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2008年12月31日 (水)

08年いろいろ大賞その他編

毎年恒例のいろいろ大賞の季節がやってきました。

その他部門を一番最初に発表というのも不思議な話なんですが、
映画や本は残りの数日でもまだ新しい作品に触れる可能性があるので
年末ギリギリまで粘ってからの更新の予定です。

普段はあまり書くことのないテレビドラマやらのランキングがありますので、
どうぞお楽しみください。

2008年心に残ったドラマ

自分はかなりのドラマ好きで、基本的に第1話は全てチェックして、面白そうな作品を逃さないようにしているんですが、今年は忙しかったこともあって、連続ドラマを定期的に大量に見ることが大変きつかったため、あまり見ることができませんでした。全体的に不作だった気もするし。

1.「ちりとてちん」
これはもうダントツで1位です。
細部まで完璧な演出と脚本で、
朝ドラ史に残る傑作だったと思います。
「おさらい」的な回想などの挿入のし方も
他のドラマに見習って欲しい上手さ。
毎日毎日本当に楽しませてもらいました。
「つれづれ大喜利」では賞までいただいて、
メモリアルブックに自分の作品が掲載されたのも非常に嬉しかったです。

2.「あしたの、喜多善男」
小日向氏は以前から好きな俳優でしたが
初主演作ということで、期待も大きい作品でした。
松田龍平が良かったです。
小曾根真の音楽に彩られた大人向けの良作でした。

3.「流星の絆」
クドカンはやっぱり上手いなぁと改めて感じる作品でした。
下手をすると、同原作者の「白夜行」のように暗く重い作品になりかねないところを
人情とユーモアにあふれた脚本で、抜群のバランスで見せてくれたように思います。

4.「ロスタイムライフ」
これは完全にアイデア勝ち。気楽に楽しめる作品でした。

5.「斉藤さん」
はっきりとものを言う斉藤さんというキャラクターに
しっかりと人間味を与えたところが良かったです。

今年は世間では「ラストフレンズ」とか「篤姫」 なんかが大ヒットしてましたが、
相変わらずマイペースなランキングになってしまいました。
「篤姫」は宮﨑あおいのファンとしては見逃せない大河だったんですが、
フジ版「大奥」の菅野美穂が結構好きだったので、いろいろと複雑なキャスティングで・・・。
NHKの宮崎あおい作品は「ちょっと待って、神様」はDVDまで持ってるんですけどね。

2008年心に残った海外ドラマ

「デスパレートな妻たち3」
正直第3シーズンはちょっと失速したかなという感じは否めないのですが、
それでも相変わらずのドロドロ劇場に毎回釘付けでした。

「ヤング・スーパーマン small ville」
これは今年一番の収穫。
以前から存在は知ってましたが、もっと早くから見てれば良かったです。
スーパーマンの若き日を描いているんですけど、
後に最大の宿敵となるレックスを親友にするという設定の妙が
とにかく素晴らしいです。
毎回毎回怪人と戦うパートと、ケントを中心とした人間ドラマが
描かれるんですけど、人間ドラマ部分の作りこみが半端ないです。
むしろ怪人と戦う本来のスーパーマンの醍醐味がかすむほど。

「華麗なる詐欺師たち」 
とにかくスタイリッシュ!さすがBBC!

「フォルティ・タワーズ」
今年はDVDの廉価版が出たのでついつい買ってしまいました。
ホテルを舞台にした往年の傑作コメディ。

* * *

2008年心に残った展覧会

「英国美術の現在史 ターナー賞の歩み展」 (レビューはココ
様々なジャンルの現代美術をまとめて鑑賞できる機会も
なかなかないので色々と興味深い展覧会でした。

なんとか大観ピカソには行けましたが、
今年も観にいきたいものがたくさんあったのに、
なかなか行けずちょっと残念。
bunkamuraのミレイは行きたかったなぁ。

* * *

2008年心に残った舞台

ソウルオペラ「魔笛」 (レビューはココ
とにかく度肝を抜かれるアフリカンっぷりでした。
指揮者の方の生き生きとした様子が忘れられません。

舞台といえば、年末にNHK教育でやってた
ケビン・クラインとジェニファー・ガーナーの「シラノ」は抜群に面白かったですね。
現代的なロクサーヌも良かったし、
なんといってもケビン・クラインの泣きの演技が素晴らしかった!
記事を書きそびれてしまったので、ここでちょろっと感想を書いてしまいました。

2008年色々大賞他の部門はコチラ

2007年版はコチラ

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