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2008年10月 8日 (水)

tokyo PICASSO

「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」@ 国立新美術館
「巨匠ピカソ 魂のポートレート」@ サントリー美術館
2008年10月4日~12月14日

この秋、東京の美術系展覧会はやたらと充実していますが、たまたま六本木方面に行く用事があったので、ついでにピカソを見てきちゃいました。

世界的に巡回してる企画を、日本ではサントリー美術館と国立新美術館の2会場に分けての展示。

確かに1会場でやるにはちょっと量が多い気もしますが、正直、2つに分ける必要はあったのかなという気もします。入場料も倍かかりますし。(共通券とかあればいいのに、一方の半券を持っていくと、もう一方が200円安くなるだけでした・・・)

まぁ、人が分散されたのか、始まって1週間も経っていないにも関わらずあまり混雑していなくて、両会場共に落ち着いて自分のペースで鑑賞できる具合だったのは嬉しかったです。

先に見たのはサントリー美術館。

こちらは「魂のポートレート」と銘打ってあるように肖像画を中心に、年代ごとに作品を追っていく内容。

サントリー美術館は照明を落として、作品の場所に間接照明をあてるようになっていたからか、実際に会場も暗かったんですけど、展示されている絵も、色のタッチが暗いものが多かったですね。

こちらは作品解説が適当についていて(新美術館のほうはほとんどなかった)、僕みたいな絵画鑑賞素人にはこういうのはなかなか嬉しいです。

印象に残った作品は、何気に1枚目。一気に作品世界に引き込まれちゃいました。その後は青の時代⇒キュビズムと展示されてましたが、青の時代は確かに素晴らしいんだけれど、あの暗さがなぁ。

一方の新美術館。
「巨匠ピカソ 愛と想像の軌跡」。

結局、こっちにも肖像画があったりするから、ますます2会場に分けられてる意味がわからないのですが、こちらは、年代別に様々な作品を追っていく形式。

こちらは、絵画だけではなくて、彫刻や、コラージュ作品なども沢山展示されていて、なかなか面白かったです。

ピカソの、あのグニャっとした人物はとても有名ですが、個人的には、あのタッチで描かれた風景画がかなりツボ。

てか、2会場のはしご、終盤は結構疲れてきて大変でした・・・。

自分にはたいして絵心があるわけではないので、ああだこうだ言うことはできないんですけど、中期以降のピカソの絵って、あのシュールにグニャッとした感じなのに画面全体のバランス感覚が抜群によくて、一見ゆがんだ世界観なのに、無駄がなくてすっきりとしているところが凄いなぁなんて思ってみたり。

あと、もともとのデッサンとかがやっぱり上手いので、括弧とした実力のもとでのあのタッチなんだということをこれでもかってくらいに実感させられる展覧会でした。

今回、後期の線が単純化されたちょっとポップな感じの作品がほとんどなかったのがちょいと残念。結構好きなんです。

ピカソ展は7,8年前の上野でやってた子供をテーマにした展覧会が結構良かったなという記憶があります。今回、そのときに見た絵がまた来ていて、ちょっと懐かしかったです。

うーん、芸術の秋。

フェルメールも行きたいけれど、混雑した上野に行くのがあまり好きではないので、ちょっと躊躇しちゃうんですよね。平日の午前狙いかなぁ。

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