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2009年1月23日 (金)

2009冬ドラマ初回雑感

2009年新企画第1弾。

今までブログ上では年末のまとめのときくらいしか話題にしてませんが、TVの連続ドラマが結構好きです。

一般的なドラマだったら10話前後で1時間、朝の連ドラだったら1日15分でさらに1週間(6話ごと)で一つのまとまりを作るのを半年、などなど、割と自由に作れる映画とは違って、さまざまな縛りのある連続ドラマですが、その制約の中でどこまで素晴らしい作品が作れるのかというのを見るのはいつも楽しみです。

そんなわけで、毎クール、これはと思う作品の初回はできる限り見るようにしているんですが、とりあえず初回を見た今クールの作品の雑感をメモ代わりに残してみました。

初回を見たのは以下。

月9 ヴォイス ~命なきものの声

火10 トライアングル

水10 キイナ 不可能犯罪捜査官

木8 Q.E.D. 証明終了

木10 ありふれた奇跡

金10 ラブシャッフル

土深夜 妄想姉妹 文學という名のもとに

以下、ちょっとずつ感想。

月9 ヴォイス ~命なきものの声  

非常にもったいない作品だなぁと思います。青春ドラマとしてはとてもよくできていて、主演の瑛太と石原さとみらゼミ仲間たちとの絶妙なやりとりは面白いし、久々にドラマ出演している矢田亜希子が意外にも良い感じで見ていて楽しい作品です。

しかし!!!

肝心の謎解きがまるで面白くない!第2話目も見ましたが、やっぱり微妙なんです。法医学をテーマに死者の声を聞くというのを何度も出してくる割には実際の謎解きに法医学が全くといっていいほどからんでなくて、単に主人公が勘の良い人ってのがなぁ。しかも、謎がバレバレすぎて開始まもなくすぐに分かってしまうっていう・・・。謎解きなしで、青春群像劇にしてくれたら良いのになぁ。

火10 トライアングル

関西テレビ製作のドラマは名作が多いのですが、50周年記念として製作されているこの作品、個人的には力を入れすぎちゃったかな、という印象です。

ただキャストが豪華なのはやっぱり見ごたえがあるし、最後どうなるのかな~というのはちょっと気になります。ま、でも、1話目のラストのどんでん返しのオチは個人的にはちょっと拍子抜けな第2話だったので、最悪、あとは最終回近くだけ見ればいいかな、という風になってしまいそうな気もしますが・・・。

水10 キイナ 不可能犯罪捜査官 

海外ドラマにこの手の1話完結スタイルの謎解きもので面白い作品が多いせいか、月9とともに、海外ドラマで見たことあるような雰囲気の作品が流行ってるんですかねぇ。

菅野美穂は結構好きなんですが、あの考える仕草は一休さんですか!?天才なのか天然なのかってところで面白いキャラクターになってますよね。

出てくる事件が、不思議なもの好きとしては、特に目新しいネタでもないので、新鮮味があるかといえばそうでもないんですが、久々に渋い沢村一樹も良い感じで、キャスティングは悪くありません。謎解き部分に関しては月9よりかはこっちのほうが面白かったと思います。

木8 Q.E.D. 証明終了

これ、原作の漫画が結構面白いんですよね~。

しかし、特にドラマ化には何の期待もよせてなかったんですが、脚本が超傑作ドラマ「ちりとてちん」の藤本有紀、さらに演出も「ちりとて」の伊勢田氏と聞いては見ないわけにはいきません。

うーん、ま、可もなく不可もなくなんですが、ゲスト出演するキャストが「ちりとて」メンバーだったりファン向けのサービスがあるのはひっそりと嬉しいです。

ちなみに未だ見れてないのですが日9「本日も晴れ~」も藤本脚本ですね。一気に売れっ子脚本家ですね~。

木10 ありふれた奇跡

山田太一脚本ということは個人的にはそこまで思い入れがないんですが、連続ドラマには全然でないことで知られている加瀬亮が出演というのはやはり気になる作品です。

うーん、決してつまらなくはないんですが、昭和な香りが強い作品ですよね。ゆったりじっくり描かれる物語は良いんですけど、CMの入り方が唐突な場面が多い気が・・・。映画的にCMなしでじっくり見たいなぁと思います。

あと、若者の会話が微妙に変な気がするんですが・・・。

金10 ラブシャッフル

野島脚本の会話の面白さ(色々な意味で)がここのところますますエスカレートしてる気がするのは僕だけでしょうか。バブリーなトレンディードラマっぽさ全開でもはや半分コントみたいなノリで楽しめといわんばかりですが、この作品に限って言えば、それでも楽しめてしまう不思議なノリがあります。

あとはキャスティングがとても上手い!まさに適材適所。割と心配されたDAIGOの使い方なんかもとても良いと思います。

土深夜 妄想姉妹 文學という名のもとに

昨年も「2クール」や「クイズショー」といった良作が放送された関東ローカルな枠ですが、今回もかなりマニアックなラインでイチオシです。ちなみに今回もこの枠は公式サイトで全編配信されてます。

近代日本の文学作品をテーマにして、とある姉妹たちの官能美溢れる妄想を映像化する作品なんですが、第1回目の「みだれ髪」、すごいことになってました。深夜とはいえ、ここまでやるか!という和のテイストあふれる官能美にビックリです。

今後のラインナップだと、乱歩とか、鏡花とか、夢野久作あたりをどのように映像化してくれるのかが気になるところですが、漱石とか芥川をどう調理するのかも気になりますねぇ。

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コメント

ANDREさんがTVドラマをたくさんご覧になってるって、意外…
わたしも、珍しく連続ドラマを2作観始めたのですが、
3話を観終わって、それぞれ正反対の結果になってます。
『トライアングル』、堺雅人目当てで観たのが悪かったのか(笑)
彼云々以前の問題で、2話から既に興味を失ってしまいました。
やっぱり、ドラマは脚本とキャストの力だなぁ、と実感。
それに反して、益々目が離せないのが『ありふれた奇跡』。
こちらは、思いっきり思い入れと思い出がある山田太一作品と、
大好きな加瀬くん主演ということで楽しみにしてましたが、
あの、ゆっくりゆっくりのテンポと間合いが、
まさに、昭和のドラマをたくさん観ていた世代には懐かしく嬉しく心地よいのです。

山田さんの脚本、台詞が独特で、
特に若者の台詞に違和感もあることでしょう。
それは当時からそう思ってましたが、それも含めて
山田作品を楽しんでおります。

投稿: 悠雅 | 2009年1月25日 (日) 10時02分

>悠雅さん

ドラマ好きは意外でしたか?
確かにこれまでもほとんど記事にしてませんでしたからね。
基本的に「お話」が好きなので、
本、映画、ドラマ、漫画、舞台と形の違うメディアで
それぞれの表現方法の違いを楽しみながら
様々な物語を楽しんでます。

『トライアングル』は自分も
だんだん魅力が感じられなくなってきて、
後は公式サイトであらすじを追いかけながら
オチだけ分かればいいかな、という感じになってます・・・。

悠雅さんのところにお邪魔した際に、
『ありふれた奇跡』の記事も拝見させてもらってますが、
自分もこちらは続けて見てみようかなと思ってます。
ただ山田太一脚本にあまり親しみがないせいか、
独特の語り口調がついつい気になってしまいます。
あのゆったりとしたテンポは嫌いじゃないんですけどねぇ。

投稿: ANDRE | 2009年1月25日 (日) 23時22分

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