« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月28日 (土)

TRAVIS@東京国際フォーラム

TRAVIS 来日単独公演

@東京国際フォーラム ホールA

2009年2月27日

 

僕が世界で一番好きなバンド、

優しさとぬくもりに満ち溢れた英国バンド、TRAVISの単独公演がありました!

しかも10年ぶり!!

フラン曰く10年ぶりだった理由は「飛行機代が払えなくて歩いてきたから」だそうで(笑)

 

昨年の猛烈に忙しかった頃にチケットが販売開始になって、かなり出遅れてしまった上、行けるかどうかも微妙だったので、もはや良い席の確保が不可能になり、だったら当日券でいいや、ということで早めに行って並んできました。

当日券販売、どこに列を作っていいのか分かりづらくて(国際フォーラムは入り口が多い)、あやうく2ヶ所に列が作られようとしていたので、スタッフの方に声をかけて、1ヶ所にまとまてもらいました。トラブルのもとですからね~。しっかりと対応していただき感謝です。

当日券ってことでちょっと不安だったものの、2階席でも、端よりではあったけど前よりだったので良かったです。音響もバランスよく聞けるし、全体が見渡せるしってことで、良しとしましょう。

ライブは、午前中に雪の舞った都内ではありますが、とにかく温かくて、最高でした☆

続きを読む "TRAVIS@東京国際フォーラム"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2009年2月26日 (木)

映画「オーストラリア」

Australia

アメリカ オーストラリア

2008

2009年2月公開

試写会鑑賞

先日、試写会に当選して観てきました。実はバズ・ラーマンは結構ファンです。

時は第2次大戦前夜。イギリス貴族夫人のサラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は1年間帰ってきていない夫を訪ねて1人、夫の働くオーストラリアへと赴く。彼女はちょっと変わったカウボーイのドローヴァー(ヒュー・ジャックマン)に連れられ、夫の領地であるファラウェイ・ダウンズにたどり着くが、彼女はそこで、何者かに殺されたという夫の亡骸と面会する。

サラは自分に残された夫の財産を守るため、荒れ果てた牧場を立て直す資金として、領地で管理する牛を売る決心をする。オーストラリアの肉牛業界を牛耳るキング・カーニーの差し金で、サラが解雇したフレッチャーらによる妨害にあいながら、ファラウェイ・ダウンズに暮らすアボリジニーと白人との混血少年ナラやドローヴァー達と共に港町ダーウィンを目指し1500頭の牛を引き連れた大移動が始まるのだが・・・。

やがて、物語は戦火に包まれるオーストラリアを舞台に大きく動き始める。

2時間45分という長大な作品なのですが、物語は大きく分けて2部構成になっていて、前半が牛を売るための大冒険&人物紹介を描いていて、後半は第2次大戦を舞台にした人間ドラマが主体になっていました。

僕はこの映画、結構好きですね~。やっぱりバズ・ラーマンとは相性良いみたいです。レトロな映像で映し出されるオーストラリア大陸の映像からラーマン節全開でした。あと、ミュージカル映画の名曲「虹の彼方に」が作品全体を貫くテーマになっていたのもちょっと嬉しかった☆

(ついでに言うと、「オズの魔法使」をほんの一部でも大画面で見られたのが何気にかなり嬉しかったっす。)

ただ、前半のつかみの部分の物語が単純なのに、まだ映画に入りきってないところで怒涛のごとく基本設定を説明されるために弱冠ついていきづらかったかなぁ。

これ、はっきりと前半と後半の物語が分かれているので、1本の映画にしないで、2つの映画に分けちゃっても良かったのではないかと思うんですよね。前半で終わっていたら、それはそれで満足度の高い作品だった気がします。3時間は長いよ・・・。

バズ・ラーマンといえば、とにかく派手な演出を好む監督さんですが、今回はそれが、オーストラリアの大自然に向けられて、広大な自然をこれでもかというくらいにバシバシ見せてくるのは大画面で見ていて気持ちよかったです。

ただ、この監督のCG使いは「ムーラン・ルージュ」もそうだったけど、「作り物」っぽさがとても強く感じられるものなので、せっかくの迫力の場面がどこか嘘っぽい映像になってしまっている場面も多くてちょっともったいない気も。

続きを読む "映画「オーストラリア」"

| | コメント (3) | トラックバック (12)

2009年2月25日 (水)

「ポーの話」 いしいしんじ

ポーの話 (新潮文庫)

ポーの話

いしいしんじ

新潮文庫 2008.9. 
(original 2005)

積読になっている本を頑張って消化中です。いしい作品、結構好きな作品も多いのですが・・・。

うなぎ女たちの子供として生まれてきたポーは、外界との接触もほとんどないまま、泥の川の中で1日を過ごしていた。しかし、ある日、彼は「メリーゴーランド」と呼ばれる路面電車の運転士と出会い、川の外の世界へ飛び出していく。

やがて、土砂降りの雨が町を襲い、ポーは「天気売り」とともに、川を下る旅に出る・・・。

河口へ向かう旅を通して、様々な人々と出会い、成長していくポーを描く。

いしい作品の中では割と人気が高いと思われる「麦ふみクーツェ」が、なんだか退屈な印象だったんですが、この作品を読んでいて、そのときと同じ印象を受けました。

なんでだろ。割と展開はスピーディなんだけどなぁ。

ポーというキャラクターにそこまで魅力を感じられなかったのが大きいんだろうなぁと思います。500ページを越える長編で、読み終えるのにかなり時間がかかってしまいました。あと、メッセージがちょっと押し付けがましいというか。

続きを読む "「ポーの話」 いしいしんじ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月24日 (火)

映画「スターダスト」

スターダスト スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

stardust

イギリス・アメリカ

2007

07年10月公開 

DVD劇賞

割と楽しみにしていたのに、映画公開直前に原作を読んで、一気に映画を観るモチベーションが下がってしまった作品。そろそろ原作の印象も薄れてきたので映画を観てみることに。

イングランドの町、ウォールはその名の通り長い壁があり、その壁の向こう側にはファンタジーの世界が広がっていた。

主人公トリスタンは、かつて父親が壁を越え、その先にあった不思議な市場で出逢った魔女の呪いにかけられている女性との間に生まれた子供。トリスタンは町一番の美女ヴィクトリアに恋をし、2人でいるときに見た流れ星を拾ってきたら自分と結婚をして欲しいと彼女に告げて旅に出る。

同じ頃、国を治める王様が亡くなり、その直前、それを拾ったものに王位を譲るとして、ルビーのペンダントを夜空に放り投げる。兄弟たちは王位継承を巡り、夜空から流れ星と共に落ちたペンダントを探す旅に出る。

さらに同じ頃、年老いた魔女3姉妹の1人、ラミアが、若さを取り戻す秘薬である流れ星を手に入れようと旅に出る。

地上に落ちて人間の姿となった流れ星のイヴェインと出逢ったトリスタンは故郷のウォールに戻ろうとするが、そんな彼らを王子達と魔女達が追いかける・・・。

これは、なんとも珍しい、原作よりも映画のほうが面白いと思える作品でした!!

原作は原作にもかかわらずノベライズ本みたいな雰囲気だった上に、エピソードが1つ1つ消化不良な感じが強かったんですが、原作の良い部分だけを見事に抽出して、テンポの良い王道ファンタジー映画を見事に作り上げていましたね~。

とにかくキャストが豪華で、、皆さん、とっても楽しそうに演じているのも気持ち良いですね~。

続きを読む "映画「スターダスト」"

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2009年2月20日 (金)

映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」

旅するジーンズと19歳の旅立ち [DVD]

the sisterhoof of the traveling pants 2

アメリカ

2008

08年8月公開 

DVD劇賞

前作「旅するジーンズと16歳の夏」が本当に素晴らしかったので、とても楽しみにしていた続編。劇場公開がかなり特殊な感じだったものの、早くもDVD化されました。

是非前作と合わせて観てみて下さい!!イチオシ作品です!
(隠れすぎな名作(特に前作)なのでちょっと声を大にして言ってみた。)

親同士がマタニティクラスで仲良くなり、生まれてからずっと親友同士の4人の少女達。彼女達は16歳の夏に、体型の異なる4人全員にフィットする不思議なジーンズと出会う。初めて4人バラバラに過ごすことになった夏休み、そのジーンズを1週間ごとに回してはくことで、4人の絆をつなごう、というのが前作の物語。

続編である今作は、19歳の大学生になった4人の夏休みを描く。

NYの大学で映像製作を学ぶティビーは高校時代から仲の良かったブライアンと一夜を共にするが、思わぬ事態に動揺する。

大学でサッカー選手として活躍するブリジットは、遺跡の発掘をしにトルコで夏を過ごすが、出発前に、父が隠していた祖母からの手紙の束を発見してしまう。

美大に通うリーナは、ギリシアにいた恋人ができちゃった結婚をすることを聞かされ、失意の中、絵のサマーセミナーで出会った男と親しくなっていく。

エール大に通うカーメンは、母親の再婚、妊娠に戸惑いながらも、地元の仲間たちと過ごす夏を楽しみにしていたが、皆が夏に地元にいないことを知り、大学の友人に誘われ、演劇のサマーセミナーに参加する。

続編ということで、大失敗の作品だったらどうしようかという不安もあったのですが、前作には負けますが、こちらもかなり面白かったです!劇場公開からまだ間もないのに、既に隠れた名作のようになっているのが非常にもったいない!!!!!

前作(2005年)と同じキャストが集ってくれているので、3年後の物語を3年後の彼女達がしっかりと演じてくれたのも嬉しかったです。

サブタイトル通り、4人が地元の仲間から自立していく姿が非常に上手く描かれていたと思います。それでいて、4人の絆も感じさせてくれるのが本当に良い。

前作では、リーナとブリジットのエピソードが薄っぺらかったんですが、今回、ブリジットのエピソードもグッと深みを増していて、リーナ以外の3人の物語がどれも見ごたえがあったのも良かったです。ただリーナは前作につづいて悩みが軽いというかなんというか・・・。

続きを読む "映画「旅するジーンズと19歳の旅立ち」"

| | コメント (8) | トラックバック (7)

映画「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた」

ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた

waitress

アメリカ

2007

07年11月公開 

DVD劇賞

アメリカでは割とヒットしたというラブストーリーですが・・・。

舞台はアメリカ南部。主人公ジェンナはダイナーでウェイトレスをしながら、絶品と評判の店で出すパイを焼いていた。彼女の夢は嫉妬深く独占欲の強い夫のもとから離れて、パイのコンテストに出場することで、密かにためていたへそくりで近々家を出ようと思っていたのだが、そんな折に妊娠が発覚してしまう。

望まない妊娠に困惑しながら産婦人科を訪れたジェンナだったが、そこで医師のポマターと出会い、やがて2人の仲は急接近するのだが・・・。

モラハラ夫から自立をはかる中のまさかのW不倫。果たして彼女の行き着く場所は?ダイナーのオーナーやウェイトレス仲間ら、個性的な人々との交流を交えながら描いていく作品。

うーん、何が残念かって、出てくるパイがいちいち美味しくなさそうなんですよねぇ。これがもっと見るからに幸せになれるようなパイだと作品の評価もググッと上がるんですが。

NYなどの都会が舞台になっていないこともあって、全体的にとても庶民的で舞台にも人物にも華やかさがほとんど感じられないのがなんだか逆に新鮮な映画だったように思います。

続きを読む "映画「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

「だまされた女 / すげかえられた首」 マン

だまされた女/すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫)

だまされた女 / すげかえられた首
(die betrogene / die vertauschten köpfe

トーマス・マン
(Thomas Mann)

光文社古典新訳文庫 2009.1.
(original 1953/1940)

新訳文庫の先月の新刊。マンは遠い昔に「魔の山」と「ヴェニスに死す」を読んでますがほとんど記憶に残ってません・・・(ちなみにどっちも映画版も見てます)。特に後者は純な高校生の少年が読むにはショッキングすぎたというインパクトばかりが残ってます。

収録されているのはタイトルの2作品。どちらも愛を描くんですが、これがまたどちらも一筋縄ではいかない恋愛なんですね。ハラハラドキドキです。

以下それぞれの感想を。

続きを読む "「だまされた女 / すげかえられた首」 マン"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」

ベスト・フレンズ・ウェディング [DVD]

my best friend's wedding

アメリカ

1997

97年10月公開 

TV放映劇賞

平日の昼間、家で何気なくTVをつけたらやっていました。そういえば、観たいなぁと思いつつ未見のまま10年以上の月日が経っていました。

ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)は学生時代からの親友で、かつて、28歳までにお互い独身だったら結婚をしようという約束を交わしたマイケル(ダーモット・マルロニー)の結婚報告を聞き、自分の彼への思いに気づく。マイケルの婚約者は、ジュリアンとは何から何まで異なる富豪の娘だという20歳のキミー(キャメロン・ディアス)。なんとかして2人の仲を裂こうとあの手この手を尽くすジュリアンだったが・・・。

何に驚いたかって、キャメロン・ディアスが出ていたこと!ジュリア・ロバーツの映画という印象が強い作品だったので、密かなキャメロン好きとしては嬉しかったです。

そしてそして、歌がとても効果的に使われていたのがとても良かった!ミュージカルではないのに、ここまで歌を魅力的に取り入れたラブコメというのもなかなか珍しいのではないでしょうか。

続きを読む "映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット 出演) [DVD]

the curious case of Benjamin Button

アメリカ

2008

09年2月公開 

劇場劇賞

公開に先立って原作を読み準備万端の中、鑑賞してきました。

物語は病床にある老女が、娘にとある日記を朗読して欲しいと頼む場面から始まる。

主人公ベンジャミンは老人の姿で生まれ、その衝撃から父親は幾ばくかのお金と共に、黒人女性クイニーの営む老人施設の玄関前に我が子を置き去りにしてしまう。

生まれながらに老化していたベンジャミンは長くは生きられないだろうと言われていたが、クイニーによって施設の老人たちに囲まれた中で育ち、成長にともなって少しずつその姿が若返っていることに気づくようになる。

あるとき船員を探していた船長のマイクに声をかけられ、ベンジャミンは彼のもとで働くようになり、やがて彼はマイク船長とともに世界を回る航海の旅に出る。

老人の姿で生まれ、若返っていくベンジャミン(ブラッド・ピット)の一生を、彼と恋に落ちるデイジー(ケイト・ブランシェット)をはじめとする様々な人々との交流の中に描き出していく。

しまった、先に原作を読まなければよかった・・・。と思ってしまいました。

結構良い映画だと思える要素が多いのに、原作の印象に引っ張られてストーリーの物足りなさが際立ってしまったというか。

ただ、久々に見たブラッド・ピットは老人~若者までを見事に演じていたし、ケイト・ブランシェット(大好きな女優さんです)も少女~老婆までを完璧すぎる素晴らしさで演じてくれていて、見ごたえは抜群。3時間近い上映時間も、ちょっと長いなとは思いつつも、そこまで気にならない作品だったと思います。

ま、ストーリーよりも、映像や、雰囲気を楽しむ作品という趣の方が強かったかなぁという印象も残りましたが。

続きを読む "映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」"

| | コメント (4) | トラックバック (21)

2009年2月14日 (土)

映画「少年メリケンサック」

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック

少年メリケンサック

日本

09年2月公開 

08年8月試写会劇賞

* * *

試写会で2008年の8月に鑑賞しました。鑑賞直後にアップした記事はこまかいところまで書くのを避けていたので、映画公開に合わせて、当時書いたこまかな感想を含めて改めて記事をアップします。

* * *

宮藤官九郎の監督・脚本作品ということで、クドカン好きとしてはまことに嬉しい試写会でした。実は宮﨑あおいもクドカンに負けず劣らず好きだったりします。

ある日、レコード会社の契約社員のかんな(宮﨑あおい)は新人バンドの発掘をしていたところ、ネット動画で圧倒的なパワーを持つ「少年メリケンサック」(峯田和伸・波岡一喜など)というバンドを見つけ、早速、社長(ユースケ・サンタマリア)に報告し、彼らをデビューさせることになる。

ところが、なんとか連絡先を見つけ、電話で話をつけて約束の場所に会いに行くと、なんとそこに現れたのは酔っ払いのおっさんアキオ(佐藤浩一)。かんなが見つけた動画は25年前の映像だったのだ。これでは話が違うと慌てて社長に連絡するかんなだったが、公式サイトで映像を流したところ、ライブ依頼が殺到しており、今さら後には引けない状態に。

アキオは、ライブ本番ギリギリまで隠しとおして、本番で最高のパフォーマンスをすれば誰も文句を言わないだろうと告げ、昔のメンバーたち(木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城)を集めるのだが・・・。という物語。

さすがはクドカンです。期待を裏切りません。かなり面白かったです!!鑑賞中も思わず声を出して笑ってしまう場面が沢山あって、劇場のあちらこちらから終始笑い声が出てるような状態でした。

宮﨑あおいの使い方がとにかく半端なく上手いです!彼女の演技の様々な抽斗を見事なまでに上手いこと引き出していて、本当に素晴らしかったです。

自分は、クドカンのドラマは全て見ていて、かなりのファンなんですが、今回、ちょっといつもよりもトーンは落とし目で(それでも十分ハイテンションなシーンもあるんですが)、映画1作目「舞妓Haaaan!!!」に比べると大分落ち着いた作品になってる印象です。

ただ、勢いがありすぎてストーリーが破綻しかかっていた前作と比べると、はるかにまとまっていて、1つの映画として十分すぎるくらいに楽しめる作品でした。メインに大人計画関係の役者もほとんど出てませんでしたし、いつものテンション高めのクドカンワールドが炸裂って感じじゃなかったので、物足りない人もいるかもしれませんけど。

そんな点を含めて、とにかく全てにおいて非常に上手くバランスのとれた作品になっていると思います。僕はかなり好きですよ☆

(以上、試写会直後に公開していた感想。以下、映画公開後まであたためていた部分)

続きを読む "映画「少年メリケンサック」"

| | コメント (0) | トラックバック (24)

2009年2月13日 (金)

映画「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」

アウェイ・フロム・ハー 君を想う <デラックス版> [DVD]

away from her

2006年

カナダ

08年5月公開 DVD鑑賞

公開時に何かの記事を読んで気になっていた作品。監督は女優のサラ・ポーリー。

結婚して44年のフィオーナとグラントは冬には雪で閉ざされてしまう人里離れた湖畔の家で暮らしていた。あるとき、フィオーナにアルツハイマーの症状が現れるようになり、彼女は自らの意思で介護施設に入居してしまう。

介護施設の決まりで、里心がつかぬよう入居後30日は会う事ができなかったのだが、グラントが1ヶ月後に施設を訪れると、フィオーナは彼のことを認識できないばかりか、同じく施設に入居している車椅子の男オーブリーと仲睦まじくする姿であった。

若い頃、勤務先の大学で生徒達と情事を重ねていたグラントはフィオーナが自分に罰を与えているのではと感じながらも、毎日のようにフィオーナのもとを訪ねるのだが・・・。

なんといってもフィオーナを演じるジュリー・クリスティがとにかくキラキラと輝いていました。恋する乙女な姿も、ちょっと落ち込み目な姿も、場面ごとに変わっていくフィオーナの内面がじんわりと表に出てくるような演技は必見。

一方のグラント、色男とはあまり思えない容貌なんですが、気のせいでしょうか・・・。

ストーリーはとしては、アルツハイマーとはいえ、すっと彼の一歩先を歩むフィオーナと、それを必死につかんでいようとするグラントの独りよがりな感じが皮肉たっぷり、切なさたっぷりといった感じでした。

続きを読む "映画「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月10日 (火)

映画「チェンジリング」

Changeling_poster2_b_4

changeling

2008年

アメリカ

09年2月20日公開 

試写会鑑賞

公式サイト

ココログのブロガー試写会に当選して東宝東和の試写室にて鑑賞。予告編を観て気になってた作品なので嬉しかったです。上画像は東宝東和様よりいただいたものです。どうもありがとうございます。

舞台は1928年のロサンザルス。主人公クリスティン(アンジェリナ・ジョリー)は、9歳の一人息子ウォルターを育てながら、電話局で働くシングルマザー。

ある日、クリスティンが急な休日の出勤から帰ってくると、ウォルターの姿がなくなっていた。翌朝、警察がきて捜査を開始し、ウォルター失踪のニュースは世間に広くしれわたるようになった。

5ヵ月後、イリノイ州でウォルターが見つかったという知らせが入り、クリスティンは駅まで迎えに行ったのだが、そこに現れたのは、ウォルターではない別の子供。しかし、その子供は自分がウォルターであることを認め、警察は事件が解決したとし、感動の親子の対面として新聞に大きく取り上げられてしまう。

その後もクリスティンはウォルターの捜査を続けて欲しいと何度も警察に懇願し、腐敗した警察の実態を訴え続ける牧師(ジョン・マルコヴィッチ)の協力も得られるのだが、彼女は育児放棄の疑いをかけられ、やがて、精神病院に入れられてしまう。

同じ頃、ロス近郊の農場で、カナダからの不法滞在の容疑で一人の少年が逮捕され、彼の口から意外な事実が語られ、事件は大きく進展するのだが・・・。

いやはや、2時間22分という長さながら、最初から最後まで画面に釘付け。ショーレースでの評価がそれほど高くない様子ですが、かなりの傑作ではないでしょうか。

これが実話だとは!という驚きの連続で、とにかく真実が知りたくて、先へ先へとグイグイと引っ張られ、完全に引き込まれてしまいました。単なる感動作でもなく、アメリカで実際に起きた社会の闇を照らし出す骨太で非常に素晴らしい作品だったと思います。

思わず目を覆ってしまうような場面も多い作品ですが(PG-12ですが、内容的に15でもいいくらいだと思う。)、イーストウッド監督作品としては「ミリオンダラー・ベイビー」よりもこちらのほうがずっと好きですね。

アンジェリナ・ジョリー、今まで観た中で一番好きです!これまでは肉体派なイメージの強い役が多い彼女ですが、今回は精神的な強さを持った母を見事に演じていました。彼女自身が母ということもあって、本当に見ごたえのある演技を見せてくれました!

続きを読む "映画「チェンジリング」"

| | コメント (5) | トラックバック (23)

2009年2月 9日 (月)

映画「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」

ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー(DVD付)

highschool musical 3:
senior year

2008年

アメリカ

09年1月公開 劇場鑑賞

割と自分の中では優先順位低めだったのですが、前2作とも観ていたこともあって、招待券を持っているという友人に誘われて観に行ってきました。いやはや、中高生への人気、半端ないですね。映画館が各回とも満席とは・・・。

イースト高校に通うトロイとガブリエラたちは高校3年になり、卒業を間近に控え、プロムや卒業アルバムの話題で盛り上がり、バスケ部長として大活躍だったトロイのもとには地元の大学からバスケ推薦の話がきて、成績優秀なガブリエラはスタンフォードの法学部など、皆の卒業後の進路も決まりつつあった。

卒業式を前に、「3年生の思い出」をテーマにミュージカル公演をすることになったのだが、今回の公演には名門ジュリアード音楽院のスカウトマンがきて、4人の候補者の中から、1人が推薦で音楽院への入学が決められることに。

そして候補者の中には学内のミュージカル公演に熱を入れてきたシャーペイ&ライアン姉弟や、作曲少女ケルシーらと並び、トロイの名前が。周囲の期待通りに地元大へバスケ推薦で入るかどうか、他の大学からのバスケ推薦の話もあり、トロイは進路に悩むのだが・・・。

いやはや、とにかく若かったです。客層も映画も。そしてとにかく全てがコテコテな映画。

ディズニー&ミュージカルファンなこともあって書き始めたら記事が長くなってしまったんですが、気にしないで下さい。

悪い作品じゃないんですが、1>2>3とせっかくの映画なのに今回が一番ものたりなかったように思います。

ただ、とっても良かったのは、舞台ミュージカルのシーンがかなりちゃんと作られた舞台で、しかも劇中劇として何度も出てくること。でも、これ、ミュージカル好きじゃないと、ちょっと好き嫌い別れそうです。

そんな点を含めて、以下どうぞ。

続きを読む "映画「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」"

| | コメント (2) | トラックバック (13)

2009年2月 7日 (土)

「ベンジャミン・バトン」 フィツジェラルド

ベンジャミン・バトン  数奇な人生 (角川文庫)

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
(the curious case of Bnjamin Button)

スコット・フィツジェラルド
(Scott Fitzgerald)

角川文庫 2009.1.
(original 1922 etc.)

本日より公開の映画版が気になったので、とりあえず原作を。近いうちに映画も観ます。

表題作を含む7作を収録した短編集です。

フィツジェラルドを読むのは中学のときに読んだギャツビー以来なので、10数年ぶりなのですが、幻想譚やら、推理ものやらを含むなかなかバラエティに富んだラインナップの1冊となっています。

映画原作になっている表題作は、なんとこれが本邦初訳なんですね。確かにフィツジェラルドのイメージにはない幻想短編ですけど。

角川文庫さんの良いところは、映画仕様ではなくて、ちゃんと同文庫から出ている他のフィツジェラルド作品に合わせてホッパーの絵を表紙に使ってくれたこと。

以下、それぞれの作品にコメントを。

続きを読む "「ベンジャミン・バトン」 フィツジェラルド"

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年2月 4日 (水)

「78」 吉田篤弘

78 (小学館文庫)

78 ナナハチ

吉田篤弘

小学館文庫 2009.1. 
(original 2005)

1月は吉田篤弘作品が2つも文庫化してくれて、小躍りしたくなるような状況だったのですが、そのうちの1冊。

小学生からの親友同士であるハイザラとバンシャク。ある夏の暑い日、2人は鉄道の終点に何があるのかを探るためにちょっとした冒険に出る。

やがて大人になった2人はSPレコードを専門に扱うレコード店で再会する。

レコード店に集った人々の物語が語られる中、楽団<ローリング・シェイキング&ジングルズ>の物語が静かに顔を出し、不思議な七人姉妹が様々なものを書く夜の塔の物語が続いていく。

78回転で回るSPレコードを巡り、駅と靴とハガキに彩られたちょっと不思議な連作短編集。

上の説明を見ても何がなにやらさっぱりだと思いますが、メインとなるハイザラとバンシャクの物語と平行して、毎回語り手を変えながらいくつかの物語が語られて、それぞれが微妙にリンクして共鳴するような構成になっているんです。

この人の書く文章は相変わらず抜群に心地が良くて、クラフト・エヴィング商會の装丁そのままのレトロモダンな世界観も健在。

どちらかという現実世界を描くエピソードが多かった前半のほうが面白かったように思います。特にハイザラとバンシャクの少年時代の話はとても良い。

続きを読む "「78」 吉田篤弘"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »