映画「ベガスの恋に勝つルール」
what happens in Vegas
2008
アメリカ
DVDになったら観ようかな程度に思っていたのに、ひょんなことから劇場で観ることになりました。キャメロン・ディアスは笑顔が素敵なのでこうコメディが良く似合いますよね。
主人公ジョイ(キャメロン・ディアス)は証券取引所で働くバリバリのキャリアウーマン。恋人との婚約も決まり喜んでいたが、ある日突然別れを告げられ、その傷を癒すために親友と2人でラスベカスへと向かう。
父親の経営する家具メーカーで働くジャック(アシュトン・カッチャー)は、人生を楽して生きようと思う男。ある日、父親から解雇を言い渡され勘当されたジャックは、パーっと気晴らしに友人と2人でラスベカスへと向かう。
ホテルのダブルブッキングというミスで偶然出会ったジョイとジャックは一緒に酒を飲むことになり、乱痴気騒ぎ。そして、泥酔したノリと勢いでそのまま結婚。翌朝、過ちに気づいた2人は離婚を申し出ようとするが、プライドが邪魔して口論に。そして、ジャックがジョイのコインを何気なくスロットマシーンに入れたところ、なんと大当たり!お互いに賞金は自分のものと譲らず、裁判の結果、300万ドルを分割するために、6ヶ月間、夫婦生活をすることを強いられるのだが・・・。という物語。
いや、うん、まぁ、ラブコメでした。それ以上でもそれ以下でもなくって感じで。
結構サクサクと展開して、笑いどころも多く、作品全体がラブコメ王道と言わんばかりに明るさに満ち溢れていて、100分ほどの長さとあわせて気軽に楽しめる作品だったと思います。
i2人が結婚生活を送る間の、「好きでもない相手と暮らす」ドタバタっぷりや、いかに相手をおとしめて、300万ドルを自分のものにしようかとお互いにあの手この手で作戦をしかける部分、映画的には笑いがちょっと幼稚な印象も拭えないものの、なかなか面白い設定だなと。
この部分、映画で2,3のエピソードを取り出して描いていましたが、「ジョイ&ジャック」みたいなタイトルで30分くらいのドラマシリーズを作ったら面白いんじゃないかと思いました。友人達含めて、キャラ設定がよくできているので、普通に面白いシットコムのシリーズが出来上がるのでは?
ストーリー的には元カレの扱いが可哀想というか。ま、気が合わないのは分かるんだけど、まさに踏んだり蹴ったり。
あと、「あれ、この場面無いんだ」と思っていたシーンをエンドロールの直前まで引っ張った理由がよく分からなかったかなぁ(記憶がないってことなんだろうけど)。どうせなら、そのシーンはしかるべきところに入れて笑いを取った上で、ラストには2度目でまた被せて笑いを取るってほうが好き。
キャメロンは流石の元モデルで、お美しい姿をこれでもかとばかりに見せてくれるんですが、やはり彼女の一番の魅力は、あの満面の笑みとハイテンション。本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれる女優さんですよね(←特にスマスマに出るときは必ずチェックしたくなるくらいに良い)。ちょっとラブコメするのにはそろそろ年齢的限界が見えてきてますが。
キャストでは、特に大きくクレジットされてないのが本当にもったいないクイーン・ラティファがいつも通りに味わい深い役で良かったと思います。パンフで取り上げられてないのは何故!?
あと、この作品、音楽がなかなか良かったですねー。冒頭はいきなりMikaの「Grace Kelly」でテンションを上げてくれましたが、いきなりのフラッシュダンスにはかなりビックリしました。あと、ラストのヴァネッサ・ウィリアムズ(笑)。すっかり懐メロ扱いですね。
エンディングのJohn OszajcaのI Hate You (My Friend)も楽しく映画を〆てくれてて好感。
* * *
参考過去レビュー
映画「バタフライ・エフェクト」
アシュトン・カッチャーはどこかで見たと思ったらコレでした。
映画「ホリデイ」
キャメロン・ディアス主演のラブコメ。もっと「ラブコメ」な作品を選びたかったんですが、ブログ記事がないのが残念。
映画「イン・ハー・シューズ」
シリアスなキャメロンも見なキャメロン。
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コメント
ANDREさん
こんにちは。
イントゥザワイルドにコメントありがとうございました♪
キャメロンディアスはやっぱり
ラブコメだなぁ〜って思いました。
アシュトンは元々コメディから出て来た人なので
こちらもよかったし、相性ばっちりでした☆
少々やりすぎというかベタすぎたけどなかなか楽しめました〜♪
また遊びにきますね☆
投稿: mig | 2008年8月21日 (木) 09時18分
>migさん
TB&コメントありがとうございます。
キャメロンの笑顔が好きなので、
それを観れただけで嬉しい作品でしたが、
ラブコメとしてはちょっと物足りない作品でしたねー。
アシュトンはほとんどチェックしていない俳優で
バタフライ・エフェクトとボビーくらいしか観てない上に、
デミ・ムーアな話題もあって
(頭にはブルース・ウィルスの顔がちらついてしょうがない)
なんだかつかみどころの無いイメージなんですが
元々コメディにも出てた方なんですね。
ちょっとチェックしてみます。
ここのところ、ちょっと映画館&試写会が多かったのですが、
似た作品を多く観ているようで色々と参考にさせてもらってます。
是非また遊びに来てください。
投稿: ANDRE | 2008年8月21日 (木) 19時34分
どうもコメントありがとうございました!
自分はこの映画ラスベガス大好きなので観てしまいました。
この映画を観て、ラスベガスで知り合った日本人親子から大変な話を聴いたのを思い出しました。
スロットをやっていた娘を母が昼食を誘うため、連れ出しました。
娘がスロットから離れ、30秒後、背後で大きな音が。
そうです、その娘さんが離れた後の人が一回回しただけで4000000ドルのジャックスポット!! 日本円で4億円です!!
親子関係がしばらく悪くなったそうです。
投稿: クマノス | 2008年8月25日 (月) 15時43分
>クマノスさん
コメントありがとうございます。
映画を観ながら、ベガス行ってみたいなぁなんてちょっと思ってましたが、
そんなことがやはりあるんですか!
行ってみたい様な、怖いような・・・。
面白いお話、どうもありがとうございました!
投稿: ANDRE | 2008年8月26日 (火) 01時11分
こんばんは★
TB&コメントありがとうございます☆
本当に観ている作品が被っていますね♪
日本人にはあのくどさは鬱陶しくなるのかもしれませんね。
まあでもキャメロンとアシュトンの抜群の相性で
笑えるところは笑える普通のラブコメに仕上がっていたと思います。
投稿: dai | 2008年8月26日 (火) 01時46分
>daiさん
コメントありがとうございます!
色々と微妙な点があるにもかかわらず
なんだかんだでそんな悪い印象で終わらない
不思議な魅力のある作品でしたね。
ラブコメの満足度にしめるキャスティングの割合は
意外と大きいのかもしれません。
投稿: ANDRE | 2008年8月26日 (火) 18時03分