映画「昼下りの情事」
love in the afternoon アメリカ 1957 TV鑑賞 |
まさに昼下がり、なんとなくテレビをつけたらちょうど始まるところで、見たことのない作品だったので、そのまま最後まで。BS2で「おしゃれ泥棒」とあわせてヘップバーン2本立てだったみたいです。
舞台はパリ。チェロの勉強をしている主人公アリアーヌ(オードリー・ヘップバーン)は私立探偵の父親と2人暮らし。彼女は父の探偵資料に登場するプレイボーイのフラナガン(ゲイリー・クーパー)のことが気になり彼に近づこうとするのだが・・・
ビリー・ワイルダー×ヘップバーンだったら「麗しのサブリナ」のほうが好きですねぇ。つまらなくなはないのだけれど、なんかまるで内容がないというか。
ただ、この頃の映画って、今だったら完全にお気楽なロマコメになるであろう内容の作品でもあってもどこか品がありますよね。そういう意味でもオードリーのかもし出す雰囲気は今の女優さんで同じポジションにいる人はいないなぁというのも強く感じられました。
あと、オードリーは衣装もなかなか可愛らしくて良かったです。
ストーリー的には、何も知らない純情な乙女がプレイボーイ(しかも親子くらいの歳の差!)にハマってしまうという内容で、なんかラストもハッピーエンドなんだか、新たな苦悩の始まりなんだかって感じでしたねぇ・・・。父よ、本当にそれで良いのか!
個人的にかなり良かったのは、「魅惑のワルツ」を奏でる楽団たち。この映画の魅力の半分くらいは彼らかもしれない、と思ってしまうほど。
* * *
参考過去レビュー
ワイルダー監督といえばこの作品でしょう!
見終えた後の衝撃はかなりのものでした。
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