映画「ハンコック」
hancock アメリカ 2008 08年8月公開 DVD劇賞 |
昨年の話題作(?)。てか気になるのは、このところ、ウィル・スミスは主演作品が公開されるたびに来日してません??
主人公ハンコック(ウィル・スミス)は超人的な力を持ち、様々な事件を解決するヒーローだったが、あまりにも雑な活躍っぷりに、毎回数々の2次被害を引き起こすため、人々からは疎まれ、酒におぼれる毎日を過ごしていた。
あるとき、ハンコックの活躍によって一命をとりとめた広告マンのレイ(ジェイソン・ベイトマン)はその御礼として、彼のイメージアップのためのPRを買って出ることとなる。レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)はハンコックに近づく夫を好ましく思っていなかったのだが・・・。という物語。
うーん、なんか惜しい映画でした。
まず、手持ちカメラみたいな感じのぶれる映像が見づらい。もっとストレートに撮影したほうがこの作品には合ってる気がします。
そして、ハンコックのキャラがどうも生きてない。ヒーローなのに様々なものを破壊するから町の嫌われ者って内容は、とっくに「Mr.インクレディブル」が扱っているし、そちらのほうが上手かったように思います。ハンコック活躍が大雑把なのも、そこまで面白く感じられず、個人的には序盤はかなり退屈でした。
しかし、この映画、後半になって、あまりに予想からかけ離れた展開を見せ、着地点が見えなくなり、俄然面白くなりました。(なんか、序盤は良かったのに後半がつまらなかったという意見が多いようですが、自分は逆です。)いや~まさかね~。そして、映像的な面白さも後半の方が面白かったです。もっともっと遊んでも良かったのでは?と思ってしまったくらい。
シャーリーズ・セロンが準主役のようになっているのに、ずっと地味だよなぁと思っていたんですが、最後まで観れば、なるほど納得ですね。
しかし、冷静になって考えてみるとレイはちょっと気の毒な気が・・・。
シリーズ化される可能性はちょっと低そうですが、原作のない新しいヒーロー映画を作ろうという意気込みは評価できるのではないかと思います。せっかくだから、冒険して第2弾作ってみませんか??
後半の展開が出てからのほうが物語の深みがでて、世界が広がるのに、それがあまり生かせないまま終わってしまったのがちょい残念。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画「天使の分け前」(2013.06.13)
- 映画「屋根裏部屋のマリアたち」(2013.05.29)
- 映画「ハッシュパピー バスタブ島の少女」(2013.05.27)
- 映画「リンカーン弁護士」(2013.05.06)
- 映画「偽りなき者」(2013.05.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント