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2009年5月

2009年5月28日 (木)

映画「スター・トレック」

Star Trek [Music from the Motion Picture]

star trek

アメリカ

2009

2009年5月公開

試写会鑑賞

『スタートレック』、久々のカーク船長登場の映画です。監督はテレビ界で大ヒットを飛ばし続けるJ・J・エイブラムス。

親が好きだったこともあり、オリジナルの『宇宙大作戦』や80年代の『新スタートレック』は子供の頃にビデオなどでよく観ていて、過去の劇場作品も半分以上は観ているのですが、今回の映画化はキャストも一新され、気になっていたところに上手い具合に試写会が当選して観にいってきました。

かつて突如現れた巨大宇宙船との戦いでキャプテン代理となった父親を亡くし、やんちゃの限りを尽くしていた青年カーク(クリス・パイン)は、惑星連邦の宇宙艦隊に志願し父と同じ道を歩み始める。

士官になるためのテストにおいて、それまで誰もできなかったコバヤシマルテストをクリアしたカークだったが、テストを作成したバルカン星出身のスポック(ザカリー・クイント)により不正を指摘され、謹慎処分となってしまう。

丁度そのとき、緊急事態が発生し、皆が出動することになり、カークは友人である医療担当のマッコイの機転でなんとかエンタープライズ号に乗り込むことに成功する。起こっている事態がかつて父を死においやったのと同じ巨大宇宙船によるものだと気づいたカークだったが・・・。

感情を出さず常に理性的に行動するバルカン人(地球人とのハーフ)であるスポックと反目しながらも、ウフーラ、スールー、チェコフらエンタープライズの若きクルーたちと共に、謎の巨大宇宙船と闘う若きカークの姿を描く。

いやはや、お馴染みのメンバーたちが登場するだけで、ウキウキしちゃいますね~。各キャラが最初に登場するシーンはそれだけで、「お!きた!」と思って内心大盛り上がりです。

さらにはコバヤシマルなどのネタもちゃんと登場するし、スポック氏はニヤリとさせられる台詞を発してくれるし、オリジナルシリーズや過去作を観ていた人にはなかなか嬉しいサービスがいっぱい。(スールーは音声と字幕がずれてしまっても構わないので字幕はカトーにして欲しかったなんてのはワガママでしょうかねぇ)

最近流行の「エピソード0」系の作品って実はあまり好きではないのですが、これは内容も映像も結構面白くて、やたらとスピーディーな展開含め21世紀アレンジされているものの、かなり楽しませてくれる作品に仕上がっていました。

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2009年5月27日 (水)

「その街の今は」 柴崎友香

その街の今は (新潮文庫)

その街の今は

柴崎友香

新潮文庫 2009.4.
(original 2006)

割と好きで、文庫化されたものは全部読んでいる柴崎友香作品。新しいものが文庫化したので読んでみました。

ちなみにこの作品は、芸術選奨文部科学大臣新人賞&織田作之助賞大賞を受賞し、芥川賞候補にもなっています。

主人公は勤めていた会社が倒産した後、カフェでバイトをしている28歳の女性。彼女は合コン帰りに友人と一緒に訪れたクラブで酔った勢いで盛り上がった年下の良太郎と会うようになるのだが・・・。大阪を舞台に古い写真を集め、そこに映された昔の街の風景に思いを馳せる主人公の日常を綴る物語。

柴崎作品はもともと好きですが、今回はその中でもかなり面白く読むことができました。主人公が性別こそ違えど、年齢が一緒だったので、親近感も一気にアップしましたし。

相変わらずの「何も起こらない」小説ですが、まったりと流れていく日常の中に確かに人々が生活していて、何も変わらないような繰り返しの中でゆっくりだけど何かが少しずつ変化している感じが良いですね~。

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2009年5月24日 (日)

「クレヨン王国の十二か月」 福永令三

クレヨン王国の十二か月 (講談社文庫)

クレヨン王国の十二か月

福永令三

講談社文庫 2006.9.
(original 2006)

小学生の頃に結構好きで読んでいたシリーズです。講談社文庫で第1作目が出版されたのは知っていたのですが、それが、初版出版時に削除されたという約100枚の原稿も収録したという「完全版」であることを最近知って、読んでみることにしました。

クレヨン王国のゴールデン王さまはシルバー王妃の12の悪い癖が直るまで戻らないと言って行方をくらませてしまう。小学生のユカは大みそかの晩、クレヨンたちの会話を聞き、シルバー王妃とともに、王さまを探しに12の町をめぐる旅に出ることになるのだが・・・。

最後に読んだのが大分昔なので、正直、どこが今回新たに加えられた部分なのかとかは分からないのですが、意外とストーリーは覚えているもので、新しい町に到着するたびに、「あ、この町はこんな事件が起こるんだっけ」と記憶がよみがえってきました。

こういう名作は40年以上前の作品とは思えないくらいに、今読んでも十分通用する内容で、普遍的な面白さがあったのですが、大人になってから読むと、子供の時よりも説教臭い物語だということのが気になりましたね。こういうのって意外と子供が読んだほうが気にならないんですかねぇ。

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2009年5月23日 (土)

映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディション [DVD]

my bluebery nights

フランス・香港

2007

2008年3月公開

DVD鑑賞

以前からちょっと気になっていた1本。

エリザベス(ノラ・ジョーンズ)は恋人にふられ、NYの彼の家の近くのカフェへと向かい、エリザベスはオーナーのジェレミー(ジュード・ロウ)に彼の部屋の鍵を預け、彼が店に来たときに渡して欲しいと頼む。

その後、失恋のショックの中、彼女は毎晩カフェに通うようになったが、あるとき、一人旅へ出ることを決意し、見知らぬ街でウェイトレスなどをしながら、様々の人々で出会うのだが・・・。

撮影がちょっと凝っていて、物陰からのぞくような感じのアングルで撮られているシーンが多いのですが、これ、あまり多用されるとちょっと疲れますね・・・。

あと、色の使い方が綺麗で、赤、青、緑、黄(オレンジ)なんかがとても印象的に画面を彩っていましたね。

そんなわけで、映像がとても印象に残る作品だったので、見始めたときに、もしやこのまま2人が夜のカフェで語らうのを美しく撮影するだけの映画なのでは?と危惧したのですが、意外と、ストーリーのほうもロードムービー的展開になり、魅力的な人々が豪華キャストで登場してくれたので割と面白く観ることができました。

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2009年5月22日 (金)

「パウル・クレー 東洋への夢」&「江戸浮世絵巻」
@千葉市美術館

クレーの絵がとても好きなので、ちょっと楽しみにしていた展覧会。

千葉市美術館といえば浮世絵コレクションで有名なのですが、今回の展覧会は、クレーが浮世絵から影響を受けて描いた作品をその浮世絵と一緒に展示するというなかなか面白い内容です。

展示されているクレーの作品はデッサンが中心なので、抽象的で色彩豊かなクレー作品はあまりなかったので、その辺りはちょっと残念。

ただ、この展覧会、解説が非常に充実していて、それぞれの作品の特徴や、どこが東洋絵画から影響を受けた部分なのかなどを、非常に丁寧に説明してくれていて、作品をただ観て歩くという感じではなくて、色々と「知る」ことができる内容だったのが面白かったです。

最後のほうに、僕が愛する太い線で書かれた大胆な構図の抽象画も少しだけ展示されていて、やっぱりクレーの絵は好きだなぁというのを改めて実感。

さて、同時開催の「江戸浮世絵巻」です。

当初の目的はクレー展だったのですが、同じチケットで入場できるこちらの浮世絵展。それはそれは圧巻で、都内の大きな美術館で開催されていてもおかしくない内容でした。

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@千葉市美術館"

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2009年5月19日 (火)

映画「消されたヘッドライン」

Poster01

 

state of play

アメリカ

2009

2009年5月22日公開

試写会鑑賞

先日、試写会に当選して観にいってきました。

舞台はワシントンD.C.。あるとき、黒人少年が何者かによって射殺され、現場に居合わせたピザの配達員も撃たれ重症になるという事件が起きる。同じ頃、国会議員スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)のもとで働く女性ソニア・ベーカーが出勤途中の地下鉄で謎の死を遂げる。

ソニアの死を受けて記者会見を開いたスティーヴンだったが、その会見で彼は泣き出してしまい、世間はスティーヴンとソニアが不倫関係にあったことを大きく報じる。

ワシントン・グローブ紙の記者カル・マカフリー(ラッセル・クロウ)は学生時代からの友人であるスティーヴンのことを気にかけていたが、たまたま取材をしていた黒人少年の殺害事件で、被害者の少年の携帯履歴にソニアの名前を発見し、この2つの事件の接点を求めて、ソニアの事件を取材していたWeb版担当の若い女性記者取材デラ(レイチェル・マクアダムス)と共に事件の核心を追い始めるのだが・・・。

実は応募したことさえ忘れていて、ほとんど前知識を入れずに観たのですが、タイトルに「state of play」と出たときに、「おや?」と思い、議員が記者会見で涙を見せる場面で確信。その後、調べたらやっぱりそうでした。

これ、昨年、NHKのBSで放送されてたイギリスのドラマ「ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図」(2003年BBC製作)の映画化じゃないですか!

と、その瞬間、ストーリーを全部知ってることも同時に発覚してしまったので、弱冠モチベーションも下がったのですが、最後まで割と楽しく観ることができました。人間関係がすっきりしてたり、舞台がアメリカになったことで、裏に登場する会社なんかの設定がちょっとアメリカっぽく変わってたりしてましたが、ストーリーはほぼ同じでした(記憶もやや曖昧ですが)。

この物語は事件を追うのが刑事ではなくて、新聞記者だってのが面白いですよねぇ。自分の足で、他の新聞社や警察サイドと情報の攻防戦を繰り広げながら、真実を追う面白さは映画版でも健在。

ドラマ版は1時間番組の全6話だったものが、映画だと2時間ほどで描かれるので、ダイジェスト版のようになるのではないかとも思ったのですが、意外にも「第1話」部分をかなり丁寧に描いていて、逆に観ながら、「まだ、第1話の内容だけど、このペースで2時間でまとめられるのか?」と心配になってしまうような感じ。

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2009年5月18日 (月)

「夕子ちゃんの近道」 長嶋有

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

夕子ちゃんの近道

長嶋有

講談社文庫 2009.4.
(original 2006)

第1回大江健三郎賞を受賞したことで話題となった作品。当時、長嶋作品がそのような賞をとったことにとても驚いた(良い意味で)のを覚えていて、どんな作品なのかずっと楽しみにしてました。

主人公は30代の青年。ふとしたきっかけで骨董品店のフラココ屋の2階に居候させてもらうようになった主人公が、店の常連の瑞枝さん、店長、隣に暮らす大家さん一家の娘たち夕子ちゃん&朝子さん、店長の友人であるフランス人のフランソワーズさんら個性豊かな人々と過ごす日々を描く連作短編集。

7作品+αが収録されているんですけど、文庫本の栞が特別仕様になっていて、上記の「+α」と併せて講談社さんは非常に良い仕事をしているなぁと思います。グッジョブです!

連作短編で一話ごとに焦点があてられる人物が違うものの(主人公は一貫して語り手である青年ですが)、一話進むごとに物語全体がちょっとずつ進行するので、作品的には長編の趣が強いですね。

ちょっとしたエピソードや会話、描写から、それぞれに味わい深い登場人物たちのキャラクターが生き生きと動き出して、日常的な描写が続く作品なのにまったりといつまでもこの世界に浸っていたいなぁと感じさせてくれる1冊でもともと好きな長嶋作品の中でもかなりのお気に入りとなりました。

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2009年5月17日 (日)

「白魔」 マッケン

白魔 (光文社古典新訳文庫)

白魔
(White People)

アーサー・マッケン
(Arthur Machen)

光文社古典新訳文庫 2009.3.
(original 1899/1928 etc.)

目の離せないラインナップの続く古典新訳文庫から、怪奇小説で知られるイギリスの作家マッケンの作品が。ウェールズ出身ってのがまた幻想的で良いですねぇ~。

収録されているのは5作品。うち3作品は「翡翠の飾り」という短編集から選出されたショートショート的な3作品。

いずれも主人公達が日常世界から幻想世界へと足を踏み入れていく様子を描く作品で、日常のすぐ側に広がるオカルト世界を描くものの、読んでいてそこまで「怪奇」という感じもしなかったです。全体にちょっと分かりづらい印象も強いんですが、なかなか面白い1冊でした。もうちょっと解説が充実してると理解の助けになったかなぁと思いますが、それは自分の問題ということで。

以下作品ごとにメモを。

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2009年5月15日 (金)

映画「宮廷画家ゴヤは見た」

宮廷画家ゴヤは見た [DVD]

Goya's ghosts

アメリカ スペイン

2006

2008年10月公開

DVD鑑賞

昨年、友人と観にいく約束をしていたにもかかわらず、急用が入ってしまってドタキャンしてしまい、大変申し訳なかった作品。結局チャンスを逃してしまい、ようやくDVDで鑑賞できました。

舞台は18世紀末スペイン。画家ゴヤ(ステラン・スカルスガルド)は宮廷画家として肖像画などを描く一方で、世相を風刺した版画を精力的に発表していた。あるとき、ゴヤは商人の娘イネス(ナタリー・ポートマン)と神父のロレンソ(ハビエル・バルデム)をそれぞれモデルにして肖像画を描く。

そんな折、教会による異端者の摘発が厳しくなり、酒場で豚肉を食べなかったイネスはユダヤ教徒と疑われ異端審問にかけられ、酷い拷問の末、彼女は異端者として囚われの身となってしまう。ゴヤは彼女を救う手助けとしてロレンソをイネスの父親に紹介するのだが・・・。

やがてフランス革命が起こり、ナポレオン軍がスペインに侵攻してくる中、ゴヤはかつて自らの絵のモデルとなったイネスとロレンソの2人の数奇な運命を目撃する・・・

「カッコーの巣の上で」や「アマデウス」のミロス・フォアマン監督ということで、かなり期待して観たのですが、裏切られることのない素晴らしい作品でした!

この監督の作品は扱うテーマが深く思い一方で、しっかりとエンターテイメント作品に仕上げてくれるため、「アマデウス」同様に豪華な映像も楽しめ、目の離せないエピソードの連続の中に、深く考えさせるテーマをつきつけてくるのは、本当に見事でした!

ただ、どのキャラクターもちょっとインパクトに欠けるというか、邦題の通り、ゴヤは完全に傍観者ですし、メインとなるロレンソとイネスは俳優陣の熱演によって見ごたえはあるものの、もうちょっとガツーンとくるような場面があると良かったかなぁと思います。

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「アジア新聞屋台村」 高野秀行

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

アジア新聞屋台村

高野秀行

集英社文庫 2009.3.
(original 2006)

紀行文を読むのが好きなので、特に感想をブログでは書かないものの、割とたくさん読んでます。そんな紀行文作者で有名な高野氏による青春小説(?)です(実話も多く盛り込まれたフィクションなのだと思います)。

主人公のタカノ氏は、アジア各国語の新聞を発行しているエイジアンという会社で記事を書くことになったのだが、台湾人社長が運営するその会社のあまりの混沌さと新聞を発行しているとは思えないような編集作業に驚き、編集顧問としてその会社に出入りするようになる。台湾、韓国、タイ、インドネシアなど各国から集った個性豊かな従業員たちと共に、新聞発行にいそしむ姿を描く青春記。

主人公の名前もタカノ氏だし、作中でタカノ氏が書いて後に出版されたという「タイ人気質」というエッセイは実際の高野氏の仕事だし、何よりも、描かれる会社の様子や人間模様がエッセイとしか思えないようなリアルさがあり、どこまでが本当でどこまでがフィクションなのかなと思ってしまうほどに、「実録モノ」っぽい作品でした。

高野氏が自らの経験を非常に上手く物語に取り入れているので、アジア各国の気質の違いなども、エッセイを読んでいるような面白さがありました。

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2009年5月12日 (火)

映画「あぁ、結婚生活」

あぁ、結婚生活 [DVD]

married life

アメリカ

2007

2008年公開

DVD鑑賞

GWに気軽に見ようと思ったらそこまで軽くもなかったっていう・・・。

舞台は1940年代のアメリカ。会社を経営しているハリー(クリス・クーパー)は美しく若い未亡人のケイ(レイチェル・マクアダムス)と親しくなり、親友のリチャード(ピアーズ・ブロスナン)に彼女のことを紹介する。ハリーは長年連れ添った妻のパット(パトリシア・クラークソン)には自分しかいないと思うと、なかなか離婚を切り出せず、そんな状況を打開するために、ある日彼は妻の殺害を決心する。一方、リチャードもまたケイの美しさにひかれ、ハリーの目を盗んで彼女に近づくのだが・・・。

古きよきアメリカを舞台に描かれるちょっとスリリングなサスペンスかと思いきや、そうでもなくて、もっと捻ってくるのかなぁと思ったストーリーもかなりストレートに終わってしまった為、可もなく不可もなくといった印象で終わってしまいました。

もうちょっとヒッチ・コック的なものを期待したんですけどねぇ。それか、「エデンより彼方へ」みたいなのとか。

レイチェル・マクアダムズは「きみに読む物語」のときは綺麗だなぁと思ったのですが、今回は男達を虜にする未亡人にしてはイマイチ魅力不足な印象。スカーレット・ヨハンソンあたりに演じて欲しかったかなぁ。

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2009年5月 9日 (土)

「お化け屋敷で科学する! 恐怖の研究」@日本科学未来館

Obake_2

GWは終わらせなければいけない仕事があったので、結構バタバタしていたのですが、連休最終日の6日に友人達と遊びに出かけてきました。

赤坂のスウェーデン料理店にてランチの後、お台場へ移動し、科学未来館へ。その後はジョイポリスで遊んで、小香港で夕食を食べて帰るという、10代的お台場満喫プランで楽しんだアラサーグループな我々でした。

さてさて、そんな「恐怖の研究」展です。

祝日ということもあり、雨天にもかかわらず展示室の入り口には長蛇の列ができていて、入場するまでに30分ほど並びました。

会場は大きく2つのエリアに分かれていて、前半が体験編とでも言うべき、お化け屋敷で、後半が解説編といった感じで、脳科学に基づいて人が恐怖を感じるメカニズムを解説するエリアになっていました。

入場前は何故好き好んでお化け屋敷なぞに来てしまったのかと、やや後悔もあったのですが、腰が抜けるほどというわけでもなかったので、無事帰還できました。

さて、後半の解説エリア。つまらなくはないのですが、かなり物足りなかったです。

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2009年5月 7日 (木)

映画「情愛と友情」

情愛と友情 [DVD]

brideshead revisited

イギリス

2008

日本未公開

DVD鑑賞

どう見ても、当初は劇場公開用に準備していたとしか思えないやたらと立派な公式サイト(コチラ)のある未公開英国作品。英国文芸モノ映画ファンとしては見逃せない1本です。

原作はちょっと前に読んだイーヴリン・ウォーの『回想のブライズヘッド』(『ブライズヘッドふたたび』)。英国では80年代にBBCが製作したドラマが大好評を博したそうで、今回の映画化は、エマ・トンプソンが出演しているということで、ちょっと楽しみにしてたのにまさかの未公開。ちなみに監督は『キンキー・ブーツ』のジュリアン・ジャロルド。

ロンドンのパディントンに父と2人で暮らす主人公のチャールズ(マシュー・グード)はオックスフォード大に入学することになり、そこで自分とは身分の違う侯爵家の子息であるセバスチアン(ベン・ウィショー)と知り合い2人は親友となる。やがてリチャードはセバスチアンの実家であるブライズヘッドという豪邸を訪れるようになり、魅力的なセバスチアンの妹のジュリア(ヘイリー・アトウェル)にひかれていく。

ブライズヘッドに暮らすフライト家では、敬虔なカトリック教徒である母親(エマ・トンプソン)が強い影響力を持って君臨しており、4人の子供達の中でもセバスチアンとジュリアはその呪縛からは逃れようと、カトリックから離れた生活をしようとしていた。あるとき、同じように母の呪縛から逃れるように愛人と2人でヴェネチアで暮らしているセバスチアンの父親のもとで過ごしていたリチャードはそこでジュリアと急接近するのだが、その場面をセバスチアンに目撃されてしまう。同性愛的愛情でつながれたセバスチアンとの関係や、美しい妹のジュリアとの関係の中で、そして、ブライズへッドを支配する母によるカトリックの影響下で無神論者であるリチャードが目撃するこの家族の辿る数奇な運命を描き出す。

うーん、原作どおり宗教色の強い作品なので、全国公開はちょっと厳しかったかもしれませんが、立派なお屋敷やヴェネツィアなど映像も楽しませてくれるので、ミニシアターでも公開して欲しかったですねぇ。

原作を読んでから観たのですが、全体的にセバスチアンとの関係とこの作品の肝であるカトリックの信仰問題の部分に大きく焦点をあてた映像化で、エピソードの選択もなかなか上手かったと思います。ただ、セバスチアンがメインになってしまって(確かに彼は面白いキャラクターなのですが)、ジュリアとの物語が割とあっさりしてしまったのがちょっと残念。ま、2時間程度で収めるとなると仕方ないのかもしれませんが・・・。

原作本は上下巻だったのですが、上巻エピソードは結構しっかり描かれたものの、下巻エピソードはラストのブライズヘッドでのクライマックスを描くために、かなり大胆にカットされてしまっていて、あまりのカットっぷりに内容が分からなくなる人もいるのではないかと思うくらいでしたね・・・。

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2009年5月 5日 (火)

映画「昼下りの情事」

昼下りの情事 [スタジオ・クラシック・シリーズ] [DVD]

love in the afternoon

アメリカ

1957

TV鑑賞

まさに昼下がり、なんとなくテレビをつけたらちょうど始まるところで、見たことのない作品だったので、そのまま最後まで。BS2で「おしゃれ泥棒」とあわせてヘップバーン2本立てだったみたいです。

舞台はパリ。チェロの勉強をしている主人公アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)は私立探偵の父親と2人暮らし。彼女は父の探偵資料に登場するプレイボーイのフラナガン(ゲイリー・クーパー)のことが気になり彼に近づこうとするのだが・・・

ビリー・ワイルダー×ヘップバーンだったら「麗しのサブリナ」のほうが好きですねぇ。つまらなくなはないのだけれど、なんかまるで内容がないというか。

ただ、この頃の映画って、今だったら完全にお気楽なロマコメになるであろう内容の作品でもあってもどこか品がありますよね。そういう意味でもオードリーのかもし出す雰囲気は今の女優さんで同じポジションにいる人はいないなぁというのも強く感じられました。

あと、オードリーは衣装もなかなか可愛らしくて良かったです。

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2009年5月 2日 (土)

「空ばかり見ていた」 吉田篤弘

空ばかり見ていた (文春文庫)

空ばかり見ていた

吉田篤弘

文春文庫 2009.1.
(original 2006)

1月に吉田作品が2作文庫化されたうちの1冊。1冊はすぐに読んだのですが、まとめて読んでしまうのはもったいなくてしばらく積読になっていました。

そういえば、このところ僕のイチオシだった「つむじ風食堂」が、なにやら脚光を浴びているらしく、どの書店でも平積みになっています。好きな作品なので嬉しいのですが、何故今頃になって!?という気も。

かつてパントマイムの修行をしたという変わった経歴を持つ床屋のホクト。彼はあるときたくさんの人の髪を切りたいと鋏を持って旅に出る。流浪の床屋をモチーフに描かれる12話の連作短編集。

この作品の面白いのは、ホクトが主人公と言うわけでもないし、世界観の設定が同じわけでもなく、ホクト氏はときにファンタジーの世界に現れたり、作中に登場する物語の登場人物だったりと、その登場の仕方が作品ごとに異なっているところ。

次はどのような形で彼が現れるのかワクワクしながら読みすすめちゃいました。

吉田篤弘氏の書く文章はあいかわらずとても温かくて、構築する世界観も素晴らしく、読んでいてあまりの心地の良さに、いつまでも作品世界に浸っていたいと思わせてくれますね~。

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