映画「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた」
waitress アメリカ 2007 07年11月公開 DVD劇賞 |
アメリカでは割とヒットしたというラブストーリーですが・・・。
舞台はアメリカ南部。主人公ジェンナはダイナーでウェイトレスをしながら、絶品と評判の店で出すパイを焼いていた。彼女の夢は嫉妬深く独占欲の強い夫のもとから離れて、パイのコンテストに出場することで、密かにためていたへそくりで近々家を出ようと思っていたのだが、そんな折に妊娠が発覚してしまう。
望まない妊娠に困惑しながら産婦人科を訪れたジェンナだったが、そこで医師のポマターと出会い、やがて2人の仲は急接近するのだが・・・。
モラハラ夫から自立をはかる中のまさかのW不倫。果たして彼女の行き着く場所は?ダイナーのオーナーやウェイトレス仲間ら、個性的な人々との交流を交えながら描いていく作品。
うーん、何が残念かって、出てくるパイがいちいち美味しくなさそうなんですよねぇ。これがもっと見るからに幸せになれるようなパイだと作品の評価もググッと上がるんですが。
NYなどの都会が舞台になっていないこともあって、全体的にとても庶民的で舞台にも人物にも華やかさがほとんど感じられないのがなんだか逆に新鮮な映画だったように思います。
出てくる夫がとにかく酷い男で、もはや何故結婚したのかさえ謎なんですが、妊娠発覚時の台詞はかなりのインパクトが。こんなこと言う人って本当にいるんですかねぇ。
華やかさがあるわけでもないし、ストーリーの奥深さがあるわけでもないんですが、W不倫の行く末が気になってしまうのか、なんだかんだで最後まで一生懸命観てしまいました。
ラスト、あれよあれよと色々なことが起こりますが、良い余韻で終わるのが良かったです。
で、「おいしい人生のつくりかた」っていうサブタイトルは確かに観ようという気は起こさせるけど、この映画のタイトルとしてはちょっと違うような気が。
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