妹の話。そのうちドラマ化しそうですねぇ。

次点.「トムソーヤ」 高橋しん
マークトウェインの原作を、現代の長崎を舞台に見事に翻案。力作です。

次点「さよなら絶望先生」 久米田康治
まぁ、マンネリになりそうな作品ですが、分かるネタが多いとかなり面白い。

特別賞. 「空気の底」「ダスト8」「アポロの歌」 手塚治虫
今年は自分の中では第3期手塚ブームが到来。
あまりメジャーではない作品に名作を探して色々と読みました。
その中で、上記3つはかなり良かったです。

「ダスト8」なんて本当に面白いと思うんだけど、打ち切りで終了してるんですよね。
もったいない。

今年の上位はほとんどが今年開拓した作品ですが、以前から好きな「団地ともお」とか「もっけ」とか「岳」とか「ヴィンランドサガ」とか「チェーザレ」とかとかとか相変わらず面白かったですよ!あと他にも「地平線でダンス」とか「巨娘」なんかも面白かったです。

|

« 07年いろいろ大賞(その他編) | トップページ | 07年いろいろ大賞(音楽編) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

2007年色々大賞」カテゴリの記事

コメント

こんばんわ
今年も古典新訳文庫よかったですよね。
ゴーゴリーは私も大好きな一冊です。

2位のジュンパ・ラヒリは読もう読もうと思いながらいまだに未読です。来年読んでみようっと。
「よつばと」いいですよね。私は一昨年、第5巻のでる前ぐらいから読んでいます。

私のブログも、ランキングではないですが、P&Mアウォードと言うのをやります。
今夜(多分1時くらいに)発表予定です。

投稿: piaa | 2007年12月30日 (日) 21時29分

最近、みなみけってのにはまってるけど見た?
けっこう面白いよ。
あぁ、それにしても神戸在住の最終巻はちゃんと1月に出るのかなぁ。

投稿: tomonari | 2007年12月30日 (日) 21時54分

>piaaさん

コメントどうもありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。

古典新訳文庫は毎回毎回次の配本の発表が楽しみですよね。
今年も良い作品をたくさん出していただきたいです。

ジュンパ・ラヒリはオススメなので、是非読んでいただきたいです!

あと、「よつばと!」は思いがけずハマってしまい、
何度も読み返してます。

>tomonari

コメントさんきゅー。

みなみけ、テレビでやってるよね。
見たことないけど、夜テレビつけてるといつも始まってて覚えた。
面白いのかぁ。ちょっとチェックしてみるね。

神戸、延期しまくってるからねー。
今月の発売が楽しみで仕方がない!!
「巨娘」読んだ?同じ手法で描かれてるのに、
内容のギャップが激しいよね。

投稿: ANDRE | 2008年1月 1日 (火) 00時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145222/17459482

この記事へのトラックバック一覧です: 07年いろいろ大賞(書籍編):

« 07年いろいろ大賞(その他編) | トップページ | 07年いろいろ大賞(音楽編) »