映画「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」
tenacious D in the pick of desitiny 2006年 アメリカ 08年7月公開 DVD鑑賞 |
劇場で見るまでもないかと思いつつ、かなり気になってた作品をDVDで鑑賞。
ロックの神に導かれ旅に出てハリウッドへとやってきたJB(ジャック・ブラック)は、ストリートで演奏していたKG(カイル・ガス)と出会い、なんやかんやの騒動の末に、2人はテネイシャスDというバンドを結成。有名ミュージシャンたちが皆同じピックを使っていることに気づいた2人は、悪魔の歯から作られたというそのピックを手に入れるために、大成功を夢見て、それが所蔵されている博物館を目指して旅に出るのだが・・・。
テネイシャスDというのは実際にコメディ俳優JBとKGの2人が結成してるバンドの名前で、TV番組などで人気を博しているらしく、ファンサービスで作られた作品といった感じの作品でしたね。本人達がとても楽しそうに演じているのが良かったです。
タレントもの映画というとお遊戯会みたいな感じになりかねたいところを、そこは流石のジャック・ブラックで、B級っぽい安っぽさも作品の魅力にしちゃって、楽しい1本だったと思います。
ただ、下ネタが結構激しい部分もあるのでその辺で嫌悪感を感じてしまうと、ちょっときつい作品かもしれませんね。
ロックにかける思いはかなり本格的で、冒頭のロックオペラなプロローグなんかは見ごたえたっぷりだし、ところどころミュージカル調にロックするシーンも笑いのネタとしてではなくて、かなり本気に作られているのも見ていて気持ちが良かったです。これは劇場の音響で観たかったかなとちょっとおもってしまうくらいでした。
でもねでもねでもね、これはロックって言ってるけど、メタル色強めなんだよね・・・。悪魔的イラストもそうだし。
ストーリーに関して言うと、ずっとそこそこまともに展開していたのに、最後の最後でストーリーがよく分からない感じで破綻して終わってしまって、ちょっと肩透かしだったんですよねぇ。
ま、ひょんなところが伏線になっていて、、「ここで、それ!?」みたいな馬鹿さ加減は笑えましたけど。
そうそうティム・ロビンスとベン・スティーラーの豪華ゲストがとても楽しそうで、これはちょっと嬉しいサプライズでした。
良い部分も悪い部分も顕著に感じられる作品なんだけど、とにかく出演者達がノリノリなので、一緒にノリノリになって観てこその作品なのではないかと。
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