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2009年8月 1日 (土)

来日ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」

West Side Story
50th Anniversary World Tour

@オーチャードホール

2009.7.31

トニー:チャド・ヒリガス

マリア:ケンドール・ケリー

 

ついにミュージカルの夏が到来しました!!

この1ヶ月、この「ウェスト・サイド・ストーリー」50周年記念ツアーを皮切りに、「コーラス・ライン」、「RENT」と熱い来日公演が続きます!!そんなわけで8月は特別ミュージカル月間として、いつもよりミュージカル系の記事が多めにアップされる予定です☆

さて、「ウェスト・サイド・ストーリー」といえば、映画版があまりにも有名ですが、以前から舞台版も観たいなぁと思っていたので、今回ついに念願かなっての観劇となり非常に楽しみにしていました。でもって、あまりに楽しみにしていたあまり、数日前から指をならして歩いたり、できもしないのに片足あげたりしちゃってました(笑)

舞台はNYのウェストサイド。不良少年たちジェット団の縄張りにプエルトリコ移民の少年達によるシャーク団が入ってくるようになり警察の目を盗んでは激しい抗争が繰りひろげられていた。

そんなとき、ダンス大会が行われることになり、その会場で、かつてジェット団のリーダーだったトニーと、シャーク団リーダー、ベルナルドの妹マリアが恋に落ちてしまう・・・

鉄骨メインのシンプルなセットの背景に白黒のNYの街の写真が映された舞台に、カラフルな衣装が映えて、シンプルながら見ごたえのある演出。セットの移動も多くてなかなか面白かったです。

舞台で見るとストーリーが直球ストレートに「ロミオとジュリエット」をそのまま踏襲しているのがよく感じられますね。しかし、そこに移民社会のかかえる問題なんかも見事に盛り込んで、50年前の作品ながら、現代にも十分通じる普遍的なメッセージを詰め込んでいるのは、もう見事としか言いようがありません。

以下舞台の流れに沿って簡単な感想を。

冒頭のプロローグ。

実はちょっと肩透かしでした。踊りは確かにすごいのですが、あの映画版のオープニングの完成しつくされたかっこよさにはかなわなかったというか。なんか舞台を観たことで映画版のオープニングの完成度が高すぎだということを再認識しちゃいました。

しかし、この冒頭場面もそうですが、基本的にダンスのみで表現される場面の多い作品で、一方で、トニーとマリアは完全に歌担当になっていてほとんど踊らないので、歌い手と踊り手が分業されているところがなかなか面白い作品だなと思いました。

で、ストーリーは続くのですが、この後、

ダンス会場での「マンボ!」

マリア

トゥナイト

アメリカ

クール

と矢継ぎ早に続く流れが、ひたすらメインディッシュの続くコースのような感じで、クライマックスの連続!あっという間に時間が過ぎていきます。

ダンスの場面は、周囲の人々がどんどん背景と化して、2人だけの世界になるのが映画版の演出だとやや安っぽいんですが、この舞台はとても自然で印象的に作られていましたね~。

そして、Wキャストになっていますが、今回のトニーとマリアは経歴を見ると2人ともオペラ出身のペアだったため、歌い上げる場面はものすごい聴きごたえ。ただ、ミュージカルはマイクを通してしまうため、特にトニーの歌い方がマイクと相性が悪い感じがして、どちらかというと生歌で聞きたかったかなぁと思いました。あと、このトニー氏、ちょっとなよっとしてませんでしたか??

そしてアメリカ。

今回の舞台、アニタを演じた役者さんが歌も踊りも素晴らしかったので、本当に見ごたえのある場面に仕上がってました!!欲を言えば、掛け合いの相手になるロザリアが完全にアニタに食われてしまっていたので、もうちょい張り合ってくれると嬉しかったかなぁ。

でもって、クール。

これカッコイイですよねー。映画だとアメリカとクールは挿入される場所が変わってるんですが、舞台だと連続して演じられるんですね。この流れにはただただ圧巻。

でもって、いかにも幕になりそうな豪華なナンバーである2回目の全員コーラスの「トゥナイト」のあとで衝撃的な決闘があって1幕終了。自分、てっきり「トゥナイト」で幕だと思っていました。この「トゥナイト」、最後のほう、もはや字幕が諦めモードに入っていて、何も表示していないのがちょっと面白かったです。

1幕の中盤がソング&ダンスでせめたのに対して、2幕は劇中心という感じで、一気にドラマが展開。

そんな2幕で印象的だったのは「サムウェア」。

対立してる団の垣根を越えて、それまでのカラフルな衣装から皆が真っ白な衣装に身を包んでダンスをする場面はとても幻想的で平和で、とても力強いメッセージが感じられました。

 

と、2幕はかなりあっさりした感想になってますが、ドラマ部分の見ごたえがあって、1幕以上に緊迫感を持って見ることができましたよ。

と、色々書きましたが、とても面白かったです!

でもって映画版を改めて観たくなっちゃいました☆ 

現在、ブロードウェーで新しく上演されてるバージョンはオリジナルの脚本家の意向でプエルトリコの人々がスペイン語で歌ってるんですよね。そちらも気になる!!!

そしてもらったチラシの中に、来年の夏に「In the hights」の来日公演があるとの情報が!去年のトニー賞の授賞式を観て以来観たいなぁと思っていた作品なので、これはとても嬉しいですね!!楽しみ♪

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